しごと4
「さて、ティアスの任務は何かな?」
「つい最近、ここ1,2年でこの村にディスノイルという男が入居したはずです。」
手紙に同封されていた写真を渡すと、息子の方が顔をしかめた。
「確かに、一年半程前に入居した。」
「私の任務はディスノイルを殺し、彼が身につけている指輪を持っていくこと。」
「指輪を取るだけなのに何故殺されなきゃいけないんだ?」
長の息子が間に入ってきた。
前のめりなところを見るに、相当ターゲットを気に入っているのだろう。
「いいえ、仕事の優先順位はディスノイルの抹殺です。指輪は証拠として依頼主の元へ持って行くだけです。」
「ディスノイルは殺されなきゃいけないようなことをしたのかね?」
「それは「ちょっと待った。」
声と共に、扉が開いた。
扉の方を見るとターゲットとなっているディスノイルが立っている。
「お話中失礼するよ。はじめましてティアス、俺に用があるんだろ?ここじゃなんだから外で話そうか。」
「構いません。長、それでよろしいですか?」
長はディスノイルを見て、ため息をついた。
「わしらも同席してもいいかの?ディスノイル。」
「あぁ、どうぞお好きに。いずれこうなることは判っていたしな。」