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キャラクターメイキング その2

5話目です。今日は少々忙しいのでこれだけですがどうかご勘弁を。そして、評価をして下さったユーザー様へ感謝を。

「お手数をおかけしました…」「いえいえ、こちらとしても、根本的な解決が出来ず、申し訳ございません。また何か異変を感じることがあれば、GMコールから我々を名指しで読んでください。それでは」


 申し訳なさそうにそう言って、吉岡さんと高野さんのコンビは光と共に消えていった。


「佐賀美様、大丈夫ですか?」


 そう彼女が声をかけてくる。そんなに気疲れして見えるのだろうか。そうなんだけど。


 「ええ、大丈夫です。一応問題も解決しましたし、次に移りましょう」


 僕は努めて明るくそう言った。でなければやっていられない。


「…分かりました。では次に、種族の選択に移ります」


 このゲーム、プレイヤーは別世界からやってきた異邦人という設定なのだが、その際、あちら側の存在に生まれ変わった上で訪れているとのこと。そのため、プレイヤーは様々な種族の一員として行動することができるのだそうだ。


「こちらが、選択できる種族の一覧です」


 その言葉とともにまたウィンドウが現れた。



 ========================

 《人間》

  一番ありふれていて、一番か弱い種族。しかしか弱い=弱いという事ではない。


  種族特性:経験値ボーナス(25%)

       知力ボーナス(20%)

       技量ボーナス(10%)


  種族拠点:大陸一の大国《タブリエ王国》の首都 《リストア》



 《獣人族》

  獣を祖とし、獣の力をその身に宿す者たち。何の獣を先祖に持つかで戦い方が変わる。


  種族特性:筋力ボーナス(10~35%)

       HPボーナス(20%)

       耐久ボーナス(10~35%)

       ダメージボーナス(プレイヤーによりけり・最低値0)

       魔法耐性ダウン(30%)

       MPダウン(40%)


  種族拠点:大陸中心部にある物流拠点である国《リドリア獣王国》



 《エルフ》

  森に住まう、悠久の時を生きる賢人たち。その真価は森林内戦闘にて発揮される。


  種族特性:風魔法強化

       敏捷ボーナス(20%)

       技量ボーナス(15%)

       遠距離攻撃ダメージ上昇(5%)

       遠距離攻撃射程距離上昇(50%)

       闇属性耐性ダウン(20%)


  種族拠点:大陸西部にある《ミーンの森》全域



 《ドワーフ》

  金属と炎の扱いに長けた種族。種族全体の特徴として背が低いことが挙げられる。


  種族特性:筋力ボーナス(15%)

       耐久ボーナス(10%)

      《鍛冶》スキル成功率・品質アップ

       火属性強化

       敏捷ダウン(5%)

  

  種族拠点:大陸南東部にある《ロウンド火山》の麓の国 《ゴル》



《魔人族》

  過酷な環境に適応するため、魔の力を取り込んだ者の末裔たち。


  種族特性:MPボーナス(25%)

       HPボーナス(15%)

       火属性耐性アップ

       闇属性強化

       火属性強化

       知力ダウン(30%)


  種族拠点:大陸の南端に広がる荒野の中心部に位置する《魔人領ジェルキス》


 《レイス》

  実体を持たぬ幽霊たち。魔たるもの故、光の力に途轍もなく弱い。


  種族特性:物理ダメージ完全無効

       知力ボーナス(15%)

       耐久ボーナス(15%)

       闇属性強化

       破壊可能オブジェクトを透過可能

       光属性攻撃を受けると昇天(即死)

  

  種族拠点:大陸東部の瘴気立ち込める霧の谷《バディーラ渓谷》






《ランダム》

 何が出るかは選んでみてのお楽しみ。


========================


 「…へぇ」


 結構いろいろな種族がいるんだな。それぞれ個性的で面白い。この筋力とか敏捷とかがステータスに関わるのだろう。種族特性とかいうのがそれぞれの個性みたいなものなのだろうか。しかし、種族拠点というのは一体何だろう。


 「種族拠点では、対応する種族だけが使用できる施設などが存在します。勿論他の種類の人も使用できますが」


 若干特別扱いされる程度です、と『彼女』は言っていた。よーし分かった、とりあえずその辺のことは後で考えよう。それはそれとして…


 「この《ランダム》って?」


 「《ランダム》では、抽選を行って佐賀美様の種族を決定します。また、可能性として、上記の種族のほかに所謂レア種族と呼ばれるものが当たる可能性もあるので、運に自信があれば挑戦してみるのもいいでしょうね」


 成程…それなら、ランダムを選んでみよう。そもそもこのゲームを手に入れられたのは、ひとえに運のおかげのだから。


 「分かりました。それでは、抽選を行わせていただきます」


 その途端、微妙に回りが暗くなる。ドラムロールまで聞こえてきた。



 

 「佐賀美様…もとい、ベディ様の種族が決定しました。…吸血鬼王族(ヴァンパイアロード)です」



いかがでしたでしょうか。皆様の応援がこの作品の養分となります。良かったらブックマーク等していただけると嬉しいです。

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