ばけもの3
大会は当日受付だから、今日はやることがない。
さっき食事が中途半端なまま終わってしまったから、パンでも買おうかなぁ?
考えながら歩いていると後ろから殺気を感じ、すぐさま左袖から短剣を抜き出して後ろを向き、構える。
「ほぉ…ただ者ではないな。」
「そんなに殺気で溢れていれば、誰でも解ります。グルジア=レイス。」
そう、殺気を出しつつ近づいてきたのは今回のターゲット
グルジア=レイス
「俺のことを知っているとは…光栄だなぁ。」
「この街で行われている大会で4回優勝していれば、嫌でも有名になるでしょう。」
「さっきの酒場での戦闘もそうだったが、かなりの強豪とみた。」
「まぁ、負ける気はしませんね。」
「久しぶりに手応えのある奴と闘えそうだ。楽しみにしてるぜ?」
「すぐに勝ち上がっていくので、気を抜かないことですね。」
そう言って、お互い反対方向に歩き出した。
ターゲットがどれくらい強いかなんて知らないけど、どうせ私には適わない。
だって今までもそうだったもの。
最高40%
最低5%
それくらいしか出してない。
ひとつ問題なのは、一人ずつ倒さなければいけないということ。
最初は楽勝でも、後の方で集中が切れないかが心配だ。
しかも大会中はあまり休憩がない。
糖分、切れないかな?
まぁ、糖分が切れた時は試合中でも摂取できるかな。
今日のうちに甘いもの沢山買わなきゃ。




