第十六章:葉咲結菜
やーっと更新出来たぁ!^^;
なかなかネタが出なくてダラダラ書いてたらもの凄い時間かかりました;;
困ったときはギャグに頼るのが一番!
・・・・・・・ってワケで、今回はギャグ一筋ですbb
SFどこいったー(笑
「勇気、悪いんだけどさ、これからウチ来てくんない?」
時は放課後。我は勇気。目の前に居たりは笹本健。
・・・・・・・・・・・・・・・と、なんとなく昔の物語風に状況説明。
「ん、別に良いけど・・・・なんで?」
「例の結菜の事でさー。アイツが会わせろって煩くてさ」
結菜って言うと・・・・・あぁ、葉咲さんの件か。
「あー、分かった。すっごくめんどくさいし出来ればこのまま家に帰りたいけど、他ならぬ健の頼みだもんね。しょうがないから嫌々行って
あげるよ」
「お前本っっ当に毒舌に磨きがかかったな」
だって日々ジュエルとのイガミ合いだもん。そりゃあ、毒舌だって磨きがかかるさ。
本当に嫌だったけど、どうせいつか葉咲さんに会わなきゃならなそうだし僕達は健の家に向かった。
「健の家に行くのっていつぶりだろう?」
「そういえば中学になってからほとんど遊ばなくなったもんなー。俺達」
「部活で忙しかったしね」
「・・・・・・・・あのさ、前から気になってたんだけど勇気って何部なんだ?」
「バスケ」
「嘘ぉ!?うわ、意外・・・・・まぁビジュアル的にはあってるけど」
「(ビジュアル・・・?)知らなかったの?確か入学して間も無い頃に言ったと思うけど」
因みに、健はサッカー部。イメージ通りというか、なんというか。
「言ってた気もするけど・・・・・っつーか、俺勇気が部活してんの見たこと無い」
「だって週一しかないし。しかも朝」
「だからか。学校のバスケ部がそんなに陰薄いのは」
「僕が入部したての時、顧問が病気してそれからずっとこの状態なんだ。まぁ、もともと週三しか無いんだけどね」
「ほー」
「だからこの部選んだの。楽そうだし。いたってノーマルな部活だし」
とりあえず部活には入っておかないとね。じゃないと普通じゃなくなる。
「健の家にもう居るの?」
「誰が?」
「葉咲さん」
健の家まで後約百メートルの地点で、ふと聞いてみた。
「・・・・・多分、居ないと、思う」
なんでそんなに途切れ途切れ?しかもなんか悟すような口調だな。
「後から来るの?」
「いや、俺は待ってろって言ったんだけどアイツのことだか・・・・・・・・・・・」
ドドドドドドドドッドドドドドッドッドドドドドドドドドドドドドドッドドドドドド
ドドド?何、この微妙に間があるこの音は。しかも近づいてる?
「・・・・・・・・ら家でなんか待ってられないんじゃないかって言おうと思ったんだけど、やっぱ待ってられなかったんだな・・・・・・・」
「え、この音葉咲さん!?怖っ!!つーかどうやって出すのさ、こんな音!!」
ピタッ ヒタヒタヒタ・・・・
「あれ、音が止まった・・・・・?」
それに妙な足音までするぞ?
「勇気、最初に言っておくからな?俺と!結菜は!ただの!幼馴染だっっ!!」
「や、そんなの結構前に聞かされて・・・・・・・」
「あれ?健?」
明らかに僕等二人の声では無いセリフが飛んで来た。
声が飛んで来た方を振返って見ると、そこには割りとおしとやかそうな女の子が居た。極々普通。
「ゆ・・・・・・いな・・・・・・・・」
「今学校帰り?遅いねー、私なんかずっと前に帰って来たよ?どうせ寄り道とかしてたんでしょー?ふふ・・・・」
あ、この人が今の声の主でさっきの凄まじい音の主・・・・・・・・・・・って。
嘘だぁー。
「え、この人!?さっきの凄まじい音の主、この人!?」
極々普通だよ!?寧ろ女の子らしいよ!僕がここ最近関わってきた女の子の中で一番女の子らしい態度をとってるよ!?
あ、これは比較対象が悪いのかな。うん。誰と比較したかは伏せとこう。言わなくても分かるだろうから。
「あ、健のお友達?私は健の幼馴染の・・・・・・」
「結菜」
「ん?なぁに?」
「気持ち悪い」
「コラ!レディーに向かって失礼よ!」
「勇気には全部言ってある。さっきの爆走音も聞こえた」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
よく分かんないけど、健の言葉で葉咲さんの顔色が変わったのはハッキリ分かった。
え、これ逃げた方が良いパターン?良いパターン!?
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・勇気君?」
「は、はい!?」
「・・・・・・・・・・・・・キャーーーーー!!!今、私勇気君と話してる!会話してる!!」
「・・・・・・・・へ?」
そ、そりゃ名前呼ばれたし・・・・。普通は答えるかと。
「生!生の勇気君が目の前に!間近で見ても可愛いーーー!!」
「は、はぁ・・・・・・」
「ほんとは、健の家で待ってろって言われたんだけどね?勇気君に会えると思うといてもたってもいられなくて、秒速十メートルでばくそ・・・・」
「おい、落ち着け」
健が葉咲さんの頭をスパーンと叩いた。
なんかさっきと雰囲気はあまり変わんないけど・・・・・・・・。
でも、一つだけ分かる。、この人も普通じゃ無いんだなぁ。
秒速十メートル・・・・・・地味にめちゃくちゃ早いな・・・・・・・・。
「あぁ?てめぇは黙ってろや、カス!」
「ほんとに落ち着け」
健のゲンコツが葉咲さんの頭に落ちた。うわぁ痛そ・・・・・。
「えーっと、勇気。これが例のお前に一目惚れした葉咲結菜。んで、結菜。言うまでも無いが、これが・・・・」
「斉藤勇気君。身長157センチ、体重45キロ、B型、11月9日生まれ、さそり座、バスケ部。家族構成は・・・・」
「え、なんでそんなに知って・・・・?」
今日会ったばかりなのにここまで知られてるとなんか怖いよぅ。
「ん?あー、ほら!ウチの学校って生徒の個人情報は全部校長のパソコンの中に入ってるじゃない?」
「へ?そうなの?」
「なんかそうらしいぞ?この前担任が言ってた」
「うん、だから校長のパソコンを見せてもらって、それで色々仕入れたの」
「よ、よく見せてもらえたね・・・?」
「あはは、まさかー!言って見せてもらえるわけないじゃん!」
え、じゃあ何・・・・・って健。僕の肩に置いてるその手はなんだい?
まるで『それ以上立ち入るな、ただでは帰れないぞ』みたいな顔して。
なんか危なそうだけど、これは聞かなきゃいけない気がする。じゃないと作者が欲求不満になってしまいそうな気がする。
「えっと・・・・じゃあどうやって?」
踏み入れました。怖いけど「危険!立ち入り禁止」の向こう側を踏みました。
健、そんな凄い顔しないで。こうでもしないと作者的には話が進まないんだってさ。
「んー、校長も色々頑張ってたんだけどね。情報にロックかけてたり、パソコン自体にもロックしてたり」
やっぱ聞かなきゃよかったかも。
「結菜・・・・・とりあえず結論を言え」
健、なんか言葉に溜息が混じってますことよ?
「ん?まぁ簡単に言うとですね。校長のパソコンちょいちょい〜っといじって、勇気君のデータ盗んだ」
神様、なんで僕の周りに居る女子は
こんなに普通じゃない方ばかりなのでしょうか?
ん?『そうじゃないと面白く無いから』?
そうですか。
微妙に続きます〜。
本当は結菜ちゃん編は一話で終わらせて、次話からちょっと新たな展開にするつもりだったのですが、思ったより長くなってしまいまして^^;
あれだな。バスケ部の下りが長かった(爆
あ、性転換モノの下書き、全然進めてません^^(ニッコリ
なぜか今「もし普通少年のキャラが家族だったら・・・」という感じの話を書いてます(ぇ
あれですね。キャラを好き勝手させるのは楽しいww