第十三話。〜パーティ編
「ともかく、鳥肌野郎も手伝って下さい。」
「俺は招かれた方だぜ?客だよ客。」
「...うるさい。」
「凛はいつからそんなキャラになったんでしょうか?」
「は〜、やればいいんだろやれば。」
しかし鳥肌さんはどうして神野さんのことを好きになったんでしょう?
確かに顔は良いけどあの性格は...いや、知らないんだったらしょうがないけど。
そんなことを思いながらごぼうを切っていると....
「秋斗、指切りそうになってる。」
「....教えるのが遅いですよ。」
「いやいや感謝してしかるべきだろ!!」
...しかし、この調子だと絶対に関野さんと神野さんが来るでしょうね。
『招かれた』と鳥肌さんが言ってたので、凛が呼んだとしか思えませんからね。
ピンポーン♪
「お、次は誰だか気になるな、兄貴。」
「誰でも良いからとっとと出てやりなさい。」
凛は小走りで玄関まで走っていきました。
「こんにちは〜。うお〜良い匂い〜。」
家来がやってきました。
あれ?部下だったっけ?
とりあえず関野さんです。
「...まだ野菜切ってる段階だから匂いとか分からないはずなんだけどな。」
「そういうことは気にしちゃいけないんですよ鳥肌さん。」
「そうですよ〜、こういうのは気分ですよ〜。」
関野さんが来て....あとは神野さんですね。
.....15分経過後。
「.....神野さんは時間にルーズらしいな。」
「なかなか来ませんね〜。」
いや、でも関野さん、あなたこないだ僕のこと何分待たせたと思って...
ピンロ〜ん。
「.....ピンロ〜ん。ってなんだ?」
「....チャイムの音だと思うんですけど...?」
不思議な音にみんな首を傾げていると、関野さんが突然笑い始めました。
「あはははははははははは!!!!ピンロ〜ん。とか!あはははは!なんでRとPを押し間違えるんだろうね!?あはははははははは!!」
「......関野さん?大丈夫ですか?」
「あははははは!だめ、死ぬううううう!!あははははは!!」
「笑いのつぼがよくわからないな。」
「とりあえず出た方が良いと思いますけど?」
「...む。そうだな。」
凛が小走りで玄関まで走っていきます。
「あはははははは!!確かにPとRは一本線付け加えるだけで変わるよね!!あははははは!!」
「こんにちは、おじゃまします。」
どうやら神野さんが来たそうです。
「あははははは!神野ちゃんとかうけるんだけど!あははははははははは!」
「いい加減黙りなさい!!」
「........................は〜い。」
あれ?案外すぐに笑い終わりましたね....まさかわざと?
「あはははははは!私エビ天がいいな!あはははははは!!」
「うるさいですよ!!」
そう、今日のメニューは天ぷら。
「今日は天ぷらパーティーです!ってことで良いんですよね凛?」
「ああ、間違いない。」
「あははははは!エビ天エビ天!」
「うるさいって言ってるんですよ!」
あはははは!
ごめん、更新遅れた!
ああははははは!
ブログの方にも来てね。あはははははは!
http://blogs.yahoo.co.jp/neeton329




