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第四話。

こんにちは。え?こんばんはですか?


こっちの世界は昼だからこんにちはです。


どうも、白石秋斗です。


こっちの世界って何ですかね。


あっちの世界なんてあるんでしょうか。まあいいや。


今日、僕は関野さんに会って新たな情報を聞くところです。


駅前で待ち合わせということで...あの人は時間にルーズだということが分かりました。


「遅いですね...」


もう待ち合わせの時間から二十分ほどたっています。


ぼーっとしていると前方より超ダッシュしてくる女の子を見つけました。


...これ、止まりませんね。


そう確信した瞬間、脳を回転し始めます。


僕の後ろには電信柱...ここで避けたら鬼畜の出来上がりですね。








というわけで、






...避けました。




「いったああああいいいいいい!!!」


「関野さん、二十分の遅刻です。」


「いやいやいやいや、受け止めるべき、今のは受け止めるべきだった!!」


「だから、二十分遅刻です。」


「だからじゃなくて、今のはやんわりと受け止めるべきだった!なんで!なんでひょいと避けるんですか!」


「いや、あの神野さんのつっこみに微動だにしなかったじゃないですか。」


「いや、吹っ飛びましたよ一応!?ていうかなんですか?あなたは鬼畜ですかああああ!」


「そうです。」


「そうです。じゃないですよ、女の子は顔に傷をつくっちゃいけないんですよぅ!」


「そうですかYO!」


「YOじゃなくて!」


面白いですね...少しSとして目覚めちゃったかもです。


「関野さんのせいでSになっちゃいました。」


「なるなあああああ!!」





関野さんが落ち着いたのでどこかの店のドリンクバーだけで何時間も過ごすという超迷惑なことをすることにしました。


「うう...痛いですよー、死ぬう...死ぬう...」


「その位で死ねるならたいしたもんですよ。」


「痛いよー、白石さんのばかぁ...」


すこし拗ねる関野さん。


...かわいいかも。


「関野さん、昨日どうなったんですか?」


仕事の話になると彼女なりのけじめか、シャキッとしてこう言いました。


「全然駄目でした。」


「なるほど。」


やっぱり何か技を教えておくべきだったのか...


「ひとつ分かったのは笹川先輩は年上好きということです。」


「そうですか...」


そしたら何もいい情報は手に入んなかったんですね....


「って、それすごくいい情報ですけど!?」


「え?だって笹川先輩の趣味が分かったところで何も...」


関野さんは頭が弱いようです!


「だから、笹川さんが年上好きなら年下の神野さんを好きになることはないでしょう?」


「?...あ、ああああああ!!なるほど!!」


「...本当に分かったんですか?」


「分かりました!分かりましたよ!さすが私!いい情報を手に入れた!!」


「えらい偉い。」


というわけで予想以上の情報ゲットです!


「でも、どこでそんな情報を?」


「それがですね...」

おはようございます、にーとんです。

秋斗君は鬼畜なのです。

今後ともよろしくおねがいします。

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