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卒業式・開幕

とうとうこの日がやってきた。今現在最後のホームルームを受けている。


「お前ら、今日が最後だな。俺は先生として(以下省略)」


教師の熱いスピーチが始まるがそれどころじゃない。武者震いと言うのだろうか、震えが止まらない。なんだ、この畏怖と恐怖と狂気が入り交じったような感覚は。


(今日こそ、俺の自由を取り戻す旅立の日だと言うのに......)


「お、おい。大丈夫か?」


廉太郎が心配してか話を掛けてくる。どうやら教師の熱いスピーチはいつの間にか終わり、三年生は体育館に向かわなければいけないようだ。


「あ、あぁ、うん。大丈夫。」

「全然大丈夫に見えねぇーよ。体調でも悪いの......違うな。」


廉太郎はクラスを横目で見渡す。そして夜桜雅含める三名の女生徒の雰囲気が異様で在ることを確認する。


「あいつら、絶対に何かしでかすぞ?」

「分かってる。」


だけど今日は卒業式。あの三人だって容易には動けない筈だ。行動を起こすなら、卒業式後の筈だ。


「廉太郎........一つだけお願い事をしてもいいかな?」

「なんだよ。」


卒業式の最中、トイレに行く。もし何れかの誰かが自分について来ようとしたら食い止めて欲しい。そう頼みこんだ。


「__________親友としての最後のお願い。頼める、かな。」


廉太郎は少し驚いた表情をするが直ぐに表情を戻し、こくりと小さく頷いた。


「あぁ任せろ。だけどいつかまた会いに来い__________親友。」










卒業式場である体育館にて________


パチパチパチパチ


自分を含める卒業生の入場により周囲から拍手の音が鳴る。


(あれは.......)


自分の母親の姿を確認する。なんだ、あの悪戯っ子のような悪い笑みは。


(くそ、母さんがいるってことは京さんも.......いない?)


夜桜京の姿が見当たらない。自分の席へとたどり着き、夜桜京を横目で探る。けれど彼女の存在が視認出来なかった。


(いや、絶対にいる.......母さんがあんなくそみたいな表情を見せている時点で、卒業式最中になにか仕掛けてくる。)


彼女達が行動を起こす前に此処をさらなければ。卒業証書を授与され次第、お手洗いへと行き、そのままとんずらする。


『卒業生、着席』


_____________卒業式が始まった。

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