鴉羽くんは詰んでいる
校長の長い話しが終わり、ようやく高校証書受け取りの為に名前が呼ばれ始める。
『安室奈美』
『はい!』
120話を越えて漸く主人公の名前を紹介するが名字は『鴉羽』である。母方の姓を現在使っているが、地方へと逃亡次第父方の姓である『瀬名』を名乗ろうと画策していた。
『須藤凜花』
『はい!』
しかし、証書受け取りに置いて、前髪の名前が呼ばれることはなかった。
(おかしい........カ行が飛ばされた?)
計画がバレている?いや、そんな筈はない。証書を受け取り次第、お手洗いへ行きそのまま逃避行の旅に出る。プランは変わらない。
(少し様子を見るしかない。)
警戒人物達へと視線を向ける。しかし誰一人としてそれらしい仕草や表情を見せたものは母を含め一人もいなかった。
(........雅は至って普通の様子だし、ガサキさんも違う。)
もしかしたら名前飛ばしについては学校側のミスかも知れない。
『___________千城島薫』
『はい!』
千城島。警戒すべき人物の一人だ。彼女は壇上へと立ち、証書を受けとる。
(......彼奴、今笑った?)
受け取った際に小さく笑みを浮かべていたのだ。そして彼女はその場で立ち止まり、こちら側へと振り向く。校長や教頭、後に続く生徒達が何事かと彼女へと視線を向ける。
『君、早く降りな「ウチは今、妊娠してまーーーーーす!!!」
.................はい?彼奴はいきなり何を叫んでいるんだ。妊娠?誰と?
『なっ、あの淫乱女......まさか!!』
『薫ちゃん、嘘でしょ......この場で、ちっ、A班、突入の準備を!!』
雅とガサキさんが席を立ち上がり、壇上へと向かい走り始める。周りの生徒や教師、保護者達は何事かと二人へとも視線を向け始めていた。
「___________ウチが妊娠したのは同じクラスの男の子」
「は?」
待て.......待て待て待て待て待て待て待て待て!!!!?
(このパターンはヤバい.....ガチでヤバい。シャレにならんぞ、千城島ぁ!!!)
言うつもりだ。その妊娠した相手が自分との間であることを。公共の面前で!!!
「前髪っちこと『鴉羽』くんとの子供でぇーす→」アゲポヨー
あ、詰んだ.......
と言うことで感想どしどし下さい!モチベーションがもりもり上がっちゃいます!肩に重機乗っちゃいます!!




