第一節 空から降ってきた!
前回の答えは、むこう へいさくとじょうだいななよでした!
今回はファンタジーみたいな感じです!
長いです!
それは、半年くらい前のこと。少し早いかもしれないが、彼女の秘密を語ろうと思う。
☆☆☆☆☆☆☆☆
その日は皆既月食の日だった。俺はベランダに出て、すわっていた。課題なんか、一切手をつけていない。滅多にないイベントなんだよ、宿題なんかやってる場合じゃない。あんの頑固石頭の先公には、こんな口上は通じないだろうけど。
月が欠け始める。北欧神話だと、狼が月をかじると月食、太陽だと日食だったはず。昔の人達には、かなり不吉なことだったんじゃないかな。
空が一瞬、黒に染まった。そしてまた、月が顔を出す。…そう、思っていた。思っていたけれど…
月が見えない。え?この世界は終わりかよ?アニメで見たような事を思い出す。いや、なわけないよな、俺がせっかちすぎるんだ。
俺はまぶたをとじてみた。
すると…
ズドンッッッッ!!!!!!
「な…何今の…ば、爆発?!」
目を開けると、同い年くらいの女の子がいた。
「こんにちは。私は、アンゴルモアの大王です。」
「…は?」
「ノストラダムスの予言知ってます?空から
恐怖の大王が降ってくる。アンゴルモアの大王をよみがえらすためにって」
「知ってるけど、恐怖の大王って、隕石のことじゃないの?!もしかして、これから?」
「…これだから、人間は。アンゴルモアは、宇宙都市であって、私はそこを支配するものです。恐怖の大王なら、さっき通り過ぎました。暗闇は人々にとっての恐怖。しかし、今の人達は自分たちで生み出してしまいましたからね。」
「はぁあぁぁぁあぁぁ?!!!!!」
そんな、アニメみたいな事、信じられない。
俺は、とんでもない事に関わっている気がした。
月は、光を帯びてまた、顔を出す。
問題!☆
◯◯年、空から恐怖の大王が降ってくる。