1 転生(3)
「うっいててー」
周りを見渡して見る。
「何もないぞ?どこだここは?はっだれかくる!」
どこかに隠れようとしたが、やはり辺りには何もない。龍は誰がくるのかとみがまえた。
「フォーフォフォワシは神様じゃ。スマンな龍君。実はワシの手違いで君を殺しちまったんだフォーフォフォフォ」
変なおじさんの登場と、自分が死んだという事実を実感し、龍の思考は一瞬停止した。
「え?神様つか笑い事じゃねーよ。それに笑い方めっちゃおじいちゃんっぽい!手違いで殺したってどういうことだよ!!」
「スマンな。実は本当に殺さなきゃいけなかったのは、久川 竜という男だったんじゃ。フォーフォフォ」
「え!久川 竜!僕と同じ名前。」
「そうじゃこの男は殺人、強盗、詐欺、etc..いろいろな悪事を働いてたんじゃ。神の住んでいる天界は今とても忙しく、仕方なく殺すしかなかったんじゃ。ワシも今5徹じゃ。」
「へー神様も忙しいんだなー(つか神様って本当にいたんだ。)」
「君が住んでいる場所が東京、久川が住んでいた場所は京都。東京が東京都って書かれてたから間違えちゃったんじゃ。久川 りゅうを殺せって言われてたから間違って東京の君を殺しちゃったんじゃ。フォーフォフォ」
「いや、普通間違えないでしょ。」
「まあワシも疲れてたからしかたい。スマンが規則で一度殺した人間は、もとの世界に返せなくてのー。そこで今から君には2つの選択肢のなかからこれからどうするかを選んでもらう。」
1天国にいく
2異世界に転生して新たな人生を過ごす
「さあ、よーーーく考えて選ぶんじゃ。」
「いや、いきなり選べって言われても.....」