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詞、紡ぐ場所。

哀しみドール

作者: 蒼井托都

「お慕いしてました」


貴女のことを


横顔に隠した


寂しさと切なさが


僕の心を捉えたまま


結局離す事はなかった



出逢った日の事を


覚えてますか


一瞬揺らいだ貴女の瞳には


きっと貴女が待っているひとの


面影が在ったのでしょう?



ああ 哀しみドール


貴女の心はいつ


癒えるのでしょう


ああ 貴女の哀しみは


僕の心を捉えて止まない


だから僕は


貴女の傍にいたいと願った



僕の姿はきっと


貴女の心を


深く傷つけてしまったのでしょうね


僕だってこんな


悲劇のように


貴女と出逢いたくなかった



僕の魂は


まだ見ぬ貴女の


温もりさえも覚えていました


きっと僕がこうして


貴女に廻りあうこと


託された運命



ああ 哀しみドール


貴女の心はきっと


癒されることはない


ああ 貴女の哀しみは


待ち人の姿を映す僕


だから僕は


ただ見守っていたいと誓った



「もう戻らない」など


今更な言葉で


貴女を悩ませることはない


でも僕は貴女にこの「僕」を


認めてほしいだけ



ああ 哀しみドール


貴女のことを一つ


知るたびに苦しむんだ


「もっと近づきたい」



ああ 哀しみドール


貴女の心はいつ


癒えるのでしょう


ああ 貴女の哀しみは


僕の心を捉えて止まない


だから僕は


貴女の傍にいたいと願った



だから僕は


貴女の傍にいたいと願った




(C)Aoi Tact


めぐりあってまた恋をする詞です。

“貴女”は人形そのものというより、人形のように表情を変えないひとを妄想していました。


スキマスイッチの大橋さんの声を脳内再生して書いていました。

音もなんとなく雰囲気がそれっぽいかなと自己判断しているので、たぶん音の公開はしないと思います。

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