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第四十五話 切り札 Ⅵ

 ローミリア大陸最強の存在。それは、魔物種最強と言われている龍ではなく、一人の女である。

 彼女は氷将と呼ばれている女将軍で、主君である皇女殿下の剣として、常に皇女の傍に控えている。そのため、彼女が前線に姿を現わして戦う事は稀であった。今回は、その稀な事態が起こったのである。

 ゼロリアス帝国軍、ジル・ベアリット。第四皇女アリステリアの命を受けた彼女は今、ヴァスティナ帝国国防軍と行動を共にし、戦場の真っ只中で歩を進めていた。騎士甲冑を身に纏い、美しき青い長髪を風になびかせながら、彼女は一人敵に向かって歩き続けていた。

 腰に差している剣は抜かず、全くの無防備な状態で、彼女は戦場を歩いているだけだった。しかし、ただ歩いているだけなのに、彼女からは一切の隙を感じ取る事が出来ない。剣も取らずに歩いているだけなのに、身に纏う彼女の空気は、周囲の兵士に冷たい緊張感を覚えさせた。


 氷の様に冷たいジルの瞳が、不気味に蠢く無数の触手を捉える。すると次の瞬間、彼女の近くで帝国国防軍の兵士達と戦闘を繰り広げていた触手が、一斉に彼女へと反応を示した。触手の先端が一斉に彼女へと向いたかと思えば、戦闘中だった周囲の兵士を無視して、彼女ただ一人へと襲い掛かったのである。

 アリステリアはジルを、怪物が狙う絶好の餌だと考えて前線に向かわせた。そう考えたアリステリアの読みは正しかったようで、触手はジルの力を感じ取り、彼女を喰らおうと一斉に襲い掛かる。

 ジルの正面には、矢の如く伸びてくる触手の群れが迫っていた。それでも彼女は剣を抜かなかったが、その場で足を止めた。周囲の兵の目から見れば、彼女の戦意は無いように映り、戦う事を諦めている様にさえ見えていた。

 だがジルは、戦意が無いわけでも諦めているわけでもなかった。単純に、剣を抜かずとも倒せるからそうしているのだ。そんな彼女に、悍ましい口を開いた触手の群れが間近に迫る。


「凍て付け」


 触手がジルの目と鼻の先に迫る直前、彼女は冷たい声で言葉を発した。その次の瞬間、触手の群れは先端から一斉に氷付き、一瞬で氷漬けになってしまったのである。

 一体何が起こったのか、状況を見ていた者達にすら理解できなかった。何故なら、たった一言彼女が言葉を口にしただけで、触手の群れが一瞬の内に瞬間冷凍されてしまったのである。それだけでなく、触手が氷漬けになった瞬間、彼女が立っている場所の空気も、真冬の様な冷たさに変わっていた。

 一つだけ分かった事は、これが恐らく魔法によるものであるという事だけだ。驚愕すべきは、ジルは詠唱や魔法陣などを一切使用せず、強大な魔法を瞬時に放ったという事実である。


「砕けろ」


 またジルが言葉を放つと、氷は彼女の命に従って粉々に砕け散った。氷漬けにされ、砕け散ってしまった触手の肉片は、氷の粒となって大気の中を漂い消えていく。

 精鋭の鉄血部隊が火力を集中し、如何にか撃退している触手の群れを、ジルは一撃で沈黙させてしまった。余りにも圧倒的な力の差に、ジルの戦闘を見ていた全ての兵が言葉を失っている。

 

「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」


 触手の群れを氷漬けにして粉砕したジルが、サファイアの様に青く美しい髪を風に靡かせ、ゆっくりと白い息を吐く。周囲を極寒の空気に変えたにもかかわらず、彼女は白い息を吐いて見せるだけで、身震い一つ見せなかった。まるで、自分が氷の結晶とでも言わんばかりの、冷たく、しかし美しい姿で戦場に立っている。

 触手を凍らせたジルの力の正体は、皆の想像通り魔法だった。但し、彼女の魔法は基本の六属性に当てはまらない、氷を操る特殊魔法である。この力こそが、彼女が氷将と呼ばれている所以なのだ。

 では何故、大陸最強の存在と謳われ、氷将の二つ名で呼ばれながら、彼女の魔法が世に知れ渡っていないのか。その理由の一つは、ゼロリアスの兵が軍事機密として口外しないよう注意しているからでもある。

 だが、最大の理由は至極単純だった。余りにも彼女が強いため、戦いを挑んだ相手が誰一人生きて帰らないからだ⋯⋯⋯⋯。

 

「何を呆けている」


 瞳すら周囲に向ける事なく、ジルが冷たい声で言葉を発する。その言葉は、彼女の圧倒的な力の前に驚愕していた、ヴァスティナ帝国国防軍の兵に向けられたものだった。


「戦いは終わっていない。己の務めを果たせ」


 更に言葉を続けたジルによって、多くの兵が我へと返り、得物を持ちつつ駆け出して戦闘を再開した。ただ強いだけでなく、将軍というだけあって、兵に向けて掛ける言葉に威厳が感じられる。兵達は将軍としての彼女の威厳と力に敬意を払い、文句なしで命令に従った。

 そしてジルは再び歩み始める。相変わらず剣は抜かず、凛とした姿で怪物に向かって歩を進めていく。その余りにも堂々とした姿は、ゼロリアス帝国の戦神と呼んでいいだろう。同盟軍がやっとの思いで撃退できるあの触手を、たった一言、たった一撃のもとに粉砕できるのだから⋯⋯⋯⋯。


「将軍!! また来ました!」


 相手がゼロリアスの戦神と言えど、怪物が放つ触手の群れは戦闘を継続した。ジルが屠ったものとは別の群れが、恐れる事なく再び彼女に襲い掛かったのである。

 他国の人間とは言え、今は味方の将軍だ。帝国国防軍の兵の一人が、再び襲来した触手に反応し、咄嗟にジルへと危険を叫ぶ。それでも彼女は、一切の動揺を見せる事なく歩を進めていき、ゆっくりと口を開く。


「散れ」


 ジルが声を発した瞬間、今度は彼女の眼前に広がる平原が、一瞬の内に凍り付いていった。まるで氷の絨毯と呼べるそれは、宙を浮いて襲い掛かる触手の真下を完全に凍らせる。

 その次の瞬間、氷の絨毯から一斉に無数の氷の柱が出現した。柱はランスの先端の様に鋭く尖り、それが触手の群れ目掛けて襲い掛かったのだ。真下から突然襲われた触手の群れは、無数の氷柱に串刺しにされ、ジルに到達する前に動けなくなった。

 氷柱が串刺しにした触手の群れは、氷柱に貫かれた箇所から凍り付いていく。現れた氷柱は敵を突き殺すだけでなく、刺した相手を凍らせる力を持っていたのだ。瞬く間に触手の群れは凍らされ、最初の群れと同じく砕け散り、冷気となって静かに消えていった。


「⋯⋯⋯⋯⋯」


 またも強力な魔法を発動し、厄介な相手のはずの触手を容易く撃退せしめ、何事もなかったかのように歩を進めていくジル。彼女は何も語りはしなかったが、内心では自身の主君たるアリステリアの言葉を思い出し、自分に与えられた役目の重大さを再認識していた。

 最早言わずとも、ジルが操る魔法は強大な力を秘めている。彼女が絶大な魔力を有しているからこそ、怪物の触手は彼女を最優先で襲ったのだ。自らが大量の魔力を吸収するためにである。

 まだ本気を出していないとはいえ、これだけの力を持つ以上、アリステリアが言う通り彼女は絶好の餌だろう。触手だけでなく、ゆっくりと移動している怪物本体も、ジルの魔力に反応を示していた。怪物と触手がジルに狙いを定めた為、その注意は彼女に集中している。当初の作戦通り、怪物の注意を切り札の勇者達から逸らす事に成功した。

 

 後は、切り札の準備が整うまでの間、ここで戦い続ける。絶対の忠誠を誓っている主君からの命令である以上、例え死んでもここを離れるつもりはない。準備に時間が掛かり、触手だけでなく怪物本体と戦う事になったとしても、退けと命令されない限り彼女は戦い続ける。

 それが、ゼロリアス帝国の軍人の務め。これが、第四皇女アリステリアに忠誠を誓う、最強の剣の務めだ。


「ジル様ああああああああああああああああああああっ!!!」

 

 最強の剣は一振りだけではない。強力な風属性魔法を操るが故、風将の二つ名を持つ彼女もまた、第四皇女に絶対の忠誠を誓いし、アリステリアのつるぎである。

 全速力で馬を走らせ、ジルの名を叫びながら現れた風将クラリッサ・グルーエンバーグ。鬼気迫る形相で駆け付けた彼女は、ジルの傍まで辿り着くと急いで馬を飛び降りた。ジルに会うや否や、半ば発狂状態のクラリッサが彼女に詰め寄る。


「ジル様自ら戦場に出向き、しかもこんな連中に協力なんて⋯⋯⋯⋯! あんな雑魚、私と我が兵だけで十分です!」

「クラリッサ、これは殿下の命令。私の役目は奴の注意を引く囮だ」

「ジル様が囮!?」

「お前はここへ何をしに来た?」

「伝令から殿下の命を受け、この地で盛大に魔法を振るえと⋯⋯⋯⋯。でもまさか、ジル様がここにいるとは思っていなくて! では、ジル様がここにいるならば、まさか殿下も!?」

「殿下は護衛として勇者のもとにいる」

「そうでしたか、よかった⋯⋯⋯⋯⋯。殿下を最前線に立たせるなど危険す⋯⋯⋯⋯⋯⋯、勇者の護衛いいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!?」


 先程まで、最前線でボーゼアス義勇軍と戦闘していたせいもあり、怪物に対しての作戦の内容を知らされていないクラリッサは、自分にとって驚くべき事態の数々に、我が耳を疑い発狂した。

 ジルが自らが戦場に出るだけならまだしも、自身の主君が他国の勇者の護衛をしているというのだ。彼女でなくとも、ゼロリアスの人間からすれば驚くべき事態なのは間違いない。

 しかもアリステリアは、自身の護衛にジルもクラリッサも付けていないのである。アリステリアに対して病的なほどの忠誠心を持つ彼女からすれば、護衛のいないアリステリアの身が心配でならない。


「ここは私に任せてジル様は殿下のもとへ! それが無理なら私が殿下の護衛に急ぎ向かいます! 殿下に勇者共の護衛をやらせるなど万死に値しますが、それ以上に殿下を一人にはできません!!」

「許可しない。お前は私とあれの相手だ」

「何故ですか!? 例え殿下の命に背く事になろうと、我々にとって殿下は全てです!!」

「私達が命を果たす事こそが、殿下の身を守る事に繋がる。お前は殿下の盾ではなく剣である事を忘れるな」

「!!」


 ジルの言葉が心に鋭く突き刺さり、クラリッサはそれ以上反論できなかった。だが、頭ではジルが全て正しいと思っていても、アリステリアの身を案じる彼女の心は中々抑えられない。

 そこへ、三度目になる触手の群れが襲い掛かって来た。触手の狙いはジルだけでなく、クラリッサにも狙いを定めて伸びてくる。クラリッサもまた、強大な魔力を持つ存在だと気付いたからだ。彼女達の魔力量に反応した群れが、他の相手には目もくれず二人に急接近した。


「醜い化け物め!!」


 群れと二人との距離が間近に迫り、クラリッサは抱いている怒りを全て触手にぶつけた。八つ当たりの為に彼女は風属性魔法を発動し、群れに向かって突風を放ったのである。猛烈な風圧にぶつかった触手の群れは、二人に到達できず動けなくなり、逆に突風に負けてそのまま吹き飛ばされていった。

 

「貴様らの様な醜く下劣なものがジル様に触れるなど、断じてあってはならない!!」


 アリステリアやジルの事となると、怒りの沸点が致命的に低くなるのが、クラリッサの欠点の一つである。今の彼女は、安全装置のない爆弾と同じであり、たった今爆発したところだ。

 怒りの炎を燃やしに燃やす風将は、突風を発生させて触手を押し返すだけでなく、風の向きを上下左右自在に変化させる事により、触手同士を上手く衝突させた。風に圧し勝とうと触手の群れが藻掻くが、彼女が操る風の力に勝つ事は出来ず、逆に触手同士が絡み合い、気が付けば複雑に絡まってしまっていた。

 靴紐が絡まってしまう様に、触手は絡まり団子状になって身動きできなくなっている。これでは進む事も退く事も出来ず、自分達の力ではどうする事も出来なくなっていた。


「ふん、そこで大人しくしていろ」

「⋯⋯⋯⋯上手い」

「!?」

「ああしてしまえば奴は攻撃も再生もできない。いつの間にか、魔法の制御は私を超えたようね」


 普段から無口で、人を褒める事など滅多にないジルが、その言動と性格のせいで普段滅多に褒められる事のないクラリッサを、感心した様子で称賛した。驚愕したクラリッサは口をぱくぱくさせ、瞬きを高速で繰り返しながら固まっていた。

 やがて、自分が褒められた事実をようやく頭が理解し、怒りの表情だったクラリッサの顔が、嬉しさと気恥ずかしさで頬が赤くなっていく。彼女からすればジルは尊敬する憧れの存在で、アリステリアと同じ特別な存在だ。そんな存在に褒められれば、嬉しさに頬を紅潮させるのも無理はない。


「じっ、ジル様を超えただなんて⋯⋯⋯⋯! 私の力なんて、ジル様や殿下の足下にも及びません」

「ただ魔力が大きいだけでは役に立たない。力業で魔法を出す私とは違う」

「力業なんてとんでもない! ジル様の魔法は――――――」

「それより、他の触手も同じように動きを封じろ。また群れをなしてやって来る」


 ジルの言う通り、倒しても倒しても切りがない無数の触手の群れが、四度目の攻撃を仕掛けようと向かってきていた。

 ジルに褒められた事が嬉しくなり、今度もまた同じように魔法で敵を拘束してしまおうと、クラリッサは得物である大剣を高らかに掲げる。触手の群れを挑発して自分に注意を向かせ、ジルの手を煩わせる事なく、全て一人で片付けようとしているのだ。 

 

「さあ来い、触手共を処理したら本体も私が討ち――――――」


 褒められた事が嬉しくてしょうがないクラリッサは、意気揚々と触手封じに乗り出そうとした。彼女は向かってきた群れを、今度も突風で押し戻してやろうと構える。しかし、今度の群れは二人へと向かおうとはせず、絡まって動けない触手が集まる場所で止まった。

 すると、新たに現れた触手の群れが一斉に口を開く。何が起こるのかと見ていると、群れは一斉に口から炎を吐いて見せたのだ。

 群れが放った炎は、絡まっていた触手を燃やしてしまった。絡まっていた箇所が燃えて灰になったお陰で、触手が拘束から解放されてしまう。そして何事もなかったように、燃えた個所は再生を始めて復活を遂げる。


「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」


 賞賛を受ける絶好の機会と、張り切っていたクラリッサの表情が真顔になって、言葉を失い沈黙している。一連の光景が彼女に教えたのは、折角の上手い手段が何の意味もなかったという、残酷な現実だった。


「喰らった魔法兵の力を吸収したのか」

「へっ⋯⋯⋯⋯⋯?」

「小細工は無意味という事だ。これでまた振り出しか」


 クラリッサとは対照的に、触手が炎を繰り出したのを見て、ジルは冷静に分析を行なっていた。

 最初、怪物が放った触手はボーゼアス義勇軍と交戦し、その中で魔法兵部隊を喰らって全滅させていた。喰った相手の魔力を吸収すると言うならば、吸収した魔法を扱う事も出来るのではないかというのが、分析をしたジルの予想である。

 ジルの予想は正しいだろう。状況から推測するに、それが一番説明が付く。だがそんな事は、今のクラリッサにはどうでもいい話だった。


「フ〇ックフ〇ックフ〇ック!!! せっかくジル様がとても珍しく褒めて下さったと言うのにこの気色悪いビチクソ共があああああああああああっ!!!!」


 怒りが限界突破したクラリッサは、瞳を見開いて戦場に響き渡るほどの声量で暴言を吐き、大剣片手にすっ飛んでいった。振り被った大剣で触手をぶった切り、風魔法で風を操り触手を吹き飛ばし、それはもう一人で一騎当千の大暴れを始めてしまったのである。

 怒り狂う般若の様な顔をして、とにかく汚い言葉を吐きまくりながら、派手に風を巻き起こし、次々と大剣で群れを薙ぎ倒していく。時には自分よりも巨大なはずの触手を、殴り飛ばすわ蹴り飛ばすわで、最早どちらが化け物か分からない。

 

「私に恥をかかせて生かしておくか!!! 勇者などいらん!! こうなれば私一人であの怪物を八つ裂きにして殿下に怪物の首を献上してくれる!!」


 常識的に考えれば無茶な話だが、無数の触手も本体である怪物さえも、本当に一人で討ち果たしてしまいそうな気迫だった。帝国国防軍の兵士が戦うまでもなく、彼女一人で触手が薙ぎ倒されていく。しかも、復活した触手も再度速攻で叩き潰す始末だ。

 とは言え、流石に一人ではいずれ限界が来るだろう。クラリッサは自分一人で倒すと宣言したが、そんな無茶はさせられないと、氷魔法を発動したジルが戦闘を再開する。


 怒り狂って暴れるクラリッサと、冷静に命令を遂行するジル。第四皇女最強の二つのつるぎは、戦場に降り立った暴風雨と猛吹雪の如し存在となった。

 その姿はまさに、人智を超えた巨大な怪物に挑む、人の姿形をした天災だった。

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