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第三話。

【で?なんで聞いたのか言いなさいっ!】


【なんの話だっけ〜?】


おお!さすが関野さん。ボケが突っ込みどころ満載!


僕も精進せねば!!


あ、どうも。白石秋斗です。


え?そろそろ自己紹介しつこいですか?


いや、これは僕の癖なんですよ。小さい頃は影が薄かったんですよ。誰も名前で呼んでくれないから母さんに相談した

ら、会う度に自己紹介しなさい、と言われたのです。おもしろい母親です。ははは。


【その妙に間延びした話し方はやめなさいっ!】


突っ込むところそこですか。


【じゃあ神野ちゃんはそのツンデレみたいな話し方をやめなさい。】


【ばれてたか。】


【私は神野ちゃんのことならお見通しよ、ふふふふ...ごふぉぁっ!?】


おお!神野さんのツッコミだ!


関野さんが飛んでいった!


さすが神野さん、そのツッコミは岩をも砕く!


あ、関野さんが立ち上がった。


さすが関野さん。その身体の丈夫さは異常!


僕も精進せねば!!!


【ふふふ。甘いわ。神野ちゃん。愛の拷問タイムはまだまだ続くのよ。】


キャラが壊れてますよ。


【それは違うわ!見なさい!あれが私の家よ!】


神野さんもノリ良いですね。


ささっと住所を見る僕。こう見えてもぬかりはありません。


【くっ!じゃあ続きは電話よ!】


【そこまで知りたいなら教えてあげましょう。


03ー33(以下個人情報流出防止のため省略)よ!】


関野さんもなんかちゃっかりしてるというか...自然な流れで電話番号聞き出してくれるなんて。めもめも。


しかし神野さんも流されやすいんですね。


関野さんと神野さんの話し合い(格闘?)が終わり、僕は関野さんと合流しました。


「関野さん、ありがとうございました。」


「いえいえ〜、この位お安い御用ですよ〜。」


「ところで関野さん、」


「何ですか?」


「僕のお手伝い役になってもらえませんか?」


「相棒ですか?」


「いいえ、子分です。僕は女子から秘密を聞き出せるほどフレンドリーなオーラは出してませんから。」


「子分というのは気に入りませんが、まあいいですよ。」


「ホントですか?」


「うん。私も最近暇ですから〜。ぜんぜんおーけーですよ〜。」


「ありがとうございます。」


実は今日のあの会話を見ていてこれは...!!と思ったんですよ。


関野さんと神野さんはもともとあまりしゃべらなかったらしいんですが、あんなに仲良くなっているところを見るとやは

りそれなりの何かがあるはず。


「じゃあ早速お願いが...」


「はい、何ですか?」


「笹川さんと神野さんはどういう関係か調べて貰えますか?神野さんが好意をいだいている以上無視できない人物ですか

ら。」


「分かりました。」


おお、なんか一気にボスになった感じですね。


大丈夫、子分をいじめたりしませんから。


ちゃんとかわいがりますよ。


どうも、にーとんです。

秋斗君の自己紹介にはこんな理由がありました(笑)

これからも毎回自己紹介させます。

名前、覚えてあげて下さい!!


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