↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

壊れたのは恋?君?それとも僕?

作者: こをり
掲載日:2010/11/30

挿絵(By みてみん)

ぴちゃん

ぴちゃん

水滴はまるで落ちることが望のように

地面に叩きつけられ広がり、蒸発する


それってさぁ

ある意味拷問じゃない?




「ん、しょっと!」


長い長い階段のラスト一段を登りきったこの達成感は今、僕にしか感じれないんだろうな

まぁ、他の人に感じさせたくも無いけど


ガラクタばかり置いてある廃工場のど真ん中

大き目のリュックを背負いなおしつつ、もう一度息を吸う

はぁ、とさっき吸った新鮮とは言いがたい息を吐き出してから一歩踏み出す


「あ、綺麗な花」


珍しい。

なんせココは廃工場1から9まで必要性が皆無のものばかり

おまけに鉄臭い

馬鹿になりそうな鼻を押さえながら花を摘み、うーんと奥にあるドアを開けうーんと遠くの部屋に入る

それが僕、宵津(ヨイツ)の一つ目の楽しみ


ふわぁと淡い光がこぼれるこの一室に僕の目的の子がいる


「むな、こんにちわ!」


むな、夢名、67。

それが彼女の名前、ってまぁ肩に67って書いてあったからそれを捩っただけだけど

夢名はゆっくりと僕の方に首を動かし無機質な瞳で僕だけを写した

彼女の銀色の瞳は僕のお気に入りだ


「夢名、今日は晴れだから早めに来れたんだ」


笑いながらそう言うと夢名は僕の真似をするように目を細めた

夢名は機械だ、しかも未完成

口元には分厚い鉄が嵌められているからお喋りができない

しかも結構無表情だから楽しいのかつまらないのか区別が難しい


ま、そんなのもう慣れた


「ほら外に咲いていた花、夢名に似合うと思って摘んできたんだ」


夢名の頭を覆っているガラス盤に触らないよう気をつけながらそっと、耳(?)にかけてやる

青い髪に白い花は良く映えた


それから1時間ほど外の事、友達の事、怒られた事などを喋る

夢名は相槌もなにも言わない。けどいつも開いている目が閉じれば終了

それが日に日に閉じる時間は早くなっていた


あ、今日はもうお終いだ


「前は半日でも大丈夫だったのに」


もしかしたら、夢名はもう・・・


「・・・・僕夢名が好きなんだ」


僕は意気地なしだから君が眠った時にしかこの思いを伝えられない

と言っても起きていたところで何も返事なんてないんだけどね


「ロボットに、しかも未完成で今にも壊れそうなのにね」


君が喋れたらよかったのに

君が感情を持っていたらよかったのに

君が、普通の女の子ならよかったのに


でも君はロボットで未完成だからこそ、出会えたんだ


「夢名起きてよ、僕ね不安なんだ

君は明日も僕の話を聞いてくれるのか、傍にいるのか

もし壊れちゃったらどうしよう居なくなっていたら・・・どうしよう、って」


好き、好き、すき

愛してるなんてたいそうな言葉は言えないけど

溢れてくる『好き』はどうしようもないんだ


しばらくしてからリュックを背負いもう一度夢名を見よう

振り向いた瞬間


ガシャン


「・・・・ぇ?」


夢名の、左足が捥げた

それが合図のように次々と落ちていく


手が、腕が、羽が、口枷が


「夢名!夢名!起きて!」


大声で呼び必死に腕を引っ付けるがボロボロと崩れていく

夢名が、死んじゃう!!


「むなぁ!目を開けて!僕を見て!居なくならないでぇ!!」


すっ・・・とわずかに開いたお気に入りの銀色が僕を写した

むな!、喜びは一瞬夢名は初めて露になった口元を上げて目を細めた


わら、った?


バキィッ!!


「っ!!」


派手な音を立てながら首が折れた


僕は夢名の頭を抱きしめ最後の笑みを忘れまいと必死に頭に焼き付けた

あっけないほどの終わり

一瞬で散った恋


さようならすら言えなかった


ぴちゃん

ぴちゃん


彼女の青い血液が滴り落ちる

水滴はまるで落ちることが望のように

地面に叩きつけられ広がり、蒸発する


「バイバイ、夢名」


この言葉を届けたかったなぁ


ぴちゃん

ぴちゃん


支離滅裂ですねww

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 表現がとても分かりやすかったです。 [気になる点] しっかり句点をつけたほうが良いと思います。 テンポが取りづらいです。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。