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アクアディア聖国物語  作者: 中嶋千博
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寄り道話、フィリアの思い2

 数日後、新学期が始まりました。

 想像していた通りでしたが、わたしの周りにはクラスメイトが次から次へと集まってきました。


 わたしのような美少女は中央においても、かすむことはなく、逆にルイカワサという避暑地として有名な村から編入してきたということで興味を持たれました。

 そして自己紹介の時に、癒しの魔法と浄化の魔法が得意だとアピールしたこともそのことに輪をかけたようです。


 望み叶って田舎から都会に進出したわたしは、まさに人生を謳歌しました。


 そんなある日、わたしは思わぬところで思わぬ屈辱を受けることになりました。

 それは魔法授業のときでした。

 人には魔法の相性というものがあります。そのため魔法授業は隣のクラスと合同授業となり、魔法の特性によってグループ分けをして授業を受けるのです。

 大きく分けて、攻撃魔法系のグループと、支援魔法系のグループです。治癒魔法は支援魔法系のグループになります。


 攻撃魔法の実技を行うグループもあるので、校庭に出て、それぞれの箇所にグループごとに分かれて、魔法の授業が開始されます。グループごとに教師が一人つきます。


 私は当然治癒系の魔法授業に参加しました。

 治癒魔法系のグループに入ったのは十人でした。治癒魔法はけが人がいなければその力を発揮することができないので、実技ではなく講義の時間が多くなります。


「治癒魔法にはいくつか種類があります。大まかに説明すると、個人の治癒力を活性化させるもの、外部から力を注ぎ治癒させるもの、その両方の特製を持つものがあります」


 野外なので、黒板はなく、先生が口述で説明を始めました。


「それらのすべての特徴を持つが、癒しの神キュアレスの力を使用するものです。キュアレス様は治癒の神様の中でも上位にいる神です。

 特徴は、治癒を求める傷口がどんな理由でついたものかによって、治癒効果が異なるところです。誰かを守るために傷ついた傷ならば、治癒効果は高く、誰かを傷つけようとして自分が傷づいた傷にたいしては治癒効果は低くなります。

 キュアレス神の力が発揮できない場合、術者の魔力が削られることになります」


 先生の説明を熱心にメモする学生もいますが、ほとんどの人は耳にとめるだけにしています。


 わたしは口元に笑みを浮かべました。

 わたしはこのキュアレス神の力を使用した治癒魔法が大の得意なのです。

 同じ学年でわたしほど治癒魔法を使いこなす人はいないことでしょう。


 と、攻撃系魔法グループのほうから大きな爆発が起きました。

 続いて悲鳴の声が上がります。

 炎が高々と渦を巻いて舞っていました。


「アイスウォール」


 誰かが水の魔法を唱え、炎の渦を覆うように氷の壁が出現します。

 火と水が干渉しあい、膨大な霧が立ち込めました。

 靄が消えていくとともに、その場の様子が明らかになります。


「ひどいやけどだ!」

「すぐに医務室に!」

「それより治癒魔法だ。 ルチア先生!」

「はーい」


 わたしたちに講義をしていた先生はルチアという名前だということをこのときわたしは知りました。

 ルチア先生は、呼ばれる前にすでに駆け出していました。名前を呼ばれて走りながら返事をします。ただ体が重いせいか走る速度が遅いです。


 わたしはといえば、突然の出来事に、身がすくんで動くことができませんでした。


 そんなわたしの横を誰かが通り過ぎていきました。見ると一緒に抗議を受けていた生徒の一人でした。


 なにあの人、爆発が起きたところに行って何をしようとしているの?

 そこまで考えはっとなりました。


 これはわたしの治癒魔法を披露するチャンスです。


「わたしたちも行きましょう。ルチア先生ほどではないかもしれませんが、わたしたち治癒魔法が使えるのですから」


 わたしは一緒に魔法講義を受けていた同期たちに声をかけました。


「そ、そうだね」

「友達が怪我をしたかもしれない。助けなきゃ」


 先にかけて行った男子生徒を追うように、わたしたちも駆け出しました。

 ルチア先生とわたしたちはほぼ同じくらいに現場にたどり着きました。


 現場は悲惨な光景になっていました。地面は人一人が入るくらいに穴が開き、あたりの空気はいまだ熱をもっていて、鼻で息を吸うと、熱で内側が痛いくらいです。

 地面に倒れてるのは三人ほど。そのまわりにも怪我を負った人たちが苦痛の呻き声をあげています。


 ルチア先生よりも先に駆け付けた男の子がもう、重傷そうな三人のうち一人の生徒に治癒をかけていました。


 その生徒は全身がただれていて、身につけた衣装もほとんどが焼かれ、悲惨な状態です。さきほどの爆発の渦中にいれぱそうなっておかしくないかもしれません。

 わたしは初めて見る重症患者の状態に再び蒼白になりました。

 その間にもその男の子は、怪我人に杖を掲げ、呪文を唱えました。彼の掲げる杖から魔力が放出され、患者を包み込んでいるのが分かります。


 見ている間にも、ただれた肌が治癒していくのが分かりました。

 回復速度が速いことにわたしは目を見張りました。それはつまり、治癒魔法の使い手だということ。

 何者なのでしょう、この男子生徒は。


 彼の顔をよく見ようとしたところに、ルチア先生の声があがりました。


「みなさん、お友達に治癒魔法を施しなさい。彼らの命はあなたたちにかかっていますよ」


 突然の責任重大な言葉に、わたしは彼の顔を確認できないまま、近くにいた怪我人の元へと走り寄りました。


 その後、医務室からもお医者様がいらして、回復薬、治癒魔法総勢で回復にあたりました。

 火の魔法を使うには、火の神イフリートと契約をしなければなりません。後で聞いた話でいすが、イフリートと契約したばかりの学生が初めて魔法を使い、魔法を暴走させたのが爆発の原因だったとのことです。


 魔法を発動するときは、専門の教師が付き添うことになっています。その付添いの教師までも巻き込んでの暴走だったのですから、よほど強い魔力を放出したのでしょう。


 魔法を唱えた本人は、魔力の使い過ぎでその場で倒れ、自分の魔法で焼かれるところだったそうです。そんな彼を治癒したのがさきほどの男の子でした。


 巻き込まれた教師の怪我はルチア先生が治癒しました。他の怪我人も、回復薬や治癒魔法で治療を施され、医務室に運ばれていきました。


「魔力の使いすぎで具合の悪くなった人はいない?」


 ルチア先生がわたしたちに向かって言いました。


 わたしたちはそれぞれ顔を見合わせます。お互いに顔色が悪いのですが、魔力の使い過ぎというよりも、今まであまり出くわしたことのない状況に顔色を失っているような感じがします。

 わたし自身、身体が重く感じますがそれだけでした。


「とくにあなたは、上位の治癒魔法を使ったんだから」


 ルチア先生は先ほどの男の子に声をかけました。


「僕は大丈夫です」


 わたしはようやくその男の子をまともにみることができました。

 中肉中背でごくごく平凡な面差しをした男の子でした。

 けれど、わたしは彼を凝視しました。どこかで見たことのある顔だと思ったのです。

 そして思い出しました。彼が図書館での屈辱的な態度をした男の子だということを。

 ルチア先生は論外として、彼はここにいる誰よりも治癒魔法を発揮したにも関わらず、平然とした表情をしています。


「本当に大丈夫?」


 ルチア先生は心配そうに彼の顔を覗き込みました。


「顔色は悪くないようね」

「治癒魔法は得意なので、これくらいならまだ大丈夫です」

「そう。それならいいわ。魔力回復薬が必要そうなら言ってね」


 ルチア先生が回りを見回していいます。

 その場でてきぱきと教師や生徒たちに指示を出していた青い髪をした教師が、この場にわだかまる淀んだ空気を払うように明るい声で声をかけてきました。


「いやあ、どうなることかと思ったけど、死人が出なくてよかったよ」


 普通、髪が青い人はいません。髪が青いというのは水の魔法の影響を受けているということを意味します。


 ルチア先生が青い髪の先生をきっとした目でにらみました。


「軽く言わないでちょうだい。これから親御さんになんて説明するか、考えただけでぞっとしますわ」


 ルチア先生が言いました。


「誰も死ななかったんだ。治癒魔法の実技練習にもなった。魔法の暴走は恐ろしいということを体感することができた。

 これほど魔法の授業として充実した時間はないぜ」

「まったく、ガルディア先生は……」


 ため息をつくルチア先生。この髪の青い先生はガルディア先生というのね。なかなかのイケメン。大人なのに、少年の心を忘れない精神があふれていて、保護力をそそります。

「あのう、ガルディア先生」


 わたしはためらいがちな口調で彼の名前を呼びました。


「なんだい?」


 にこりと笑みを浮かべてこちらをみるガルディア先生。

 落とす。落としてみせますわ。ガルディア先生。わたしは心の中でこぶしを握りました。


「このあたりが水浸しなのはガルディア先生の魔法ですか?」

「おう、そうだ。あのままファイヤーを暴走させたら、大変なことになっていたからな。水の魔法で相殺したんだ。それでもいくらかはもれてしまったけどな」

「すごいです。尊敬します」


 うるうるとした目で見つめれば、


「あはは。ありがとうな」


 ガルディア先生はわたしの頭をなでました。


 うん? これはもしかして一人の女としてみてくれているのではなく、子供扱いされているということではないでしょうか?


「カルディア先生はあまり見かけたことがないですが、どこか受け持っているクラスはありますか?」

「俺、外勤なんだわ。だから魔法の授業があるときだけ出勤しているだよ」

「なるほど。分かりました」


 道理でお会いしたことがないと思いました。


 わたしはカルディア先生に目を付けましたが、結局、カルディア先生はわたしが卒業するまでずっとわたしのことを子ども扱いしていました。こんな美少女があれこれ策を巡らせていたのに、失礼な人です。けれどそれは別の話なのでここでは多くをかたりません。


 話を戻しましょう。あの男の子のことです。

 今まで気づかなったのですが、彼は同じクラスの男の子でした。あんな人、いたかしら? と思うほどの存在感のなさです。

 しかし、今となっては気づけば彼のことを目で追っている自分がいました。

 彼の名前はユーリ・フローティア。

 本棚の上段部分にある本を取るのに苦労している時に、さりげなく隣に立って、本を取ってくれたとき。

 わたしをオレンジジュースの被害から守ろうとして、わたしを抱きしめる格好になったとき。

 水の宝珠が目の前で盗まれたおびえいてたわたしに、「大丈夫だよ」と声をかけてくれたとき。

 確かにわたしの胸は高鳴りましたが、それがどうだというのでしょう。


 好きでもない異性でも、そのようなことをされたらドキッとするのが乙女というものです。


 わたしがユーリに懇意にすることで、ユーリが一部の男性陣から嫉妬のあまり、嫌がらせを受けていることは知っていました。

 けれど、彼らを非難する権利はわたしにはありません。

 男性陣が勝手に嫉妬しているだけなのですから。


 ユーリがわたしになびかないかぎり、この嫉妬の嫌がらせは続くと思っていました。

 わたしの魅力に気づかず、わたしに見つめられても心を動かさない同感少年にはそれくらいの嫌がらせは受けてもらわなくては。


 そしてわたしの魅力に気づいてユーリのほうから言い寄ってきたら、そのときはさて、どうしましょうか。

 そのことを想像するだけで笑みがおのずと浮かんでしまいます。

 こっぴどく振るか、わたしも好きだったの、とかいいながらしなだれかかるか。

 どちらを選択してもおもしろいシチュエーションになりそうです。


 春休みがあけ二年生になりました。一か月ぶりの学校。毎日のように学校に行っているときには、学校に行くのを面倒に思いますが、久しぶりの学校となると、嬉しい気持ちになるから不思議です。

 昨日、美容院に行って、髪の毛先を整えてもらいました。誰か気づく人はいるかしら。

 クラス替えはないので、春休み前と同じメンツです。

 友達に久しぶりの朝の挨拶を交わし、春休みにでくわした出来事を情報交換する朝の時間。

 そんな中、ユーリが教室に入ってきました。

 わたしはさっそくユーリのもとに向かいます。

 ユーリに聞きたいことがあったからです。


 春休みに入る直前に、水の宝珠窃盗事件が起きました。わたしは目の前で水の宝珠が盗まれるのを見ました。

 アクアディア聖国に豊かな水をもたらす宝珠が盗まれたのです。世界の終末が来たように思い、ひどく不安になりました。

 その後、わたしは礼拝堂にいた学生や礼拝者たちと一緒にしばらくの間、礼拝堂に閉じ込められたのです。

 何時間もの時間が過ぎたころ、ユーリだけどこかに連れていかれました。それ以来、ユーリの姿を見かけることがなかったのです。

 わたしはユーリが事件に巻き込まれたのではないかと考えました。だから、ユーリに会えたら詳しいことを聞きたいと思ったのでした。


「ユーリ、今までどうしていたの? 水の宝珠盗人の共謀の疑いで連れていかれた後、会えなくて心配していたのよ。ユーリの疑いが晴れたことは噂で聞いていたけれどね」

「心配かけてしまったね。ごめん」

「いいのよ。元気そうでよかったわ」

「フィリアもね」


 ユーリは静かに微笑みました。

 あれっ? と思いました。なんだか、感じが以前と違っているように見えたからです。

「何か雰囲気変わった?」

「変わったってどういうふうに? 僕は僕だよ」

「なんていうか、前はもっとふわふわしていた感じだっのに、今は足がきちんと足についている感じ」

「なにそれ?」


 ユーリはおかしそうに笑いました。

 そのとき、わたしの中で信じられないことが起きたのです。

 心臓がトクンと大きく振動し、顔がかあっと赤くなりました。わたしは思わずうつむいてしまいました。


 わたしったらいったいどうしたのかしら? イケメンが相手なら胸がどきどきするのは当然です。あの平凡なユーリに、わたしがときめくなんて。

 まさか、まさかねぇ。そんなこと、世界が逆さになったってありません。


 さっきのは気の迷い。自分の席についてからわたしは自分自身に言い聞かせました。


 担任の教師が教室に入ってくると、ざわざわしていた教室が途端に静かになりました。慌てて自分の席に着く生徒もいます。


「諸君、久しぶりだ」


 教師は言ってから、一か月の春休みをどう過ごしたかで一目瞭然だとか、説教をしたあとに言いました。


「今学期から新しい仲間が加わる。入ってきなさい」


 燃えんばかりの色彩をした赤い髪と、アクアディア湖の湖の水面のような青い瞳をした少女です。

 名前はラナ・シューレル。同性のわたしでも見惚れてしまうほど、きれいな子でした。

 彼女はいろいろな意味で爆弾でした。いろんな意味で、というのは「美人」というだけでない特技を彼女はもっていたからです。そのことを知るのはまだ少し先の話になりますが。


 ラナは普通の女の子とは違いました。

 かわいらしい小物、きれいな宝石、流行のファッションには興味がなく、おしゃべりをしていても話が合いません。


「この制服、丈が長くて歩きにくいわね」


 と言って大股に歩いてはばからず、スカーフも適当に巻いてきます。


「このスカーフ、なんの意味があるのかしら。毎日結ぶのはめんどうだわ」


 この子は女の子の姿をしているけれど、中身は男なのでは、と思いました。今までわたしの周りには射なかったタイプの女の子です。

 スウィーツに目がないところが、唯一、女子らしいといえば女子らしいところだとわたしは思うのです。


 決定的だったのは、体育の剣術の授業のときに、剣術の演習で、男子生徒をみんな負かし、剣術の先生まで負かしてしまったことでした。

 これが本当の意味での爆弾。

 男の子たちは、彼女を恐れるどころか、同志を得たように気軽に接するようになりました。

 女の子たちは、彼女に敬意を持ち、剣術以外ではどこか天然なところがある彼女を嬉々としてサポートするようになりました。


 彼女は、「美人」というキャラはかぶりますが、性格はまったく違うので、わたしの立ち位置がぶれる心配はなくなりました。


 けれど、けれどなのです。

 ユーリがわたしには絶対に向けないやさしいまなざしをラナに向けているのを目にしたとき、心がざわめきました。


 親しい者同士がおしゃべりをするように二人が話しているのを見かけただけで、二人がどんな会話をしているのか気になります。


 わたしはいったいどうしたのでしょう。

 どういうわけか、二人が仲良くしているのが気に入らないのです。

 ユーリにはわたしを見て欲しい。


「ユーリ、放課後、時間ある? アンジェリーナで新作のスウィーツがでたの。一緒に食べにいきましょうよ」

「新作か。気になるね。ラナも行く?」


 どうしてそこでラナに話を振るのでしょう? そしてラナもどうして近くにいるの!


「あたしは今日はバイトがあるから、二人で行ってきて」

「それじゃあ、ラナがバイトがない日に行こう」


 わたしは青筋がこめかみに立たないように努力しながら作り笑顔を浮かべました。


「わたしは今日行きたいのだけれど?」

「ごめん、フリィア。他の人を誘ってあげてよ」

「ユーリは放課後、何も予定がないのでしょう? だったらわたしに付き合ってくれてもいいのよ」

「絶対に甘いものを食べたいという気分じゃないからね」

「そうなの。そこまで言うなら無理には誘わないわ」


 わたしは教室の中を見回しました。


「ラクロス、今日の放課後、暇よね?」

「暇なもんか。部活がある」

「ゼルジュは?」

「塾があるんだ」


 全滅。なんなのでしょう。この虚しさは。

 わたしが落ち込んでいる横で、ユーリとラナが会話を進めています。


「ラナがバイトがない日はいつなの?」

「明後日よ。でもすでに予定を入れているの。文房具屋にノートを買いに行くのよ」

「買い物を付き合うよ。そのあとアンジェリーナに行こう」

「ユーリが一緒に見てくれるなら、助かるわ。スウィーツも楽しみね」


 むかむかむか。

 むかつく、というのはこういう気持ちを言うのでしょう。


 この二人、付き合っているのかしら? 付き合っているのなら付き合っているでかまいません。そのほうがわたしとしても、あきらめがつくというものです。

 あきらめ? あら、なんのあきらめかしら。おほほほ。


 その日、わたしは一人でアンジェリーナに行き、新作スウィーツを含めて数個、スウィーツをいただきました。

 ほんの数個です。普段は体重を気にして控えるのですが、この日は自分の欲求を我慢しないことにしました。


 その後、顔にニキビができて反省しました。


 わたしはフィリア。アクアディア学院一の美少女です。

 これからもユーリが困ることを内心ではしりつつ、ちょっかいをだしていきますわ。

 そして、ユーリがわたしに告白してきたら……。

 うふふ。そのことを考えるだけで楽しくなります。


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