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合コン........って何でしたっけ?

幼馴染が好きでした_______


お気付きかも知れませんが、過去形なんです。嘘です。今でも好きです。


________いや、好きだと思いたい!


千年の恋も冷めるとまでは言いたくはないが、彼女の奇行が目立ち過ぎる件について。


「あ、LAME交換しようよー」


ガサキさんに自分のLAMEを教える。幼馴染さんが凄い形相でこっちを見ているが、気づかない振りをしよう、うん。


「あ~ウチも↗」


ギャル(仮)さんも自分の携帯を取り上げ勝手にLAMEアドレスを登録した。


「暇ならとりまウチに連絡プリーズ☆今日楽しかったし、またこのメンバーであげぽよ〜↗」


手を振り龍城ヶ崎と帰り道につく。因みに彼女のフルネームは千城島薫らしい。※LAMEで確認した。


「ねぇ、私のアドレスも入れなさいよ。」


時を見計らったかのようのズズズと近寄って来る幼馴染さん。て言うか距離近い。そもそも携帯を破壊したばかりなのにどこでその新品の携帯を手に入れたのだ。


「いやいや、近過ぎるから!」


話す際に唇すれすれの位置に距離を置く女がどこの世界にいようものか。


「ん?ちゅ、別に、ちゅ、近くないよ。何時も、ちゅ、こんな感じ、ちゅ、でしょ?」


て言うか普通に唇同士触れてるからね!


「は、離れろ!破廉恥者!」


顔を紅くし、友人(童貞)の影に隠れる。


「ぺろ.........ふふ、照れちゃって。やっぱり君は可愛いな。」


ジト目で獲物を見るように自分を見てくる。て言うかゆっくりと近づいてくる。


「彼氏持ちの女がとっていい行動じゃないだろ!」


「何をいってるのかな?彼氏なんて人生で一度もいたことないよ。」


嘘をつくな、嘘を。


「あの、お二人さん......俺を挟んで会話をしないでもらえません?」


「お前が退けよ。」


まるで虫けらでも見るような瞳で山田を睨み付けている。


「ひっ!?」


恐怖のあまり膝を着く山田。チャラ男くんなんて隙をついてこの場を去っていたというのに。


「やっと二人きりだね。」


「二人きりっていうか、山田もいるけどね。」

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