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Aさんのお宅では、変なふうに伸びた大きな観葉植物がありました。
なんでそんなふうに伸びてんの?と思ったのですがCさん曰く、やばいところ避けてんだよと言ってました。
本当かよと疑う気持ちもありましたが、あまりにも変な形だったのでなんだかそんな風にも見えてきます。
実は私もBさんもAさんのお宅に入った途端めちゃくちゃ腹痛が襲ってきてずっと我慢してました。
Bさんはお手洗い借りてましたけど、私は怖くて行けませんでした。
だってドア閉めたら出られなくなるから閉めないでとか言うんだもん。
思い込みだ…思い込みだ…私は自分に言い聞かせて痛みを耐えてました。
「そういえばこんな遅くにお邪魔して大丈夫でしたか?」
Aさんの家族構成は旦那さんと息子さん二人の四人です。息子さん二人は上京しており、現在は旦那さんと二人暮らしです。
しかし随分夜遅いのにその日は旦那さんは不在のようでした。
よその家庭のことをあまり深く追求することもできないので、私はいないなら別にいいかくらいの気持ちでした。
「男が住めない家ってあるんですよ。」
そう口を開いたのはCさんでした。
Cさんの話によると、どうしても男性が居られない家があるそうなのです。
何故女性は大丈夫なのか聞くと、強いからとだけ教えてくれました。
なんだそれと思いつつ、Aさん、Bさん、私の三人の家について話しました。
霊道の強さも併せてみていきましょう。
Aさんの家族構成(霊道の強さ 強)
Aさん…女性。
旦那さん…男性。基本不在。
長男、次男…言うまでもなく男性。上京したので不在。
Bさんの家族構成(霊道の強さ 中)
Bさん…女性。
旦那さん…男性。単身赴任で不在。
長男…言うまでもなく男性。上京して不在。
次男…またも言うまでもなく男性。実家にいる。
三男…またまた言うまでもなく男性。上京して不在。
私の家の家族構成(霊道の強さ 弱)
私…女です。
夫…男。職場が遠いので基本家には寝るために帰ってきてるようなもんです。
子供…娘。
これを見る限り、霊道の強さが弱まるにつれて、男性への影響が緩和されているような気がします。
しかし、Bさんの家には次男さんがいます。
じゃぁ、大丈夫じゃんと楽観的に思ってたのですが、私は浅はかでした。
実は次男さんは見える人だったんですって。
もう次から次へと心霊情報の後出しやめて!!
こんなに見える人っているもんなんですかね!?
私が珍しいのかな!?なんなのかな!?
Bさんのお宅ではご兄弟全員が個人の部屋を持っているそうです。
三男さんにも部屋があるそうなのですが、その三男さん、いつもリビングにいたそうです。なんとなく部屋にいるのが嫌だとおっしゃっていたそうで、Bさんも何が嫌なのか分からなかったそう。
しかし、次男さんにはそこに長い髪の女性がいたのが見えていたと。
「馬鹿じゃないの?やめてよー!って言ってたんだけどねぇ。」
Bさんは、苦笑いしてそう言うのでした。
もう私は後悔が止まりません。
なんで来ちゃったんだろ?ビビリなのに。しかも丑三つ時と言われる時間に。
怖くなった私は皆さんに帰ろうと提案しました。
弱虫とでもなんとでも言ってください。だって怖かったんだもん。
皆さんは私の提案に乗ってくださり、タクシーを呼んで、BさんとCさんと私は一緒にタクシーに乗って帰りました。
Bさんが車から降りる際、Cさんは意味深に笑っていたので、また更に怖くなりました。
しかし、なんだかんだ言って、飲み会自体は楽しかったのでまた次も開こうねと言って、別れたのでした。
約束した次の飲み会は思いの外早く、約半年後に忘年会という形で開催されました。
正直なところ、この飲み会はベロベロだったのでよく覚えていません。
すみません。
しかし、印象に残った話が二つあったので、その話をしようと思います。
一つ目は、何故そういう話になったのか、全く覚えていないのですが、その時私が悩んでいたことを皆さんに相談したのです。
その悩みというのは、二人目の子供がなかなか出来ないという悩みでした。
出来れば二歳差で…と思い、妊活をしていたのですが出来ない出来ない。
もうこのまま二人目は諦めた方がいいのかなと思っていました。
すると、AさんとCさんは口を揃えて
「今じゃないよ。」
と言うのです。
特にCさんは
「来年だよ。」
と言うのですよ。
私はできれば二歳差…そうでなければ四歳差で二人目が欲しいと思っていました。
何故三歳差を避けたかったのかと言うと、三歳差では上の子の高校入学と下の子の中学入学、もし上の子が進学すれば大学入学と下の子の高校入学が被ってしまうからです。
そうすると一度に出るお金も大きいし、準備も大変だし、下手したら受験も一緒なので、できれば避けたいなという思いでした。
その為、Cさんに来年だと言われた時にはそれだと三歳差になっちゃうし、どうなんだろと思いながら聞き流していました。
二つ目はCさんは占いができるという話です。
その時は、Aさんは酔い潰れて寝てしまっていたので、Bさんと私は占ってもらいました。
Bさんは息子さんのご縁のことを聞いていたようでした。内容は覚えていません。
私はこれから何かありますかと、ざっくり聞きました。
Cさんの占いは、グッと手を握ったあと、パッと手を開いて、その手を見て占うというもので、私にはそれで何が見えるのかさっぱり分かりませんでしたが、面白そうなのでやってもらったのです。
Cさんは、私の手を見て元気良く言いました。
「あなた体壊します!!」
「ええええええええ!?やなんですけど!!!」
体を壊すと聞いて私は絶望しました。
まだ子供も小さいし、死にたくないんだけど!
そう訴えると、Cさんは笑って大丈夫だと言ってくれました。
「癌とかそう言うのじゃないけど、インフルみたいなそんなようなのにかかるだけだから!」
カラカラと楽しそうに笑うCさんは悪魔のように見えました。
それから五ヶ月後、私は本当に体を壊しました。ええ、まんまとやりましたよ。
インフルエンザではなく、肺炎にね。
四日間38度以上の熱を出して、咳も止まらずだったので、病院に行きました。
どうせ風邪だと思っていたのですが、レントゲンを撮ったらまさかの肺炎。
トータルでニ週間ほど苦しみました。
まさか本当にCさんの言っていた通りになるとは思いませんでした。
思わず皆さんに占いが当たりましたと連絡を入れましたよ。
そして、その肺炎から十ヶ月後、猫でも飼いたいなと思っていた時に、二人目を妊娠したのです。
私は陽性を示した妊娠検査薬を見ながら、Cさんの言葉がぐるぐると頭を駆け巡っていたのです。
そう、来年だよと言っていたあの言葉を。
あのニ回目の飲み会から、ほぼ一年後でしたからね。
私が興奮して電話をかけたのは言うまでもありません。
ちなみに生まれたのは女の子でした。
あれから色々忙しくなってしまい、なかなか集まれなくなってしまいました。
でも、いつかまた四人で飲み会ができたらいいなと思っています。
AさんとBさんとは何度か会って食事をしたのですが…Bさんがついに力を手に入れて予知夢を見るようになったと聞きました。それはそれでめちゃくちゃ面白かったので、今はどうなっているのか久しぶりに会って詳しく聞きたいところです。
私はというと、仕事を辞めて、まぁ相変わらず同じ家でマイペースに暮らしておりますが、変わったこともあります。
最近は観葉植物が枯れることはなくなりました。
やっぱり、自分の手入れの仕方が悪かったんじゃないの?と思う反面、ちょっと思うところがあります。
その観葉植物は二人目の子供が産まれた後に購入したものなのです。
よく言いますよね?
小さい子には、見えるって。
…ねえ、もしかして何かしてる?
何も知らない次女の背中を見て、そんなことを思ったりもしています。
さてさて、長々と話してきましたが、恐ろしいことにこれ全部実話なんですよね。
まぁ、私自身全てが霊的なものが関係しているとは思っていません。
それが偶然なのか、こじつけなのか、科学的に証明できる現象なのか、起こるべきして起こった出来事なのかもしれません。
どう受け止めるかは個人の自由だと思います。
別にそれが霊的なものだろうが、そうじゃなかろうが別になんだっていいんです。
ただ、いつもと同じ日常でも、視点を少し変えるだけで、もしかしたら世の中は自分が思っているより不思議で溢れていて、面白いことがいっぱいなのかもしれませんね。
以上、私が体験した不思議な話でした。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!