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ミニオンが喋っている言語は誰にも理解できない
ケンシロウが朝目覚めると、ゾンビ達がミニオンに変身していた。そして、口々にこう言っている。
「チュッパチャップス。チュッパチャップス。」
よく見ると、彼らの愛用している抱き枕に、ミニオンが描かれていて、それがチュッパチャップスに見えるらしい。
ケンシロウは答えた。
「え?え?なんて?」
「べろー。べろー。」
ミニオン達は、少し怖がっている。多分、こんにちは、と言っているのだろう。
でも、少し時間が経つと、打ち解けて来た。
そして、次第にこう言うようになった。
「セレカオブラジル!セレカオブラジル!」
ケンシロウの着ている服に書かれている文字がセレカオブラジルなのだ。
彼らは、ケンシロウを主人だと思うようになったのであろう。
それから、夜になり、ケンシロウを含め、皆んな寝た。
皆んな、寝言でこう言っている。
「チュッパチャップス。チュッパチャップス。チュッパチャップス、、、、。」