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" さくら "




あの日、僕は医者になって初めて、

患者の中の1人の女の子が大切な人で、死んでほしくない人になった。


その女の子は " さくら " と言って、

余命宣告を受けている患者だった。


ここより大きな病院で、

人が多いがためにこの病院に回されたらしい。


さくら「私、冬に死ぬんだぁ…」


その少女、さくらは開口一番にそう言った。


彼女は自分の名前を気に入っていて、


入院するまで、家族で毎年桜を見に行っていたらしい。


その話をしたさくらは


さくら「今年の桜も見たかったなぁ…」


そう言うさくらに僕はこう言う。


「今年の桜も、僕が見せるよ。」





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