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エピローグ。〜激闘編

ここは某ファミリーレストラン。


どうも、前回『完』とか言っときながらまた登場した白石秋斗です。


「関野さん、良く無事でしたね。」


「まあ私に危害を加える気は無かったっぽいですから。」


なるほど。


じゃあなぜ笹川さんは関野さんを?


「白石さんはなんで私がさらわれたことを知っていたんですか?」


「え?そうですね...」


朝起きたら手紙が置いてあったこと、実は鍵が壊れていたことなどを話しました。


「でも...白石さんが助けに来てくれて良かったです。」


「そうですか。まあ笹川さんを倒したのは鳥肌さんですけど。」


「そういう問題じゃないですよ。白石さんが助けてくれた、それだけで嬉しいんです。」


「そうですか。しかしなんで笹川さんは僕の家に手紙を?」


「本人曰く、白石さんの一番大切な人の........あ。」


ん?


一番大切?


「う、あの、えと...」


「.......?」


首を傾げてみました。


「いや、あの〜その〜....」


ふぅ、関野さんは面白いですね。


そんな行動されたら誰だって気付くはずなのに。


「はい、ポーズ。」


カシャ。


「.........え?え?」


「ふふふふふ、くっくっくっく......ぷぷっ」


「えと、白石さん?」


「あー、関野さんかわいすぎ。」


「え?う.....」


みるみる頬を赤くしていく関野さん。


「関野さん。」


「は、はい......?」


「証拠は、この手の中に。.....ぷぷっ。」


手の中のカメラを見せる僕。


「お勘定は頼みますよ〜!」


「ちょ!え〜、白石さーん!!」


そして僕は、ファミレスを出ました。


「ふぅ。」


え?なんで出て来たのかって?


いや、ちょっと気になることがあるんです。




「着きました〜」


そこは、学校の体育倉庫裏。


そこにはもう鳥肌さんと神野さんの姿はありませんでした。


う〜ん、今頃カップル以上のいやーんな関係やあっはんうっふんな関係になろうとしているところなんでしょうか?


そんなことはどうでもいいんですけどね。


「笹川さん。」


まだ倒れていた笹川さんに話しかけました。


「はぁ...なんだい?」


「鳥肌さんの戦法、どんなんでした?僕見れなくて残念なんですけど。」


すると彼は、僕から目を背けてこう言いました。


「ああ、弱いと思っていたあいつがあんなに強かったとはな。」


「はは、強かったんじゃありませんよ、強くなったんです。」


「先客っていうのは彼のことだったのか?」


「そうですよ。」


そう言うと彼は全てを諦め、そして認めたような顔で笑いました。


「はは、彼には敵わないよ。」


「でしょうね。」


ちょっとした、沈黙。


先に言葉を発したのは僕の方でした。


「なぜ、僕の家に手紙を?」


「ああ、話さなくちゃね。」


そして、彼は空を見て話し始めました。


「僕に対して君は、『あなたは一人の人を愛することもできないんですか?』、そう言ったよね。僕は昔彼女がいたんだ。その娘だけが僕の生き甲斐と言っても過言ではなかった。ずっとその娘だけを見てきた気がする。でも、彼女は僕にこう言ったんだ、『ごめんなさい、他に好きな人ができたの』って。」


彼は悲しそうに話し続けました。


「その後、その娘は転校してしまった。今じゃ連絡を取ることすら叶わない。そんな僕に君が投げかけた言葉はそれはひどいものだったさ。僕は思ったんだ、復讐してやろうって。大切な人がいなくなる気持ちを分からせてやろうって。」


そんなことを話しながらも彼の目には僕に対する敵対心は全く見えませんでした。


「関野由利香。この娘は君のことをずっと好きだったんだ。でも君はそれに気付いている様子が全くなかった。僕にとっては丁度良かった。僕は彼女をさらった。それが罪になることを知っていたけども、そうせずにはいられなかった。」


彼の目が、ふいに僕の方に向きました。


「君は、気付いていたのか?彼女が君のことを好きだと言うことを。」


「とっくのとうに、知ってますよそんなこと。」


「なぜ、放っておいた?彼女がかわいそうだと思わないのか?」


彼はそんな言葉を投げかけてきました。


「僕は、自分が楽しければそれで良い人間なんですよ。」


「嘘付け。」


彼は笑いました。


「じゃあなぜ君は彼女を助けにきた?」


その問いに、僕は微笑んでこう言いました。


「彼女といることが、僕の、楽しいことだからですよ。」

これで一応終了です。

できれば後書きまでお付き合い下さい。

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