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ひとりたび  作者: 雪路
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かぞく4


「それでは、依頼としてはアメル=ルジアを抹殺して証拠としてペンダントを押収すればいいのですね?」


「まっさつ?」


「殺すということですが?」


トワは大きく目を見開いて驚いた。


「だめっ!ころしなんて駄目!」


今度は私が驚く。


「殺すなということですか?」


「だって、ころしは駄目なんだよ。」


「いいのですか?あくまでも、アメル=ルジアは父親の仇ですよ?」


トワは困った顔をしてうつむいた。


「…いけないの、殺すのは。」


「そうですか…。すみませんが、この依頼について少し考えさせてください。」


そう言い残して、家を出た。


外に出て夜風にあたる。


トワとしては、両親を殺したアメル=ルジアと同じ事をするのは嫌なのだろう。

しかし殺すなというトワの要望は私にとっては難題であった。


今まで殺さずに済んだことなんて一度もない。

欲に溺れ、自己満足を手放すまいと必死に抗う。

勝てないと分かったら尚更抗う事を止めない。


そもそも、殺し専門だったし。

やはりこの依頼は断るべきだろう。

だいたい私は便利屋じゃないし。


トワには悪いけど、断ろう。

私は身を翻してトワの家へと戻った。


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