表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ひとりたび  作者: 雪路
34/45

かぞく9


トワは悲しそうに言った。

人は主従関係を止めないからと。


「でもね、大人が全員居ないわけじゃないよ。あそこのマスターは優しいんだ。」


そう言って一軒のバーを指さした。


さっそく中に入る。

中にはテーブルとカウンター席があって、カウンターの後ろには棚があったけど、グラスが数個あるだけだった。


「マスターっ!来たよ~。」


トワが声をかけると、カウンターの左奥から年輩の男性が出で来た。


「おぉ、トワか。後ろのお嬢さんは?」


「マスターに教えて貰った人だよ!お姉ちゃん、実はお姉ちゃんのことはマスターに教えて貰ったの!」


「ほぉ、お嬢さんがあの。」


「通称『暗黒兵器の少女』、名前はティアスと言います。」


マスターは目を細めて私を見ると、カウンター席に座るように促した。


「ティアス…どう書くんだ?」


「t、e、a、r、sです。」


「涙、かい?」


「まぁそう言う意味もありますね。」


マスターは話をしている間にも、手際よく飲み物を用意していく。

どうやらカウンターの下に冷蔵庫が設置されているようだった。


「はい、オレンジジュースにリンゴジュースとパイナップルジュースのカクテル。」


「いただきます。」


軽く一口だけ含む。

甘味が口いっぱいに広がる中、少しだけ酸味が効いている。


「どう?お姉ちゃん。」


「美味しいです、とても。」


「そいつぁよかった。」


マスターはカウンターの左奥に戻ってしまった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ