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ひとりたび  作者: 雪路
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かぞく12


廊下には二人の足音だけが響いた。

ちょうど屋敷の中央にある階段のところで、人々のざわめきが聞こえた。


「誰か来ます。それもかなり大人数で。」


「えっ、マジ?嗅ぎ付けやがったか。」


「どういうことです?」


「多分、君がここに乗り込むことを知った街の住人が乗り込もうとしてるのさ。」


アメル=ルジアの説明が終わるのと同時に沢山の街人が入って来たらしく、一階が明るくうるさくなった。


「行ってみよっか、ティアス。」


そう言うとアメル=ルジアは階段をゆっくりと降りた。

階段を降りて行き、一階が見渡せるあたりでアメル=ルジアが止まったから私も止まった。


一階には溢れんばかりの人々が居て、塀の外にもまだまだ沢山の人が居た。


「見ろ、アメル=ルジアだ!」


「やぁ、愚民達。こんなに大勢でどうしたのかな?」


「お前を殺しに来たんだ!」


「フンッ、雑魚に何ができる?」


「何だと!?こっちには『暗黒兵器の少女』がついてるんだぞ!」


「今こそ恨みを晴らしてくれるわ!」


そこらじゅうから「そうだ!」と声が上がった。


「って言ってるけど?」


アメル=ルジアが私の方を見た。


「私の依頼人はトワです。だからあの方々が依頼しない限り、どうなろうと関係ありません。」


「だってさ。」


アメル=ルジアが人々になげかけた。


「ちなみに報酬はお高いですよ?」


「ふざけんな!」


その声と共に石が私とアメル=ルジアに投げつけられる。

私は短剣を使って投げてきた奴に器用に返す。

アメル=ルジアは両手をズボンのポケットに突っ込んだまま軽快に避けた。


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