表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/24

第二十話。〜告白編

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


ばっばっばっばっばっばっばっばっばっ!!!


シュッ!


スタ!


「おお〜〜!」


パチパチパチ!


「ふん、俺からしたらこんなこと....ちょろいもんだぜ。」


どうも、白石秋斗です!


今鳥肌さんが逆立ち腕立てをマスターしました!


時間をかけたかいがあり...


バタン!!


「大変です白石先輩!!」


関野さんが入ってきました。


あれ?鍵しめたはずなのに。


「どうしたんですか我が子分よ。」


「子分じゃないです!!」


どうもかなり慌ててますね。


「笹川先輩が神野ちゃんと付き合ってるっていう情報が流れているんです!!」


「.........え?」


「.........は?」


「確かめてきます!」


「ちょ、おい?秋斗!?」


学校までダッシュです!


今ならまだ下校中の生徒はたくさんいるはず!




「はぁはぁ.....」


着きました...


お、ちょうど女子生徒が通りかかりました!


「ちょっとそこの人!」


「は、はい?」


「笹川さんについて何か知ってませんか?」


「あ、あ〜、神野さんと付き合っているとか噂がながれてますよ...」


「いま笹川さんはどこにいますか!」


「教室で友達としゃべってると思いますよ...」


「ありがとうございました!」


教室までDASHです!




「はぁはぁ...コホッコホッ」


着きました...


「笹川さん!」


びっくりする笹川さんとその周りの友達たち。


「あれ?白石君じゃぁないか。どうしたんだい?」


笹川京介。


顔よし頭よし運動神経よし。


女子に対する性格は良くモテモテのこの人。


この人と神野さんが?


「ちょっと聞きたいことがあるんです。」


「なんだい?」


「あ、えーと他の人は聞かないでおいてもらえますか?」


返事をしながら教室を去っていく笹川さんの友達たち。


「神野さんと付き合っているという話ですが?」


「ああ。そのことか。それは別に本当のことではないよ。」


なるほど。やはりデマでしたか。


「ちょうど良かった。聞きたいことがあったんでね。」


「はい、なんでしょうか?」


「神野さんはどういう人なんだい?すこし気になっていてね。」


はぁ。


「えー...多重人格者で現在確認できている人格は三種類。付き合うまではかなり時間がかかるでしょうね。」


すると笹川さんは


「....へえ。じゃ、いっか。」


そんなことを言いました。


じゃ、いっか?


「じゃ、いっか。ってどういうことですか」


「気になっていたけどやっぱりどうでも良くなったよ。」


どうでも、良く?


その瞬間僕の中の何かが切れました。


「あなたは...」


「ん?」


「あなたは一人の人を愛することもできないんですか?」


「ふっ...面倒なだけじゃないか。」


「面倒....あなたなんかが神野さんと釣り合うわけが無いですね。」


「どういうことだ」


「先客がいるんですよ。その人はあなたなんかよりもずっと強い。違う人格の神野さんのことすら好きになり付き合うために必死に毎日頑張っている。それがあなたには真似できますか?断言しますよ、できません。」


「分かったから帰ってくれ。」


「....」


僕としたことがつい熱くなってしまいました。


「早く帰ってくれ。」


そして翌日、事件が起きました。


続きます。

...当たり前だけど。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ