おどろくほどなにもはじまらない
初投稿です。かなり、グダグダです。
いい加減な気持ちで書きました。
おおらかな気持ちで見ていただけたら幸いです。
「突然ですがあなたは死にました」
ハア?
なんだか目の前に白いローブを来たとっぽいにーちゃんが立っていた。
あたりを見渡す・・・どうも乳白色の雲海の上にいるようだ。
ありえない。
「ええっと、死んだ?何故?いつ?死因は?」
「なにもない道路で蹴躓いて頭をアスファルトに強打したんですよ。ええ。マヌケですね。うちどころが悪くてそのままポックリと・・・ブフっ」
あ、吹き出したなコノヤロウ。
「というか、あんた誰だ?悪霊か?間に合ってます。おかえりくださいコノヤロウ」
「いきなり私を悪霊呼ばわりとは!! こんな失礼な人初めてですよ?! 怒りました! あなたの家族にあなたのPCのパスワード、天恵で授けてやる!!」
「やめてくださいなんでもします!!」
即土下座した
「それで?あなた様どちら様でして?」
揉み手刷りてでへりくだる。今、俺の命はこの男に握られているのだ!
「私は神です」
神さま?
「すごいうさんくさい!」「ホウ・・・」「すいませんでした!」
「神様というと、あれですか? 異世界に転生させてくれるという今流行りの?」
重々しく頷くとっぽいにーちゃん。
「ええ、あなたは本来死すべき運命になかったのです。ちょうど、たまたま近くにいた運命を改変するほどの超理力をもった者による能力で災難の肩代わりを・・・」
「ちょっとまってください。なんすか? その超理力をもった者って」
「わたしはその者の頼みを聞き、あなたの転生を導くべく来たのです」
「いやだから」
「来たのです」
「ハイ」
もういいや。なんか良くないことに踏み込みそうだし。
「それで、転生をさせてくれるんですよね? どんな世界ですか?」
「そこは剣と魔法が支配する・・・」
「おおっ!」
俺は胸が高鳴った。魔法と剣劇と未知の秘境に心踊らない男の子などいない!
「おっと、違った。魔法による自動化された剣の反乱により支配された世界です。・・・えっと、人類は滅亡寸前ですね!」
「オオオオイッ」
「なんですか?文句あるんですか?人類のメシアになれるチャンスですよ!やったね!」
サムズアップ
「ふざけんな!! なんだその、転生しても誰もいそうにない上に、即ぶっころされそうなハードモード世界は!」
「はっはっは。それなら君も剣の姿で転生してもらおう。命の危険は無いよ。むしろ永遠に生きられる。ただしシステムとして」
「そっかあ。それなら安心だ。アハハ」
「はっはっはー」
二人で笑いあう。
「ざっけんなー!!! 俺はな!女の子とまだちちくりあってねーだよ!!サワサワモミモミしたいんだよ! なんだそりゃ!無機物じゃねーか!!」
「わがままだなあ・・・」
「るっせーよ! もっとましなとこねーのかよ!」
「では、一年中常夏の世界なんてどうだい? 薄着の女の子たくさんいるよ?」
「お、おお・・・」
なんだ。わかるんじゃないか。きっと、そんな世界なら女の子たちも開放的になって・・・
「まあ爬虫人類なんだけどね」
「やっぱりな!!」
「都合よく人類に進化してる世界なんてそうあるわけないじゃないか」
「そうかもしれないけど!! それ、ほとんどのなろう否定だから、言っちゃダメエ!!」
「他となると魚人族とかケイ素生命体とかリトルグレイとか、君、ムーを読んだことあるかい?」
「あるよ! ワクワクしたよ! でも行きたいわけじゃないよ!」
ああもう!
「いいから、もう死なせてください! 転生とかもういいから!」
「お、いいんだね。助かるよ。正直、たった一人のために手を煩わすのかったるくてさ」
それが本音かコノヤロウ。
とっぽいにーちゃん、もとい神が腕を振ると先端に赤い宝石のついた杖が出現していた。
「では、せめて安らかに逝けるよう、力を尽くすよ」
杖から黄金色の光が溢れる。柔らかく暖かい光。
(なんか、母さんに抱かれてるような暖かさだ。懐かしい・・・)
「さようなら。次の生では幸あらんことを。・・・うん、短かったけど、君と話せて楽しかったよ。だから特別サービスをしてあげる」
そして、意識は溶けた。
・・・・・
水中から浮かび上がる感覚。
ゆっくりと覚醒する。
女性が覗きこんでいる。どうやら、胸に抱かれているようだ。声を出してみる。ほぎゃほぎゃと言葉にならなかった。
・・・・・
15歳の誕生日に私は15年前の記憶を思い出した。私の名はマリー・ソワネット。ソワネット公爵家の娘である。
「まさか前世が男だったなんて・・・ていうか、ちちくりあうってなに?! 男の記憶が流れて来たせいで色々汚れてしまった気分ですわ! あの馬鹿神ーーー!!」
今回スマホで書いてみましたが、大変ですね。
次があるとしたら、またグダグダな短編になると思います。