黒き魔王のビーフンブラシ
前書き
「ノイズの排除」こそが、文明の次なるステップである。
黒木万桜にとって、世界は効率の悪いノイズで満ちている。
安価な食の空間で起こる「動画テロ」、客が「無料」と誤認して空間を占拠するコンビニのイートイン。これらはすべて、「不純な匿名性」と「非合理な感情」が生み出す「二次ノイズ」である。
大学の学食の一角で、万桜の目の前には、遠隔操作されるロボットアーム「シリコン・シェフ」が、師である寿司職人・葛城幸四郎の「職人の哲学」を「論理の握り」として再現していた。
そこに持ち込まれた、ゼネコン社長茅野淳二の「経営危機」という名のノイズ。
万桜は、ビーフン刷毛と調味料パレットの課金、そしてブロックチェーンという、冷徹な「論理の武器」を提示する。すべては、客の「損をしたくない」という感情を逆手に取り、「倫理的な行動」へと強制的に最適化するためのシステムだ。
「ノイズを許さない論理の番人」である万桜の革命的な思考は、食体験から空間利用、そして社会的な倫理観まで、すべてを「合理性」という定規で測り、現代の「不純なシステム」を根底から作り変えようとしていた。
これは、「秩序」を求める天才と、「誤謬」こそを愛する兄妹の哲学が、日本の日常風景の中で激突する、「文明シフト」の物語である。
2019年2月下旬。甲斐の国大学、学食にて。
昼時、広大な学食の一角に設けられた、ガラス張りの特設ブースが、喧騒の中でひときわ異彩を放っていた。
ブースの内部はがらんどうで、あるのは最新鋭のロボットアーム「シリコン・シェフ」のみ。アームを制御しているのは、遠隔地のクラウドコンピューティング上にある人工知能だ。
ブースの壁面に設置された大型モニターには、職人服姿の寿司職人、葛城幸四郎が映し出されていた。彼はもはや、厳しい姿勢で握る必要はない。葛城幸四郎は、自宅かどこかの安楽椅子に深く座り、リラックスした様子で、人工知能が生み出す「論理の握り」を監視している。
職人の技は、「葛城の哲学」というデータセットとなり、人工知能によって「純粋な合理性」として再現される。一貫一貫、シャリの握りの強さも、温度も、すべてが完璧に最適化されていた。
500円前後で提供される寿司御膳は、ネタの鮮度、シャリの握り、そしてその価格設定のすべてが、学生たちや研究員たちにとって、「奇跡の定食」であった。
「いやなぁ、なんちゅうか、動画テロってやつで、ウチの子会社が被害に遭ってんねん。なんか、いいアイデアないか黒木くん」
万桜が、寿司御膳の順番を待つ間、茅野建設社長の茅野淳二に泣きつかれていた。茅野建設は、最近、大手飲食チェーンに投資したばかりで、巷を騒がす「唾液ノイズ」に起因する、SNS炎上の波をまともに受けていたのだ。
万桜は、テーブルに肘をつき、なんということはないように答える。
「アレだろ、調味料の容器に口つけるとか。じゃあ、売ればいいじゃねえか。醤油も爪楊枝も」
彼にとって、問題は極めて単純だ。共有しているものに触れるのが問題なら、共有を廃止し、すべてを使い切りにすればいい。醤油は小分けのパック、爪楊枝はレジで買う。「ノイズの発生源」を、金銭的対価でフィルタリングする、彼の極めて合理的で冷たい発想であった。
その時、彼の目の前が華やいだ。
葛城幸四郎が操作するシリコン・シェフが作り上げた、目にも鮮やかな寿司御膳が運ばれてくる。
そして、その傍らには、寿司皿と同じくらい注意深く配置された、奇妙なセットが運ばれてきた。それは、小豆大の調味料が注がれた多数の小皿と、その隣に並べられた、ビーフン(米粉麺)で出来た、筆のような刷毛が複数ついた皿である。
醤油、煎り酒、抹茶塩、焼き塩、梅醤──。
それぞれの小皿には、寿司のネタに最適な「最適化された調味料」が、必要な量だけ配置されている。そして、それらを塗るための「ビーフン刷毛」は、一度使ったらそのまま食べられる、あるいは自然に溶けてゼロウェイストとなる、究極の個別化ツールであった。
万桜は、その光景を無言で凝視した。それは、彼の「すべてを使い切りにしろ」という極端な提案を、さらに「洗練されたノイズゼロ」の次元に引き上げた、葛城幸四郎と人工知能の芸術的な解決策であった。
「……なるほどな」
万桜は、ビーフン刷毛を手に取り、マグロに煎り酒を塗った。彼の顔には、幼馴染の「誤謬」によって生じた驚きとは違う、「完璧な合理性」がもたらす、静かな感動が浮かんでいた。
「寿司の醤油ってつけづらいだろ? だから、葛城さんは刷毛で客に合わせて塗ってたんだが、この数だ」
万桜は、そう言って、ごった返す学食の喧騒を見渡す。目の前のシリコン・シェフが、この環境で、いかに効率的かつ完璧な体験を提供しているかを証明していた。
「さすがに、ここにゃ動画テロするようなバカは居ねえ。村八分にされるからな。だけど、寿司の醤油は不便だろ? 煎り酒や、塩がいい時だってある。そこで商品にしてみたんだ」
万桜は、目の前に並んだ、小皿と刷毛のセットを指し示す。これは、万桜の「ノイズの排除」という論理と、葛城幸四郎の「職人の最適解」という哲学が、人工知能技術によって融合した、究極の食体験であった。
「まず、寿司はネタによって『最適化された調味料』が違う。醤油一辺倒じゃ、素材の『純粋な旨味』を殺す。この小皿は、それを解決する『調和のパレット』だ」
万桜は、調味料の用途を、簡潔な論理で説明する。
「たとえば、この煎り酒。これは、白身魚や、イカ、ホタテのような淡白で繊細なネタに塗れば、ネタ本来の微かな甘みを最大限に引き出す。口の中で醤油の『強いノイズ』を生み出さずに、旨味を『最適化』する」
「そして、抹茶塩や焼き塩は、赤身のトロや穴子、サバのような脂の乗ったネタの『熱』を抑え込み、後味をクリアにするためのものだ」
調味料の多角的な配置は、食体験の「多層化」を意味していた。
彼は次に、ビーフンで出来た刷毛に目を向けた。
「そして、動画テロという『不純なノイズ』の発生源である共有容器を完全に廃止する。このビーフンの刷毛は、一度使ったらそのまま口に運べる」
「口に…運べるのか?」
茅野淳二が、呆然と刷毛を見つめる。
ビーフン刷毛の根本は、米粉を極度に圧縮した小さな軸となっており、それが調味料の小皿のフチに開けられたスリットへ、まるで小型のクリップのように「カチッ」と差し込まれていた。刷毛と調味料の小皿が、使用する瞬間まで完全に一体化し、共有されることなく「個別所有」されている状態だ。
万桜は、そのうちの一本を、何の力もいらずにサッと引き抜いて見せる。
「そうだ。米粉麺だから、食べるか、あるいは、熱で溶ける。そして、食事が終わったら、この刷毛を、皿に残った調味料ごと、熱い出汁割り番茶に浸す」
万桜は、この刷毛を優雅に持ち上げ、最後に吸い物にするという、驚くべき「ゼロウェイスト・ソリューション」を提示した。
「つまり、寿司を食うという『行為』の後に、調味料の『残りカス』と、刷毛という『ゴミ』が、熱い出汁によって『吸い物』として再構築され、『調和』と『完全な終焉』を迎える。これこそが、葛城さんの言う『ノイズゼロの食体験』だ」
万桜は、ビーフン刷毛でマグロに煎り酒を塗りつけ、一口で頬張った。彼の言葉通り、口の中で不純物は何一つ残らなかった。
「すべての『不便』、すべての『不純』、すべての『ゴミ』を、『新しい価値』へと昇華させる。俺が言った『売れ』よりも、遥かに洗練された、『文明シフト』だ」
万桜の顔には、この「合理的すぎる芸術」への深い賛嘆が浮かんでいた。茅野淳二は、自分の子会社が抱える問題を、この「ノイズゼロ・システム」が瞬時に解決していることを悟り、ただ感嘆の息を漏らすしかなかった。
「この調味料パレットは、130円だ。人間ってのは金払うと、使わないと損するって思い込む」
万桜はそう言って、煎り酒、抹茶塩、梅醤の小皿が3分の1ほど残ったまま、寿司御膳を食べ終えた勇希たちの方を向く。
勇希は、残った調味料の小皿と、手元のビーフン刷毛を交互に見つめた。確かに、この精巧な「調和のパレット」の三分の一以上を「吸い物」に回すのは、もったいない気がする。ビーフン刷毛を最後に食べるにしても、調味料の残滓を捨てるのは、理屈を超えて惜しい。
「う、万桜。マグロの漬けを二貫追加で…」
勇希が、会計を気にする素振りも見せずに、即座に再注文をした。彼女は、残った煎り酒を無駄にしたくないという、無意識の「損失回避バイアス」に、あっさりと屈したのだ。
「あたしも、縁側の握り追加。梅醤が余ってるから」
莉那もまた、その合理的「消費」の判断に続いた。システムは、完璧に機能していた。
「なるほどなぁ、売上に直結するんかいな」
目の前の光景を目の当たりにした茅野淳二は、深く感心した。「ノイズの排除」が、そのまま「追加の需要」を生み出しているのだ。
万桜は、手を叩き一つ頷き、学食という安価な空間に潜む「不純なノイズ」に対する、さらなる対策を口にする。
「お茶や漬物は席料に含める。20分経過するごとに茶が出る。俺ね、飯屋で長っ尻するやつ嫌い。安価で提供するから傲慢な客が生まれる。なら、席料を発生させて金を取ればいい。無意味な居座りは、高い対価を取ればいい」
彼の言葉は、まるで飲食店の「論理的革命」であった。彼の提唱するシステムは、回転率の向上を「客の行動様式への課金」によって実現する、極めて冷徹な合理主義に基づいている。
「20分ごと、か…」
茅野淳二が唸る。そのシステムは、客に「もう出る時間か」という無言のプレッシャーを与える、時間そのものへの課金であった。
「客の滞在時間も『最適化』するってわけか。すごいな、黒木くん」
万桜は、追加で運ばれてきたマグロの漬けに、残った煎り酒をビーフン刷毛で塗りながら、無感情に応えた。
「安価な飲食というものは、時間と空間の価値を客に見誤らせる。だから、その価値の対価を、明確に請求する。ただそれだけだ」
彼にとって、「食」も「空間」も、すべては「効率化」の対象であった。
「理想を言えば会員制だよ。匿名だから舐めたマネすんだから。舐めたマネすれば、チェーン店で軒並み出禁。自分で自分を不便にする。そのうち買い物もできなくなる。村八分のシステム化だな」
万桜にとって、客という「外部」からもたらされる不可解なノイズは、絶対悪である。彼は、そのノイズ発生源を、社会的な信用という側面から、根こそぎ断ち切ろうとする、極めて冷徹な思考を持っていた。
茅野淳二は、その冷酷なまでに合理的な発想に背筋が凍った。彼の瞳の奥には、地球規模のエネルギー問題から食体験の「絶対的秩序」まで、すべてを「論理」で支配しようとする、確固たる魔王の存在を認めた。
「それやると、ふらりと入れる店が激減するわよ黒木」
舞桜は、出汁割り番茶の吸い物を優雅に啜りながら、呆れたようにたしなめた。彼女にとって、「誤謬」や「ノイズ」こそが文明の起爆剤である。万桜の完璧な排除論は、その「変異」の余地すらも奪う、冷たすぎる論理であった。
「俺は理想を掲げるマクシミリアンくんじゃねえから、そのあたりはボッチの兄ちゃんに任せるよ。ポイントカードとかで、客についてはある程度は把握出来ると思うぜ?」
万桜は、「絶対的理想」から「現実的妥協点」へと、一気に舵を切った。彼の目的は、理想の実現ではなく、あくまで「ノイズの最小化」である。
「いいかい、人間ってのは損したくねえんだ。貯まったポイント帳消しってだけで抑止になるぜ」
彼は、言いながら、ふと、その抑止力に潜む「手違い」というノイズに思い至った。システム側のミスでポイントが消失したり、客が「不正な消失だ」と騒ぎ立てたりする、感情的なノイズだ。
「ただし、だ。このポイントシステム自体が『ノイズの源』になっちゃ困る。だから、ポイントの管理はブロックチェーンに載せる」
茅野淳二の目が丸くなる。ゼネコン社長は、最先端技術に明るいが、飲食チェーンにブロックチェーンを適用するという発想はなかった。
「改竄不可能な台帳で、客のポイントの履歴を完全に保証する。そうすれば、『ポイントが消えた』とか『不正に減った』とかいう、無意味なクレームというノイズが完全に消える」
万桜の論理は、ただの抑止力では終わらなかった。抑止力を生み出す「システム自体の信頼性」までをも、同時に最適化しようとしていたのだ。
「さらに、不正行為があった場合、その『不正の履歴』も改竄不可能なままチェーンに刻まれる。チェーン店側は、『不正行為の明確な証拠』を突きつけられる。客は、『証拠が残る不可逆性』を知っているからこそ、行動を自制する」
ブロックチェーンは、ただの技術ではなく、万桜にとって「ノイズを許さない論理の番人」であった。
「つまり、客の『損をしたくない』という感情と、『履歴は永遠に残る』という技術的確信が、『倫理的な行動』という結論を導き出すってことか…」
茅野淳二は、万桜の頭脳が生み出す、冷たい完璧さに身震いした。
そう言って、万桜は、調味料パレットの残りを使い切れず、わずかに余らせてしまった勇希と莉那の皿から、もはや「残余」となった寿司を、一切の躊躇なく口に放り込んだ。
彼女らがシステムが求める「効率的な消費」を達成できなかった結果、生じた「無駄」を、万桜が、「残飯処理」という形で「効率的に処理」する。
万桜にとって、この行動は、食の場における究極の「合理性の遂行」であり、彼がすべてを「最適化」しようとする知性を、静かに物語っていた。
「たくっ、腹八分って言葉を知らねえのか? おまえらは」
万桜は、「効率的な消費の失敗者」たる二人を非難するように、クールなジト目を貼り付け、熱い番茶を啜った。彼にとって、「腹八分目」とは、食費と健康を両面から最適化する、極めて重要な論理であった。調味料パレットの130円を無駄にしないために、必要以上の寿司を注文する行為は、愚か極まりない「二次ノイズ」である。
「だってぇ」
「イケると思ったんだもん」
莉那と勇希は、その場の「衝動」と「損失回避バイアス」に駆られた言い訳をするが、彼の知性はそれを断固として拒絶する。
「足ることを知れアンポンタン」
万桜は、その簡潔にして容赦のない一言で、幼馴染二人の「非合理な行動」をバッサリ一蹴し、論理の定規で退けた。
その光景を見ていた茅野淳二は、思わず笑みをこぼした。
「ハハッ、相変わらず手厳しいなぁ、黒木くん。でも、その『ノイズを排除する論理』と、大将の『職人の合理性』が、ウチのチェーン店の売上を救うかもしれん」
彼は、万桜が提案した「会員制のシステム化された村八分」という極端な理想論ではなく、「調味料パレット130円」と「ポイントによる抑止力」という、現実的な「ノイズのフィルタリング」に価値を見出していた。
「まあな。茅野建設の子会社が潰れて、ボッチの機嫌が悪くなるのは、俺の環境のノイズになるから、それだけは避けたい」
万桜の動機は、常に「自己の平穏」の確保であり、すべてはそこから逆算されていた。
舞桜は、その万桜の言葉に小さく笑うと、静かに立ち上がった。
「兄さん、黒木のアイデアは極論だけど、彼の言う『客の行動の最適化』は、これからの飲食店の必須要件になるわ。ただ、『ふらり』と立ち寄れる店を残すために、『ノイズ』を完全に排除するのではなく、『制御』する方法を考えた方が、社会的には面白いでしょう?」
舞桜は、「制御された不純物」こそが、次の文明を創ることを知っていた。
「わかった、わかった。その辺は、俺ももう少し考えてみるわ」
茅野淳二は、セイタンシステムズが持つ「論理(万桜)」と「分析(舞桜)」という、二つの極端な知性のバランスに感嘆しながら、会計へと向かった。
彼らの周囲では、ビーフン刷毛を熱い出汁に浸し、「吸い物」として最後の消費を完遂する学生たちの姿があった。彼らの満腹感は、「論理」と「効率」によって、完璧にデザインされていた。
その時、万桜の視線が、学食の隅にある、コンビニのイートインスペースに向けられた。そこでは、テイクアウト用のはずの弁当やパンを広げた学生が、テーブルを占拠し、延々とスマートフォンを操作している。
「あの『座れないイートインスペース』も、まったく同じ構造のノイズだ」
万桜は、氷のように冷たい声で呟いた。
「コンビニは、安価な空間と無料のサービスを提供することで、客の『無意味な居座り』というノイズを生み出している。これは、安価な商品に『高い空間利用料』が隠されているという、不純なシステムだ」
茅野淳二は、ハッとした。建設業として、彼もまた空間の価値を知っている。
「どうするんや? あれは休憩サービスであって…」
「金を取ればいいんだよ」
万桜は、きっぱりと言い放った。
「イートインスペースの利用は、20分単位で100円。ただし、利用中に店内で販売されている『コーヒー』や『軽食』を追加購入すれば、その100円は割引される」
万桜は、再び「感情の経済合理性」を逆手に取るシステムを提案した。
「人間は、『無料』だと思えば永遠に居座る。しかし、『課金』が始まると、『損をしたくない』という感情が働き、『20分以内に用事を済ませる』か、『追加で買って割引を得る』という、合理的行動に駆り立てられる」
万桜の瞳は、コンビニのイートインという日常の空間に潜む、「不純な匿名性」と「無駄な時間」を、容赦なく見抜いていた。
「それって、客の『不便』を解消するんじゃなくて、客の『傲慢な行動』そのものをフィルタリングするシステムやな」
茅野淳二は、その冷酷なシステム設計に、改めて万桜の「魔王」ぶりを思い知った。
「傲慢ではなく、効率化だ。安価なものを安価に提供するために、ノイズは金銭的な対価で排除する。それこそが、究極の『経済合理性』だ」
万桜は、冷めた番茶を飲み干し、席を立った。彼の向かう先には、次の「最適化」を待つ、新たな課題があるのだ。
『鋼鉄のポジティブ ~未来の世界のネコ型ロボットを迎えに行こう~』をお読みの地球の皆様へ!
いつも拙作『鋼鉄のポジティブ ~未来の世界のネコ型ロボットを迎えに行こう~』をお読みいただき、本当にありがとうございます!
物語の中で、「魔王」こと黒木万桜は、時には「水嚢の川」で災害に立ち向かい、時には中古スマホを活用したクローズドネットワークなんて突拍子もないアイデアまで生み出しています。
実は、この物語には、万桜のそんな「もしかしたら、これって本当に役立つかも?」と思えるような、たくさんのアイデアが散りばめられているんです。読者の皆さんも、「これ、面白い!」「こんな風に使えるんじゃないか?」なんて、閃いたことはありませんか?
地球のみんなぁ~! オラに「★」をわけてくれーっ!
もし、この物語を読んで、少しでも「面白い!」「次の展開が楽しみ!」「万桜のアイデア、イケるかも!」と感じていただけたなら、どうかページ下部の【★★★★★】ボタンをポチッ!と押して、星評価を分けていただけないでしょうか!
皆さんのその「★」一つ一つが、作者の大きな励みになり、万桜の次の「魔王案件」へと繋がるエネルギーになります!
引き続き、『鋼鉄のポジティブ ~未来の世界のネコ型ロボットを迎えに行こう~』をどうぞよろしくお願いいたします!




