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第15話「灯台の誓い」

雪に包まれた港町。灯台の光が白銀の波止場を揺らめかせ、二人の影を長く伸ばしていた。拓海は深く息を吸い、凍える指先で美咲の手を握る。その温もりは、幼少期の記憶と今の決意を一つに結びつけるものだった。


「約束、絶対に守る」

拓海の声は、冷たい風の中でも揺るがず、美咲の胸に直接届いた。彼女の瞳は、喜びと安堵、そして少しの涙で輝く。灯台の光が雪に反射し、まるで二人を祝福するかのように揺れる。


過去の記憶が、胸に鮮やかに蘇る。肩を寄せ合った秘密基地、灯台の下で交わした笑い声、手を握った幼い日の約束。すべてが、今この瞬間、現実として結びついた。


美咲もそっと手を握り返す。冷たい指先の中に伝わる拓海の温かさに、孤独や不安は溶け、希望と愛情が満ちていく。雪が頬を撫で、波の音が心を揺らし、潮の香りが二人を包み込む――五感すべてが、幸福と決意を確かに伝えていた。


「これからは、ずっと一緒に」

美咲の声が小さく響き、拓海はその言葉を胸に刻む。時間の制約も、過去の後悔も、すべてはこの瞬間のためにあったのだと感じる。


灯台の光が雪景色に反射し、港町を優しく照らす。二人の影は重なり、揺れる光の中で一つとなる。胸の奥で涙が溢れ、笑顔と幸福が一度に押し寄せる。


幼少期の約束は、今、現実として形を成した。雪に包まれた港町で、二人の心は永遠に結ばれ、光と希望の中に静かに漂った――。


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