読書が苦手な私って
私は本を読むのが苦手だ。何が苦手って、難しい言葉をたくさん使って状況だったり心情だったりを伝えることをこちら側が頑張って解読しようとするあの作業が苦手なんだ。それに、本を読んでみるものの、体感30分くらい経ったはずなのに5分しか経ってなかったり、ページは2ページくらいしか進んでなかったりと、この本を読み終えるのに一体何年かかるんだという壮絶な戦いのような気持ちも芽生える。それでも本を読もうとするのは、本が好きだからだ。お前たった今読書が苦手だとずらずら並べておいて次に何を言い出すかと思えば本が好きだなんて舐めたマネしやがってこのっ!って飛び掛かってくる所までは想像が出来た。私が好きなのは本の内容じゃなくて、あの物体そのものが好きなんだよ。なぜかはわからないけど、あの物体が好きなんだ。人間は好きなものについてとことん知りたくなる。だから私は頑張って読書をして本を知ろうとしてるんだ。
私がなんとか頑張り読書をしていると、会話の中に「ジャックと豆の木」が出てきた。昔はよく図書館で紙芝居で読み聞かせしてもらったなぁなんて思っていた。そうだ、昔は本を読むのが好きだったんだ。図書館にも何度もお世話になったし、あの頃は話の続きが気になって気づいたら物語が終わってたんだ。なのになぜ今はこんなにも苦手になったのだろう。なんて自己を今更見つめ直したところで世界は平和になることはないし、そもそも私が苦手なのは難しい言葉をこれでもかと使いまくる万葉集みたいな本が苦手なのだ。日本語のはずなのに解読しないといけない、私は日本人の母と日本人の父から生まれたジャパニーズピーポーなはずなのにどうして自国の言語を解読せねばならないのだ。って思ったところで脳みそは完全におしゃべりモードに入ってしまい、私はこれ以上読書が続かないと判断して、栞を挟んでそっと本を閉じた。
そして本を読めないくせに書こうとするこの甘い脳みそも、これ以上話が続かないと判断してこの私の独り言に句点を残したとさ、めでたしめでたし。




