神聖
私の生まれ持った体の性別は女性だ
世の中には、体の性別、心の性別、先天的な性別、後天的な性別、性別の境が曖昧…等々いろんな人がいる
性別とは別で性質として、女性性、男性性の割合がある
全ての人に両方が備わっているが、たいていはどちらかに偏っている
理想としてはバランスよく両方備わっているのがベストなのだが
人類の長い歴史の中で、性別に対する様々な偏見、思い込みが蓄積されてきた
近年ではジェンダーに関する考え方はかなり緩和されてはきている
しかし、規制が緩くなる過程でも、さらに偏見や思い込みが追加されていたりする
都合のいい解釈や退廃的なあり方を肯定する理由にする
わかりやすい表現をすると
ジェンダーレスを悪い意味で逆手に取り利用する、ということ
簡単な例をあげると、男女平等なら女性も深夜勤務や肉体労働を担うべき、とかぬかす無知
女性の体は男性とは違う
生命を生む神秘が搭載されている
シンプルな標準モデルの男性の体とは訳が違う
体調もメンタルも常に変動する
戦いや労働などに一定の安定した基準を求めるのは、女性には向かない
昔からの人類のわかりきった話だ
現代においても、そこは決して変わらない
女性の体と女性性は神聖なのである
受容する愛、慈しみ育てる心
癒し回復させる能力
古代は神官として巫女として、男性の体や男性性を鼓舞してきた
それなのに女性の体や女性性を、男性の体や男性性と同じように扱うのはいかがなものか?
女性自身が自分の体や性に対して無知で無頓着でいい加減な扱いをしていることも嘆かわしい限りだ
ここ何百年は、女性の立場は男性にいいように扱われてきた
男性社会の最も恥ずべき歴史である
(とはいえ、実態は女性が男性を尻に敷いていたり、手の平の上で転がしていた)
体の役割が違うのである
心は、男性性女性性それぞれの良いところを使い分けてバランスを取ればいい
そこを理解していない
履き違えている
ハッキリ言うと
女性の体は、誰彼かまわずに開き与えるものではない
男性の体は(人間として男性は)、生命維持の本能で行動するだけのプログラムが優先されている
システムも機能も全然違うのである
ジェンダーレスは、心のあり方や立場の扱いであって、物理的な体の扱い方に適用させるのは全くもって馬鹿げている
政治や社会を牛耳っているのが男性のうちは、理解浸透されないだろう
大多数の本能優先の単細胞生物には残念だけどわからないと思われる
卑下しているのではない
私も男性の体で生まれていたら、きっと理解できない
まだ、これからだ
女性が世界を変えていくのは
進化した世界は女性と女性性が創造する
それが宇宙のデファクトスタンダード