ばけもの2
そこで注文していた、ココアとピザがきた。
ココアには角砂糖が3つ入れる。
それをスプーンでかき混ぜて一口、含む。
丁度良い甘さが口に広がり満足する。(かなりの甘党。)
「お嬢ちゃん、見ない顔だね。」
料理を運んできた店員が絡んできた。
料理をテーブルに置いても戻る気配は無い。
「えぇ、今日来たばかりなのですから当たり前でしょう。」
適当に返してピザにかぶりつく。
「この街に何の用だ?この辺りはお嬢ちゃんにとっては危ないぜ?」
「心配無用です。明日開催される大会に参加しようと思いまして、この街に来ました。」
そう言ったら、数人がガタッと音をたてて立ち上がった。
「うっ嘘だろ?お嬢ちゃん。あの大会に参加しようってか?」
「あんな大会に、嬢ちゃんみたいな奴がでるなんてよ…。」
やはり殺し合いと言うだけあって、かなりの強豪が集っているのか。
「お嬢ちゃんよぉ…悪いことは言わないから、止めておけ。」
「それはできません。あと、心配無用です。」
頼まれたことを断ることはできない。
今までマイルールとしてやってきた事だし。
「アンタみたいな奴が出場しても、命を無駄にするだけだぜ!?」
「負けるつもりはありません。」
「ほぉお嬢ちゃん、余裕ぶっこいてるが大丈夫か?」
まわりにチャラ男が集まってきた。
「へへっ、俺等も参加でさえも恐れるんだ。危ないぜ?」
「承知の上です。何を言われようと参加します。」
「ヒョロっこい小娘が、舐めんのもいい加減にしろや!」
左、右、前から殴りかかってくる。
私は椅子の脚を蹴り、左の男にぶつける。
右手に持っていたココアの入ったカップを右からきた男にぶつけ、左手に持っていたピザを前からきた男に投げつけた。
殴りかかってきた男が倒れるのと同時に静かになる。
「食事が台無しになってしまいましたね。マスター、ご馳走様でした。」
テーブルに代金を置いて、店を後にした。




