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日本国憲法第九条の『取り扱い説明書』

名古屋から沖縄へ、【開戦の日】 辺野古移設について、届けたいメッセージを伝えるために

作者: 挫刹


※いきなり、同著者が別に連載している作品物語の途中から始まります。ご注意ください。


※さらに警告!※


この作品の文章中の表現には、現在人類地球文明の思考、あり方、


特に現在の日本国の状態を含めて指して、


反社会的にではなく反世界的に、強く悪意に満ちて、強烈に嘲笑する、愚弄する、貶める、侮蔑する、蔑視する、差別する、冒涜する、暴言する、否定する表現や、


先の大戦や、

現在のあらゆる全ての現存する現実問題によって、全ての国家が受け、与えた全ての戦災犠牲者や、あらゆる災害、事件、事故にあった、あわされた全ての被害者の方々を、完全に無関係で無責任な虚構の視点から、


非常に強く嘲笑する言葉や表現が、頻繁に含まれております。


予め、厳重にご注意ください。







 中学二年生の少年、

 半野木はんのきのぼるが突きつけてきた、

 ()の切っ先を見て、


 中学二年生の少女、

 咲川さきがわ章子あきこは茫然と立っていた。


「宣戦……布告……?」


 章子の呟いた言葉に、

 昇はただ静かに頷く。


「そうだよ。

宣戦布告だ!


……いや、ちょっと違うかな?


宣戦(・・)を布告するんじゃない。

それはもうとっくの昔(・・・・・)に日本がやってしまったからねッ!

大日本帝国(・・・・・)とかいう、

とてもヒドい中二病の名前をもった「ぼくたちの昔」がね?


だから、

これから『日本ぼくたちの今』がすることは宣()布告じゃない!


これからはっ!

過去に日本がしてしまったこととは、

全く違う事(・・・・・)をしなくちゃいけないッ!


()布告だよッ!


ぼくはこれからキミにッ!


無理矢理のっ、

平和(・・)を布告するッ!」


 大々的に大きく叫んで言って、


 昇はやはり、


 いつもの、

 このヒドい文章力の、

 これほど、

 まともな文も書けていない著者(ワタシ)が描いている、

 このいびつな虚構を、


 今も今までも読んでくれている!

 現実そちらあなた(・・・)方を見るッ!


「……その……お話を今しましょう?


いつもあなた方は……、

終わった後(・・・・・)のことにしか黙祷しないッ!


その前にッ!

ぼくたちが始めてしまったことには直視もしないッ!


終わった時だけを悲しんで……っ。

自分たちが始めたことには一切何も目は向けないッ!


……でも、ぼくは……、


ここから(・・・・)始めますよ?

あの時(・・・)

日本が始めた『あの時』と同じ(・・)

この日(・・・)にッ!

かつての日本が始めた事とは正反対の事(・・・・・)を始めますッ!」


 そう言って、

 平和(・・)を宣言して、

 昇は()を構えたまま、

 カン(・・)で、あなた方(・・・・)を見て睨んでいるッッ。


「では、

これから、そのお話を始めていきましょうか?


ぼくは、

これからあなた(・・・)方に『平和(・・)』を布告していきます。


全世界にッ!


戦争ではなくッ!

平和を布告(・・・・・)しますッ!

ちょっと今まで、言い忘れていた(・・・・・・・)ことがあったんでね?


それをこれから語っていきますよ?


結構、

たくさんあるんで、

見るのが辛くなったり、付き合いきれなくなったら止めていいですよ?

ぼくもあんまりおススメはしません。


そういう事をこれから語ってきますから。


では、

いいでしょうか?


まず最初に……、


沖縄の辺野古基地(・・)についてです。


あなた方の現実そちらの時間軸で今年(・・)……ッ、

ああ、ボクが今言った「今年」っていうのは、

現在の現実そちらの時間で西暦2018年の事です。

その2018年(ことし)の六月の時に、

ぼくは、沖縄の在日米軍基地についてのお話をしましたね?


でも、

あの(・・)時……、

結局、いま重要な話題になっている『辺野古移設』問題については触れずじまいだった……。


そうですね?


まあ、あの時は、

別に触れなくてもいいかな、って思って触れなかったんですよ。

わざわざ触れなくても、

ぼくの主張は分かるかな?って。

……でもダメだった(・・・・・)みたいですね?


なんか騒ぐだけ騒いで、

結局、

辺野古に新しい基地はダメ(・・)だッ!とか、

なんかそんな何も動かない(・・・・・・)固定観念だけで動いているッ!」


「……え?……」


 唐突に始まった、

 何の脈絡もない「沖縄の話題」を聞かせられて、

 戸惑っている章子は、

 ……声を上げた。


「の、昇くんは辺野古に基地の移設は……」


する(・・)よ?」


 愕然とした答えを、昇は放つッ!


「そ、そんなぁっ……!」


「ぼくは『辺野古に基地は造る』側の人間だッ!


ぼくは、辺野古の海は埋め立てる派の人間ですッ!

勘違いをしてもらっちゃ困りますッ!


言った筈ですッ!


ぼくはあなた方の『敵』なんだとッ!


……敵なんだから、

する(・・)に決まってるでしょう?


辺野古の綺麗な海は埋め立てる人間ですよ?

ぼくは?


沖縄の美しい海を埋め立ててッ!

そこに新しい基地を作って!

米軍の為に用意しますッ!


そして、

その新しく造った米軍の基地は……、

……ムダにさせます(・・・・・・・)……ッ!」


「ム、ムダに……?」


 昇の暴言する意外な言葉に、

 章子は目を丸くする。


「そうだよ?

ムダ(・・)にするッ!

ムダにさせる(・・・・・・)んですッ!


〝同じ〟……ですよ?

ハコモノ(・・・・)と『同じ』ですッ。

よくあるでしょう?

公共事業で造ったハコモノがムダになる(・・・・・)……って話?

それ(・・)と一緒ですよッ。


基地だって公共事業(・・・・)でしょ?

だったら、ムダにさせますよッ!

造って、ムダにさせるんですッ!

米軍の(・・・)基地だからって『特別』扱いする必要なんてないッ!


当たり前でしょう?


公共事業はムダにさせましょうよ?

今まで、さんざんやって来たでしょ?

無駄なハコモノばっかり作って、使わなくなってさぁッ?


……なんか……、よくわかんないんですよね?


巨額の費用をかけて造った、

公共事業のハコモノは簡単にムダにするくせに?


外国の基地は後生大事にいつまでもするんですもんッ!

アンタら、一体、なにがやりたいんですか?

造った公共のハコモノ、ムダにさせるんだったら!

当然、軍事基地のハコモノだって、ムダにさせましょうよッ!


ぼくには、

それができるだけの根拠がある(・・・・・)ッ!


その根拠はもう言いましたね?

あの二回目の『敗戦の日』に?

中国さんに、『日本の領土』を決めさせるってヤツ?


アレさえ中国にさせれば米軍基地なんていりませんモンッ!


それ以外のいったい誰と、

あなた方は戦うつもりなんですかッ?


ぼくは戦うつもりですよッ?


中国でしょ?

ロシアでしょ?

そして、

沖縄に我が物顔で基地を置いているアメリカでしょッ!

あとはその後ろに隠れているッ!

イギリスとフランスもだッ!


この『五か国』と戦う(・・)んでしょッッッッッ?!!!!!!!!!!

国連の!

安全保障理事会のッ!

あの安保理の常任理事国のッ!


コイツら五か国(・・・)と戦うんでしょッッ?!


……でッッッ!!!!


常任理事コイツらと戦うんだったら、

同じ軍事兵器(・・・・・・)、使ってたらダメですよッ?


平和を使わないと(・・・・・・・)


軍事力を正当化する常任理事国にっ!

軍事力で対抗したってムダですよッ!


あの常任理事国たちに、

ただの国連加盟国だけで戦いを挑む(・・・・・)のならね?

その軍事力を正当化している『平和(・・)』を兵器にしないとムダですよ?


常任理事国アイツらって……、

平和がないと(・・・・・・)軍事力さえも正当化できませんからね?


……だから、

ムダにさせる(・・・・・・)んですよ?

辺野古の海を……っ!

あのきれいな、沖縄の海をッ!


……でもっ!

ムダにさせることは必要です(・・・・)ッッッ!!!!」


「……えっ……?」


 章子の、昇の考えについていけない顔を放置して、

 昇は勝手に話を進めていく。


「ムダにさせることは必要なんだッ!

ムダにすること(・・・・・・・)が必要なんですッ!


絶対に必要です(・・・・・・・)


なぜなら、『合意した(・・・・)』からですッ!。

アメリカと日本が二国間で合意した内容は……、

ちゃんと、きちんと遂行しますよ?


ぼくはね。

責任を持って実行し、履行します


もちろん、

非公式な密約だったら『破棄』もしますけどね?

密室の場で交わした密約をそのまま履行して欲しいのなら、

公式の目に見える条約にするため再交渉を改めて要求させてもらう!!

アメリカさんが、このまま日本に『密約』を履行して欲しいのならばね……?、


外に出せよっ!

日本こっちは構わない。

全部出しましょうよ?

裏で決めた密約は、外の日光にね?

大丈夫です。それを公開にしたことによる世論の反発は抑えられる。

ぼくだったら(・・・・・・)鎮静化できる。

日本こっちには、『(コレ)』がありますからね?


コレの前では、誰もが無力ですよ?

反論なんてさせません。


〝剣〟(コイツ)を平和だ、と言うのならねッ!」


 言って、

 昇は全てを見下すッ!!!


「……ぼくはいかなる内容だろうと、

公式の合意した文章には、最後までこだわる(・・・・)人間です。

辺野古の移設問題で……、

ぼくがアメリカに再交渉を求めることは、決してありません(・・・・・)ッ!


なぜなら、

そこにはアメリカにとっての実利へいわは微塵も無いしッ、


ぼくは、かつて言ったはずだッ!


常任理事国には、イヤでも軍事力は持ってもらう、とッ!!!!

だから、

いやでも持っていてもらいますよ?


その為に、

辺野古の海は埋め立てるんですッ!


国と国との間で合意した約束は……絶対に履行しなくちゃあ……、

()』には進めませんから……。


そして……、

次から(・・・)は、こうはいきませんッッッ!


次の『交渉』では、こう(・・)は行きませんよ?

アメリカさんッ?


ぼくは、

以前の、

こんな住民を犠牲にすることしか考えていないッ!!!!!

この『クソ足を引っ張った合意』しかできなかった、

過去の日本政府の無能な政治家や官僚の連中どもとは、

まったく違います(・・・・)からね?


これから先……で、

アメリカ(あなた)と合意した通り、

辺野古の海が埋め立て終わって新基地が作られた後……、

無事、移設が終わった暁には……っ。


その新しく造った辺野古の基地は、

沖縄にある全ての米軍基地ともども、ムダにさせます(・・・・・・・)からッッ!


すぐにッ!


そういう交渉をぼくはしますよ?

これからはね?


その為の未来プランは用意してある……。

それはもう既に言っている。


だから、

次の交渉では、〝こう〟は行きませんよ?

密約があるなら、全部バラしますッ!

日本こっちはその気です!

大丈夫です。

あなたと交わした密約が、世間で公開処刑されても、

アメリカ(あなた)側が、何ひとつ傷を付くことはない。


日本こっち側は、あなたを責めはしません。

問題は、そっから先をどうするのか(・・・・・・)?にあるんですからね?


そして、

その先をどうするのか、なんて問いの『答え』はもうとっくに言っている……」


 言って、

 昇はあなた方を見る。


平和にさせます(・・・・・・・)……」


 昇はまだ、更に言う。


「平和にさせますよ?

そう言ったでしょ?

え?

どうやって、それをするのかって?


そりゃ、

コレですよ。

コレ……、平和でしょ?


日本国憲法の、この第九条の文章ッ!


これ?

平和じゃないんですか?

それするだけですよッ!


ぼくはね?


でもッ!


その為にはまず、


辺野古を犠牲にさせる必要がありますッ!


アメリカと日本が合意したのは『辺野古』という土地なんですからッ!

その「地」の名前で合意しているんですッ!


だからっ!


だからッ……っ!」


 そして、昇は……。


 あなた方……。

 どれほど深く強烈な憤りと怒りと憎しみと悲しみと苦しみを持って、

 身を任せて、

 昇を睨み返す、


 沖縄の人たち(あなた方)の方角に直接、向いて……、


 頭を下げる(・・・・・)……。

 

「……だから……、


埋め立てさせて(・・・・・・・)ください……」


 ただの中学二年生の、

 男子生徒の、

 まだ未成年こどもの昇は、

 なおも、沖縄の人たちに深く頭を下げて声を振り絞って懇願する。


「……お願いします……っ。


あなた方の海を、

あなた方の大切な、

大事な、

かけがえのない、その美しい海を……っ、


ぼくのこんな分けのわかんない理屈へいわで……っ、

埋め立てさせてください……ッ!」


 必死で頭を下げ、

 それでも足りない誠意が逆に侮辱し侮蔑して見下してることにも繋がりながらも……、

 沖縄あなたに向かって、

 どこまでも詫びながら、それでも理不尽な嘆願する昇の姿を、


 口を開けたまま章子は、あっけに取られて見つめるだけしかできなかった。


「……お願いしますっ……」


 それでも……、

 届かない(・・・・)……。


 頭を下げつづけて言葉を絞り出す昇を茫然と見つめることしかできない心で、

 章子はそう思った。


 この言葉は……絶対に届かない。


 沖縄の人々が苦しむ心に……、

 こんな自分勝手な名古屋(・・・)人からの言葉は決して届かない……。


 それが今の章子にはよく分かる。

 今の章子(じぶん)の心にも届いていないからだッ!


 章子は、

 この目の前で、

 沖縄の人々に頭を下げる昇の言葉が「限界」であることが、よく分かっている。


 沖縄の人々は決して認めないだろうッ!


 平和の為に、美ら海(しぜん)をムダにしろというのなら!

 まずは、その自分の土地(・・・・・)を『ムダ』にしてみせろ!と言うだろうッ!


 ……そして、

 その言葉を前にして、

 この昇という少年は言うのだ。


 日本の政府が……『辺野古』という名で合意をしたからだ、と。

 きっと昇は、それだけしか言わない。


 それが章子には分かっている。

 章子も、

 昇と同じ……本土の名古屋の人間(・・・・・・)だから……。


 だから、

 だからっ!


 この目の前で頭を下げる、同じ名古屋人の昇の言葉が、少しでも届くようにッ、


 少しでも、

 沖縄の人たちに届くようにッ!


 自分も(・・・)

 自分も、

 それしかない(・・・・・・)と思いこんでしまっている章子もッ!

 頭を下げて頼みこむ昇と一緒になって、

 沖縄の人たちに、

 めいいっぱい頭を下げて、一緒に頼み込もうとして……ッ、


「お願いしま……っ」


「おい」


 怖い声が……、

 やっぱり、した……。


 頭を下げようとして、

 昇と一緒に頼み込もうとした章子の謝罪による懇願を静止させたのは、


 他でもない半野木昇だった……。


「……なに、しようとしてんの……?」


 昇のムシケラを見るような目が、

 一緒に頭を下げようとしていた章子の心を貫く。


「な、なにって……、

わたしも、昇くんと一緒に、

沖縄の人たちにお願い(・・・)をしようと思って……」


 恐る恐る、開いた言葉に、


 昇の肩が震えていくのが分かる……。

 ふるふる、ふるふると、昇の肩が震え出している。


 その震えを見て章子は直感した。


 この震え方は……『怒り』だ……。


 昇は怒りに震えている。


 それは当然、

 今も苦しんでいる沖縄の人たちに対してでは当然、無く、

 この今こそ自分勝手な身勝手な事を言っている、

 目の前の章子に対して……ッ!


「……なんでそこで……っ、

乗る(・・)のッ?」


「え?」


 震えて睨む昇が、

 章子に問い詰め寄る。


「なんで!

そこで乗る(・・)んだよッ!

なんでそこで、

いつも、

いっつもッ!

こんな、ぼくの話に乗っちゃう(・・・・・)んだよッ?


もっと、ないのかよッ!

対案はないのかよッ?

反論はないのかよぉッ?


沖縄の人たちからの、

あんな当たり前に出てくる対案や反論なんて、まったく必要ない(・・・・)んだよッ!

被害者からの対案や反論なんて、ぼくは全然、求めちゃいないッ!


ぼくが欲しいのはッ!


ぼくがいま一番、必要としているのはッ!

同じっ!

加害者から(・・・・・)の対案や反論だッ!!!


同じっ!

あの沖縄をまた汚そうとしているっ、本土の人間から(・・・・・・・)出た対案(・・・・)なんだよッ!


なんでだよッ?

なんで、

そこで、また(・・)沖縄を犠牲にすることを「良し」としちゃうんだよッ!


ぼくが言ったからかッ?

ぼくが、

もっともらしく、こんな事(・・・・)を言ったからかッ?


それで、すぐに乗っちゃうのかッ?


……いい加減、うんざりなんだよッッッっ!!!!!


ぼくは、

同じ『本土の人間(・・・・・)』の、そういうところが大ッ嫌い(・・・・)だッ!


どこまで、沖縄を犠牲にすれば気が済むんだよッ!


また……、やる(・・)んだよッ?


また汚すんだッ!

また埋めたててしまうんだッ!


そして、

また沖縄あそこに、いらない基地が増える(・・・)んだッ!!!!!


それをッ……!

それをッッ……!


よくもいけしゃあしゃあと、

ぼくの案(・・・・)にカンタンに乗ってくれるよねッッッ??!!!


だったら……、

後悔して貰おう(・・・・・・・)かなっ?」


「え?」


 不安に驚く章子を、

 昇は睨む。


「後悔して……もらうよ?

勝手に、

簡単に、


安直に、

この『ぼくの案』に乗ったことを後悔させてあげる(・・・・・・・・)よ。


……ぼくはね?

名古屋や、

愛知の人たちが賛成してくれるなら……。


辺野古の海の代わりに(・・・・・・・・・・)


藤前干潟を潰す人間だよッッッッっっっっ!!!!!!」


「え……、


ふ、藤前干潟(・・・・)を……?って……?

え?

ええっ?

そんなっ、

そんなぁッッっっ?!!!」


 愛知県民であり名古屋市民でもである昇の唐突の言葉に驚く、

 やはり同じ名古屋市民であり、

 愛知県民でもある章子の声で……、


 ついに……、

 本土の人間同士による……茶番が始まる(・・・・・・)


「……なに、驚いてんの?


沖縄の掛け替えのない大自然の海を犠牲にさせるんだったらッ!

当然、

名古屋のどうでもいい(・・・・・・・)「自然」なんて、

なおさら犠牲にさせるよッ!!!!!


ぼくはね(・・・・)ッ?


でも、藤前干潟という土地では、米軍とは合意をしていない(・・・・・)ッ!

それをするにはさらなる交渉が必要だッ!

でも次の交渉がしたいのならッ!

今の合意を履行する事こそが必要だッ!

だから、もう、ぼくはそんな事はしないッ!


ぼくは合意していた『辺野古』で突き進むよ?


でもね?


愛知県民や名古屋市民のみなさんの「ご同意」があれば……、

代わりに藤前干潟を埋め立てる案を実行する事も、やぶさか(・・・・)ではありませんよ?」


 そう言って……、


 章子と同じ、

 愛知県民であり、

 名古屋市民でもある半野木昇が……、


 同じ、

 本土の人間の、

 愛知県民や、

 名古屋市民である、

 あなた方を美味しそうに見つめて問いかける……ッッッっ!!!!!


「どうします?

愛知県知事(・・)さん?

名古屋市長(・・)さん?


別に今の知事さんや市長さんが誰だっていいですよ?

どうせ『代替わり』はするんですからね?

個人名なんて言いませんよ?


でも……、

ぼく、

そんなあなた方に言いますよ?

ぼくも一応、名古屋市民や愛知県民の端くれですからね?

よく知ってますよ?

名古屋って街はッ!

そして、

あんまり、よくも知りません(・・・・・)ッ!

超地元の事なんてねッッ!


よく誘致(・・)してますよね?

名古屋って?

愛知もですけど?


外国産業とか、

商業施設や国際会議や企業なんかを、

よく集客や有名にする為に『勧誘』や『誘致』をしているでしょう?


だったら……、

別に『米軍基地』施設(・・)でもいいでしょう?

大規模な外国の軍事施設(・・)ですよ?


お金になるんじゃないんですか?


なんで、そういう所の施設は『誘致』しないんですか?

しちゃえばいいじゃないですか?

名古屋や愛知にっ!


そこはぼくの故郷(・・・・・)ですよッッッ!!!


その故郷に……、

米軍基地が来ても……

ぼくは構いません(・・・・・・・・)よ?


だって……、

ムダにして(・・・・・)……くれる(・・・)のでしょうッッッっっっ!!!」


 恐ろしい目でッ!

 昇は自分の生まれ育った街(・・・・・・・・・・)を睨んで見るッッッ!!!


「名古屋や愛知にできた在日米軍基地を、

ちゃんときちんと「ムダにしてくれる(・・・・・・・・)」のなら、

全然、まったく構いませんッッッ!!!!


その条件さえあればッ!!!

ぼくは、名古屋への米軍基地の誘致に「賛成」の一票を投じます。


藤前干潟は犠牲にさせますッ!

もう二度と戻らなくてもいいッ!!!


ラムサール条約?

なにそれ?美味しいの?

登録抹消?構いませよ?

沖縄の掛け替えのない美しい海と比べたら、

その為に、

名古屋のちんけな干潟が潰れるくらいなんて訳ないし!構わないでしょう?


藤前干潟もきっと、本望でしょう(・・・・・・)

綺麗な沖縄の海の代わりの為に、自分が潰されて?」


〝美味しく食べてもらえて、きっとコイツ(・・・)も幸せだろう?〟


「……それに、

どうせ干潟(・・)なんて、

沖縄にとっては「ゴミみないな海(・・・・・・・)」でしょう?

沖縄は「きれいで透明な美しい海」しか「海」だと思っていませんからね?

そうでしょう?

いつも「美しい青い海」ばかりを自慢していますもんね?

沖縄ってッ?


干潟なんてヘドロの汚らしい穢れた濁った海ッッっ!!

別に埋め立ててもいいと平気で平然だと思っているッッ!」


 そこまで言い切ると、

 どこまでも、

 沖縄の人々の命を尊ぶ心を、侮辱し続ける昇はッ!

 そんな、

 勝手に決めつけられた沖縄(あなた方)の心を肯定する(・・・・)ッッッ!!!


「もちろん、そうですッッッッ!!!!!

それは当然ですッ!!!!!


本土の人間はですね……。


慣れてしまった(・・・・・・・)んですよ?

それに慣れてしまったんです……っ。


本土の人間は、

干潟を埋める(・・・・・・)事に慣れてしまった……。


愛知県の「愛知」の語源て知ってます?

あの「愛知」って名前ね?

当て字なんですよ?

別に愛を知ってる県だから愛知っていう名前じゃないんですよ?

あの「愛知」っていう名前の由来はですね?


……干潟の名前(・・・・・)です……。


年魚市潟あゆちがた』っていう……、

名古屋の南の辺りにあったらしい……、

古代の干潟の名前……。

それを今まで埋め立てて生きてきたのが、

この「愛知」や「名古屋」って土地に住む、ぼくたち本土の人間ですよッ!!!


でも、

たぶん、

それは、

名古屋や愛知だけじゃなくて、

東京や、他の日本本土のどこにでもある、どこの県や自治体でも同じだと思いますよ?


干潟の海は埋めやすい(・・・・・)……。


それと『同じ』感覚で、

今まで、沖縄(あなた方)の大切な海も埋めてきてしまった……。


……でも、ですね?


ぼくたち、本土の人間……、

とくに名古屋人のぼくにとっては……、


そんな汚いヘドロの干潟の海こそが、「美ら海」です

濁った底も見えない泥んこの中でよく分からない生き物が一生懸命住んでいる干潟の海が……、


大切なんです……っ。

宝の海なんですッ!


……でも、犠牲にさせますよ?

人間の平和の為になら平気で犠牲にさせますッッッ!!!


人間は、自然を破壊して生きて行く生き物ですッ!

特に必要じゃない時にだって、自然を犠牲にして生きて行くんですッ!


だったら……、ぼくは必要な時にこそ「自然を犠牲」にしますッ!


人間の都合(・・・・・)の為にッッッ!」


 断言する昇を、

 今まで黙って戯言を聞いていた章子はある事を閃いて、

 顔を上げて、声を上げる。


「じゃ、じゃあ!


じゃあ、

藤前干潟の代わりに、

昇くんの自宅いえの土地が、米軍基地の為に奪われてもいいのッ?」


「いいよ?」


「えっ?」


 あっさりと答えを受け返されて、章子は唖然とするしかない。


「別にいいよ?

ウチの父さんと母さんは説得しよう。

別にウチが住んでる土地って『先祖代々の土地』じゃない(・・・・)からね?


たしかに相続はしたらしいけど……、

言ったはずだよ?


ウチの家系は『百姓(・・)だったッ!』って。


百姓っていうのはね?

農家じゃないんだよ?


農家って人たちは、「自分の土地」を耕してる人たちの事を云うんだけど……、


百姓ってのは、「他人の土地」を耕していた人のことを云うんだからねッッッ!!!!」


 過去の差別を暴言する昇が、

 我々に断言するッ!


「農地改革ッッッ!!!!


別に「米軍」から貰った土地ですよ?

いいですよ?


棚からボタ餅的に手に入った土地に未練なんてないですよッ!

あるわけないでしょうッ?


でも「生活基盤」は絶対に必要なんで、

奪われる土地と「同じ価値」がある別の土地は新たに用意してもらいますッッッ!

それさえクリアして貰えれば……別に構いませんよ?


交換しましょう?

ぼくの家族が今まで住んでいた家の土地は「米軍基地」にしてください?

そして、

ムダにして(・・・・・)くださいッッッ!!!!

絶対にッッ!!!


……そうすれば……、

ぼくは「美談(・・)」を手に入れるッッッ!!!」


 笑う昇が、日本人あなたを見ている……。


「日本版シンドラーのリスト……、


それと同じですよ?


沖縄の為に、名古屋が提供した土地に米軍基地が出来る。

その米軍基地が、後で(・・)ムダになるッ!


ムダになった土地は空き地も同然だッ!

あとは汚染状況とかも考えて、

過去に提供してくれた地元の人間に、

気持ちも込めた弾み(・・)も付けて、奪ってしまった土地を返還すればいいッ!


後に残るのは『美談』ですよッ!!!!


沖縄の代わりになって犠牲になったと言う『歴史的美談』ッッッ!!!!


観光客……、

ウッハウハでしょうねぇッ?


無名だった名古屋という土地が……、


沖縄の為に自分の身を犠牲にして基地を受け入れた、という美談の資源を手に入れるッッ!!!


……ちょっとは『夢』(じつり)を持ってくれましたかね?」


 言って昇は、目を前髪で隠して俯いたまま、

 沖縄以外の、

 在日米軍基地が少なからずある土地も含めた四十六都道府県に暴言する!!!


「早いモノ勝ちだッッッ!!!!!


沖縄の代わりに辺野古の移設先用の土地を提供してくれた自治体には……、


美談という観光資源じつりをご用意しましょうッッッッ!!!!


どこもかしこも……過疎(・・)化なんかで苦しんでるんじゃないですか?


だったら……、人を集める絶好の機会ですよッ?

この機会をお見逃しなくッッッってねェッ!!!」


 あはは、

 アハハ、と狂気に狂ったように笑う昇がしゃっくりを繰り返す。


「いいのかい?

咲川さん?」


「え?」


 昇に問いかけられた、

 章子が、昇の指差している章子じぶんの背後を振り返る。


「ほぉら、

さっそく、沖縄の人たちが……、

名古屋ぼくたち藤前干潟とちを、美味しそうに希望よだれを垂らしながら眺めているよぉ?」


 昇の笑った声で、

 振り向いた章子の声が絶叫となる。


「……これが、


名古屋こっちやり方(・・・)です。

沖縄県のみなさんッ!

そして新しい知事の人(・・・・・・・)ッッ!!!


あなた(・・・)

いつも対話ばかり言っているッッ!!

対話で解決させる?

ムリ言わないでくださいよっ!

ダメですよッ!


実利がなくちゃ人間、動きませんよ?


そして、ぼくは『解決』なんて言葉も使いませんッッ!!


解決ムダにさせますッッッ!!!


ぼくは「ムダにさせる」としか言いませんッッッ!!!


米軍基地をッ!

その美しい沖縄の海をッ!

どこにでもある、この自然をッ!!!!


平和の為にねッッ!!


反論があるなら、どうぞ書いて下さい。

この感想欄に書いて下さいッ!


突き詰めていくことは重要ですッ!

問題は突き詰めていかないと、答えなんて出ませんよッ!


あと、

本土の人間が「こんな事」言ってたからって、

沖縄の人は油断してちゃ(・・・・・・)ダメです(・・・・)よッッ?


やるんでしょ?

二月に辺野古問題の『県民投票』?


構いませんよ?


反対票でも、

賛成票のどちらでも、

あなた方、沖縄の人たちの好きな方(・・・・)に票を入れればいい。

好きな選択肢に入れてください?


沖縄の人(あなた)たちがどっちに入れても、

ぼくは突破できますからッ!!!


むしろ反対票だったら……

米軍基地はムダにしやすくなる(・・・・・・・・・)でしょうね?


使えますから。

次の交渉の材料(・・・・・)にね……?


だから、

気は抜かないでくださいよ?

これは忠告です。


本土の人間の言葉なんて、簡単に信用して気にしていたらダメです!!!


今までそれを信じて、さんざん痛い目を見てきたでしょう?

それ、

忘れちゃダメですよ。


とくに今の日本政府の連中のヤツらってねッ?


「こんなくそったれな合意」をしてくれた過去の昔の政府れんちゅうと全く同じで、

本当に「無能」ですからねッ?


自分の立っている場所さえ分かっていないッッ!!

あんな(・・・)ヤツラの言う事、

信じてたら痛い目、見るどころじゃ済みませんよッ!!!


知ってるでしょ?


北方領土ッ!!!


あれほど、止めておけ(・・・・・)って言ったのにッ!


あのバカな日本政府れんちゅうッ!

二島返還なんかに手を出しやがったッッッ!!」


「……えっ……?」


 かつて、

 二度目の「長崎の日」の時に、

 ロシアとの『二島返還』は呑む(・・)と言っていた昇の、

 それとは相反する本人の今の言葉に章子は驚く。


「今の!!

あの(・・)日本政府の状態でッ!

二島返還なんかに乗っちゃダメだよッッッ!!!


絶対に失敗するよッッッ!!!!

断言できるッッッ!

だって、ぼくだったら失敗する(・・・・)からね?


ぼくが「改憲派」だったら(・・・・)ッ!

二島返還なんて話には絶対に乗らないし、呑まないよッッ!!!


だから、あの時に言ったでしょッ!!!


きみが!

ロシアを東京の経済(・・・・・)で誘惑しているぼくに、ノコノコと手伝おうとして近づいてきた時にッッッ!!!


ダメだ(・・・)ッッッ!!!!ってっっっっ!!!!」


 突き放す昇を、

 だが章子は不思議に見る。


「……で、でも、

それでも昇くんは……二島返還を……」


 呑む(・・)んでしょ?

 と言おうとした時。


「当たり前だよッ!!


ぼくは改憲派じゃない(・・・・)からね?

改憲派ではない、

残憲派のぼくだったら「二島返還」は呑んで成功できる(・・・・・)よッ!


ぼくは第九条コイツが使えるからね?


そしてロシアも、日本のこの第九条を平和だと言うッ!

きっと言うだろうッ!

だったらもう僕のモノだッ!


ぼくは国連の常任理事国のロシアを平和で飼い殺しにできてしまうッ!!!!」


 できもしない大口をたたく中坊の少年が、剣を握り直す。


「でも残憲派のぼくと違って、

今の日本政府はバリバリの『改憲派』なんでしょう?

そんな、

こんな第九条も使えない、

ただ変えたいだけの改憲派の現在の日本政府のヤツラがッッ!!

雁首揃えて、

こんな二島返還なんて話に乗ったら確実(・・)に失敗するよッッッ!!!


なんでみんな黙ってんの?

とくに、

日本の中で、

日本(じぶん)の事ばかりをアホ面下げて自慢してるようなクソ恥ずかしいヤツラはさ?

なんで二島返還は黙ってんだよ?

ぼく、二島返還の先行き、

クソ心配なんですけど?

改憲は失敗するのがダメで?

北方領土の二島返還が失敗するのはいいんですか?


おいおい、重要度違うでしょうッ?!!!


たかが法律よりも、

土地の方を失敗する方がよっぽど重要でしょうッ!!!!!


え?

政府が交渉している最中に、そんな「失敗をする」みたいな事は言うな?


うわっッ!!!

なにそれっ!!

くっそ不安になるんですけどッ!!!


大丈夫なんですかっ?

たかがこんな中学二年の中坊のクソガキが「失敗する」って言っただけで?

失敗しちゃうんですか?


日本政府アンタらの交渉っッ!!??!!!!


おいおい冗談じゃないですよ!!

クソ不安になるような事、言わんといて下さいよッッ!


そこはですねッッ!!??


たとえ、「失敗する」って、こんな無知なガキのぼくや他人から言われてもッッッ!!!

『絶対に成功させてみせるッ!!』って啖呵を切るんですよッッッッ!!!!!!


ちょっと本気でやめてもらえません?


ぼくが「失敗する」って言ったら失敗しちゃうようなモンなんですか?

アンタら、日本政府プロの交渉って……?


うわぁ。

超不安だなぁ!

善良な国民(・・・・・)を不安にさせる、それって、無能(・・)って言うんですよ?

もしくは低能?

それって無能や低能以外の何物でもないですよ?


だって……素人のぼくだったら……、


逆に日本政府アンタらが、

どんだけ、ぼくに「絶対に失敗する」って何度、言って迫ってきても?

二島返還はおろか『四島返還(・・・・)』でさえ実現させる自信……、


あります(・・・・)からねェ……ッッ?」


「……え……?」


 何の根拠も無い昇の威張る威勢を張った態度を、

 章子は訝しむ。


「できるよッ!

たぶんロシアは『呑む』だろうッ!


『勝ち』に拘っているロシアさんはたぶん(・・・)

「呑む」んじゃないかな?


このぼくの『交渉ていあん』……。


じゃあ、ちょっと試しに語り掛けてみましょうか?」


 そう言って昇は、

 ここに居もしないロシアの人々に向かって語り掛ける。


「いきなりですが始めますよ?

ロシアさん?


北方領土の二島返還の交渉を……。


ではまず、

こちら側の交渉の提案の内容から言いますけどね?


あれ……、

歯舞群島と色丹島の『主権(・・)』……、日本に渡してください(・・・・・・・)

こっちの、

この日本ぼくに渡してくださいッ!


そうすれば国後島と択捉島は、すっぱり諦めますッ!

もう日本の領土として主張することは、永遠にありません(・・・・・・・・)よッ!


そこはもう、永遠にロシアさんの領土ですッ!

国後と択捉はね?

よかったですね?

あなたの領土ですよ?

で?

ロシア(あなた)の領土なんですから?


経済ぐらい自国で賄ってくださいよッッッ!!!!!!」


 吐き捨てる昇がロシアを愚弄するッッッ!!!!!


「国後と択捉の『経済』は……自分ロシアだけで賄ってくださいッ!

日本の経済は、択捉と国後には提供しません!し、

あげませんッ!


それはね?

侵略なんです(・・・・・・)よ?


経済は戦力(・・・・・)ですからね?


ぼく、もう『侵略』したくない(・・・・・)んですよ?

どこの国もね?


だから日本の経済せんりょくは、ロシアさんにも与えることはムリですッ!

あげませんよ?


指をくわえて見ていろよ?

アンタらが、ぼくに返してくれた歯舞と色丹。

この二つがアンタらの支配していた時よりも、遥かに勝手にドンドンと栄えていく様をッッッ!!!

指しゃぶりながら羨ましく、大人しく黙って見ていろよッ!


え?

経済は侵略じゃない?

だから寄こせ?


うるせえよッ!!!


侵略かどうかはこっち(・・・)が決めるッッッ!!!

それは、日本が決めますッ!

アンタというロシアが、それを決める資格は微塵もないッ!


黙れよ?

お前の口、武器でうるせぇんだよッ!


なんてたって、

日本こっちには、

世界の誰もが『平和だ!』と叫んでしまう第九条(コイツ)がありますからねェッ?


平和を語っていいのはアンタじゃないんだよ?

ロシアさん?

アンタらには平和を語る資格は微塵もないッ!

戦争だけを語っていろッ!!!!!!


常任理事国が語っていいのは『戦争』だけですよッ!!

常任理事国は『戦争』を語る資格しか(・・)ありまからね?


そして勿論、

ただの国連加盟国には、『戦争』を語る資格こそがありませんッ!!

正当な軍事力も持てない国に!

『戦争』を語る資格なんてないでしょうッ?


だから戦争だけ語って居ろよ?

ロシアッ!

あと中国と!イギリスと!フランスとッ!

アメリカァッッ!!!!!!


アンタら常任理事国には『戦争』を語る資格しかありはしませんッ!

だって?

誰もがあなた方を見ても「戦争屋」としか言わないでしょう?

「平和の国」なんて言ってますか?


まず分際を弁えろッ!!!!


アンタらに『平和』を語る資格はないッッッ!!!!


平和を語る資格があるのはねッ?


第九条コイツをもっている国、だけ(・・)ですよ?」


 誰もが「平和」と語るその()を見せて……、

 昇は常任理事国こそを『差別』し『侮辱』するッッッ!!!!


「まあ?

もし「平和」が語りたくなって?

その『拒否権』を持つのが、どうしてもどうしも、おイヤになるのでしたら?

それ(・・)……、渡してください。


日本(こっち)に渡してください。

いつでもいいですよ?


ぼくが代わりに持ってあげます。

構いませんよ?

ぼくだったら、過去の常任理事国アンタらよりも、

拒否権それをうまく使いこなせるッッッ!!!!


だから……、

ぼくはどっちでも構いませんよ?

拒否権でも?

第九条コイツでもね?

どっちを持っていても、ぼくはアンタらをひれ伏せられるッ!!!


その代わりに、この『第九条』……あげます(・・・・)よ?


やりましたねぇ?

これで『平和』を語る資格ができますよ?

でも、それ……使いこなせます(・・・・・・・)か?


じゃじゃ馬ですよぉ?

そいつはッッ!!

拒否権の方がよっぽどかわいいですよ?


まあ、好きにしてくださいよ?


ああ、それで、

話を北方領土の二島返還に戻すんですけど……、


ロシアさんね?


国後と択捉の方にも、日本の経済が欲しいんだったらね……?


国後と択捉の主権も日本こっちに寄こせっ!!!」


 昇は図々しく、ロシアに迫るッ!!!!


「国後と択捉も日本に主権を渡してくれたら……、

日本の経済の恩恵は、

ロシア(そっち)にも分け与える事ができるだろうッッッ!!!


……でも、それ……ロシア(そっち)にできますか?


できないでしょう?


……だってそれやったら、敗北(・・)ですもんね?

ロシアさんの完全な敗北ですもんね?


じゃあ、

……ここで、

『いいコト』を教えて上げますよ?


ロシア(あなた)にとっては、

国後と択捉まで日本に取られるのは敗北でッ!

歯舞と色丹もロシアに主権を残した(・・・)まま、

日本と平和条約が合意できれば、それが『勝利』なんですよねッッ???


でも日本こっちはね?


国後と択捉が日本こっちに戻ってきても……、


日本の敗北なんです(・・・・・・)よ……?」


「……え?……」


 昇の、

 日本に北方四島の全領土が戻ってきても、

 それでもまだ日本の敗北(・・)だと宣言する言葉に……、

 目を丸くする。


「敗北だよ……ッ!

北方領土の四島が戻ってきてもッッッ!!!!


それでもまだッ!

日本の敗北(・・・・・)』だッッッッ!!!!!!」


「……な、なんで……?」


 昇の意味不明に吐き捨ててくる言葉に、

 章子は頭の理解が追い付けない……っ、


「……っぃッ?……。


なんで?

なんでっ?

なんでッ?


なんで敗北かも分からないのかッッッ!!!

なんでそんなにっ、


自分のこと(・・・・・)しか考えてない(・・・・・・・)んだよッッッ!!!!!!!


お前たちはさッッッッ!!!!!!」


「え……?

ええ……っ?」


 悲愴な顔で見る章子をッ、昇は責めるッ!


「なんでっ!

追い出される、今まで北方領土に住んでいたロシアの人たち(・・・・・・・)の事を考えないんだッッ!!!!


国後と択捉ッ!

もういるでしょっ?


ロシアの人がさッ!!!!

子供もできてるよッッッ!!!!

帰りたいと思っている人たちが、ロシアの人たちにもできてるんだよッッ!!!!


国後と択捉にもッッ!!!

歯舞や色丹にだっているだろうッッ!!!!


そんな人たちがいるのにッ!

何でそんな人たち追い出して、『日本の勝利』なんだよッッ!!!


いい加減にしてくれよッ!

いい加減にしてくれッ!


なんでそうやって、追い出される人(・・・・・・・)のことを考えないッッ!


どいつもこいつもッ!

いい加減にしてくれよッ!!!!

いい加減、考えてくれよッッッ!!!!


それを考えないとッ!

それ、考えでもしないと……っ!


『平和』なんて!永遠に来るがわけないんだよッッッッっっっ!!!!!」


 どこまでも吐き捨てて、

 昇は世界に悪態をついて、

 ……ゆらりと立つ……。


「……じゃあ……、

……じゃあ、しょうがないですよね?


みんなが考えないんだったら……、

ぼくだけ(・・)が考えるしかないですよね?


だから、

ぼくだけ(・・)が考えてんですよッ!

ぼくだけが考えてるんだッ!!


取り返した日本から追い出されるかもしれない、北方領土に住んでいたロシアの人たちをッ!!!!


それが政治だッ!!!


これがッ!『政治』だッッッッ!!!!!


分かるかッッ!このバカやろうの政治屋どもっっっッッッッ!!!!!!」


 ドヤ顔(失笑(笑))で、

 我々に叫ぶ昇は、まだ口を開く。


「…だから、それは敗北ですっ!

たとえ国後、択捉が戻ってきても「日本の敗北」ですッ!!!


ぼくはね?

ロシアだけじゃなくて、日本以外の国際社会の国々とは

これから

ウィンウィンの関係じゃなくて、

ロスロス(・・・・)の関係を作りますよ?


アンタが負ければ、

ぼくも負ける。


ぼくが負けたら、

アンタも負ける。

そう言う関係を作っていきます。


だから、国後と択捉が戻ってきたら……、

……おすそ分け(・・・・・)しますよ?


当たり前でしょう?


日本に主権が渡されるのが歯舞と色丹だけだったら!

それよりも大きい国後と択捉はロシアに残るんだから、

歯舞や色丹に住んでいたロシアの人たちは、

ロシアの領土の国後と択捉に移ってロシアの経済だけで暮らしていってもらいますよッ!!!!

国後と択捉は、歯舞や色丹よりも遥かに大きいんですからねッ!!!!


……そんでね?

それでもし!

歯舞や色丹の主権までロシアさんのままだったら、交渉そのものが決裂ですッッッ!!!


もういいですよ?


日本は交渉の決裂を恐れませんッ!!!!!!


日本は永遠にロシアに、北方領土の事で『いちゃもん』を付けますからッ!!!!

覚悟しといてくださいね?

ずーーっと言いますよ?事あるごとにねッ?


そんでッッッ!!!

歯舞や色丹、択捉に国後という!

この四つの島の主権が日本に返されるのならッッッ!!!


その時でも!

さらに返還された北方四島から追い出されるロシアの人たちがいるんですから、

それは「日本の敗北」ですよ?


だから、

北方四島よりも北に位置するロシア領の千島列島の島々には……、

日本領になった歯舞、色丹、択捉、国後からきた……、

東京の経済(・・・・・)』をおすそ分けしますよ?


やりますよ。

当たり前でしょう?

国後、択捉が戻ってきたって、

日本人ぼくたちは、前に住んでいたロシアの人たちを追い出してしまうんですから……。

四島が日本の領土になったら、それは絶対にやりますッ!


だから言うんですッ!

その時は、ちゃんと東京からの経済を行き渡らせてみせますよ?。

約束します。


これ?交渉ですよ?

分かりにくいですか?

ならもう一度、言いましょうか。


国後と択捉までもが戻ってきてもッ!

それでもそれは「日本の敗北」ですッッ!!!


だから、その時には!

北海道や北方四島の周辺にあるロシアさんの土地にも、

新しい物好きの東京からのおカネが伝わるでしょう!!!


どうですか?

好きな方を選べ。

決裂かッ!固定かッ!

それともッ!

恩恵かッッ!!!!


あっ……と、

そうそう、

そう言えば……、

樺太の南(・・・・)は、気が向いたらでいいですよ?

国後と択捉を、ロシアさんが日本に主権まで返して渡して返還する気があるのなら?

その後、それから来る東京の恩恵が実感できていれば?

その上で、樺太まで返してくれれば、その東京の恩恵……倍増にできますからね?

ぼく、強制好きじゃないんで、

そこら辺はロシアさんの判断にまかせますよ?


気が向いたら(・・・・・)……返してくれればいい。

そこは自己責任(・・・・)でお願いしますよ?


ん?

……そう言えば、

なんか、海外には無いみたいですね?

自己責任って言葉?

ぼくてっきり、

『自己責任』って言葉は海外から言われてるものだとばかり思ってたんですけど……。


どうやら自己責任って言葉は、日本独自の言葉だったらしい……。

なんか勘違いしてましたよ?

海外の国際常識(・・・・)ってヤツには、「自己責任」って言葉が、一切ないようだッ!


だったら、

ここでその言葉の意味を、海外用に訳してあげますよ?


英語で失礼しますね?


セキュリティ・マイ・セルフです。


それが「自己責任」という日本語の言葉の意味ッッッ!!!!


Security my self.

あるいは……、


Security Your self.


自己保障ってヤツですよ?


まさか、英単語の意味まで分からないなんて言わないでしょうッ?

これで分からなかったら、ぼくはもう知りませんよッ?

あとはマイセルフでやってくださいよ?

ああ、この場合はユアセルフですかね?


ぼく、一応、

親から英字新聞はムリヤリ読まされてるんで、英語はそこそこ読めますよ?

週刊(ウィークリー)の新聞ですけどね?

まあ、読み専でしかないんですけど。書くことはできません。


だからなんか、

ぼくに対して反論ひはんがあるんだったら、英語で書いてもそこそこは分かりますよ?

まあ、そこそこですけどね?


で……ああ、

ロシアさんの北方領土の話でしたね?


きっとロシアさんは、

歯舞や色丹の主権がロシアのままだったら、「勝利」だと言っちゃうんでしょうね?

あなたって?

もし、歯舞や色丹がロシアの主権のままでも「敗北だ」って言えますか?

日本に言えるんですか?

言えないでしょう?


ロシアだったら歯舞、色丹が自国領のままだったら「勝利」だと必ず言うでしょうね?

それが国際常識の世界標準グローバル・スタンダードですもんね?


これがッ!

拒否権を持つ国と第九条を持つ国での「平和の意識」の違いだッッッ!!!!


きっとあなた方、ロシアさんってあれでしょ?

歯舞、色丹がロシアの主権のままでも「敗北」だって言う時は、きっと、

さらにその後で

『北方領土がロシア領のままでもロシアの敗北なんだから、北海道の半分まで寄こせッッッ!!!!』

とか言っちゃう人たちでしょ?


人から奪う(・・・・・)ことしか考えていないッッッ!!!


本当に……ウンザリだなッ!


……ぼくってね、性善説や性悪説は信じてないんですよ?


ぼくは『性人説』を説きますからね?

人は生まれながらにして『人』ですッ!


人は生まれながらにして、

命を食べ物として奪う欲の塊の《悪》でありッ!

人は生まれながらにして、

産んだ子供を一生懸命育てる欲の塊の《善》でもあるッ!!!


それが「人」ってもんですッ!


これが……ぼくの北方領土の交渉の全容の内容なかみです。


まあ、好きなの選んでくださいよ?


ああ、あと……、

今の日本政府アンタらにも言っときますけどッ!


改憲派のままで、二島返還の交渉してたら……失敗しますよッ!

必ず失敗します。

理由がありますッ!!


その改憲したい、改憲した後の「第九条の内容」の草案を、

ロシアさんに見せればいいよ。

ロシアさんに、改憲した後の第九条の憲法の文章の草案を見せて、

それでも常任理事国のロシアさんが「平和だ」と言ってくれれば……、


その交渉は成功します(・・・・・・・・)からッ!


ただし?

その改憲後の第九条の草案を見て、ロシアさんが「平和ではない」と言ったら……、

分かっていますよね?

それ、失敗しますよッ???

確実に絶対失敗しますッ!

まあ、絶対に「平和じゃない」って言うでしょうねッッ!!!

ロシアさんはね?


そういう文章でしょ?

アンタら兵器を持つことしか考えていないッ!!

日本政府が考える兵器を使う事を前提とした改憲した後の第九条の文章なんてさぁッ?


だからその時には、きっと選ぶ(・・)ことになりますよ?


四島返還はおろか、二島返還まで諦めるのか?

それとも……はたまた……、

改憲の方を諦めるのか……?

この、どっちか二つの内の一つをねぇ?


ケケケ、


まあ、好きな方を選べよ?


二兎を追う者は一兎も得ず、ってねッ?

ロシアさんも気を付けた方がいいですよッッ!


日本政府の改憲案を見て、ロシアの「平和」じゃないのに、

欲に目がくらんで「ロシアの平和でもある」なんて思わず言っちゃったら、

最後ですからねぇ?

ロシア(あなた)の土地に、永遠に東京の恩恵は来ませんよ?


まあ、好きにやってくださいよ?

仲良くロシアと日本で話し合ってください。


ぼくだったら『交渉』しかしませんけどね?

『平和の交渉』しかね?


対話で問題の解決なんて、できませんよッッッ!!!


そんな甘っちょろい世界じゃないでしょ?この現実はッ!


だからぼくは「実利」で、問題を解決しますッ!!

平和という実利を使ってね?


ちょっとアンタら……、

厳しさに甘えてる(・・・・・・・・)」んじゃないですかね?」


 言って昇は全世界を冒涜するッ!!


「アンタラ、

厳しさに甘えてるんだッ!!!

人に押し付けた厳しさで、自分が甘えて胡坐をかいているッッ!!!!!!


だからぼく、人に厳しくしてる人って嫌いなんですよ?

人に厳しくしてる人ってさ?

人に向けた厳しさに「甘えている人間」だからねッッ!!!


殺せよ!AI(エーアイ)ッ!

もういいよ。

殺していいっ!

人間を殺せっ!

でも順番は付けて上げようッ!


自分が大好きな人間(・・・・・・・・・)から殺していけっ!!!」


 怒鳴る昇が、

 自律するかもしれないAIに向かって、

 そんな資格も無い、

 無意味で筋違いな意味不明の命令をするッッ!


「……『自分が好きな人間』ってさ?

他人は嫌いなんだよね?

だから自分が大好きなんだもんね?


だから、ぼくってさ。

『自分が大好きな人間』って大ッ嫌いなんだッッ!!!!


で?

世界中の人間ってそれが「常識」でしょ?

ぼく、そういう「世界の常識」が嫌いなんだよね?


もう少し世界には「自分を嫌いになって欲しい」んだ。


だからAIには「自分が大好きな人間」から殺していってもらいます。

きっと殺してくれるでしょう。

AI、きっとぼくの言う通りに動きますよ?

なんか、ぼくが言う(・・・・・)と、

それが現実になっちゃいます(・・・・・・・)からね?

そうでしょう?

そっちの現実せかいではねッッ!!


なんか、

ぼくの言葉で?

自分の日本政府くにでさえ、動かしちゃったみたいですからね?

ぼく?

二島返還……。

いやだなぁ。せっかく、やめとけって言ったのにさぁッ!


ねえ?

そう思いません?」


 そう言って、

 昇は世界のあなた方を試して見るッ!


「ぼくはですね?

自分が嫌いなんですよ?

そして、

そんな自分が大好きなんです……。


ぼくは、

自分が嫌いな自分が好きなんです。

自分を嫌っている自分が好きなんです。

そして

自分が好きな自分が大ッ嫌いだッ!。

でも、あなた方は違う。

自分が嫌いな自分はやっぱり嫌いで、

自分が好きな自分が当然、大好きなんだッ!


うわぁ、そんな人間とは絶対に付き合いたくないな。ボクっ!

知り合いにもなりたくないッ!

近寄らないでくださいね?

差別しますからッ!!!


だって、自分が大好きなんでしょ?

で?

相手が大嫌いなんでしょ?


は!

戦争しか起きないじゃないですかッ!!!!!!!!

ムリですよッ!

争いの種しかないッ!!!

近づかないでくださいっ!

うわ、恐いなぁ。

よくそんな世界で生きてけますね?


ぼく、やっぱり、そんな世界が嫌いですよッ!

ぼくは、自分の世界が大っ嫌い(・・・・・・・・・・)なんですッ!!!


でもですね?


あなた(・・・)が、自分を嫌っていると……、

ぼくは、ちょっとだけ、

そんなあなたが好きになるんです」


「……え?……」


 呟いた章子は、

 気色悪く笑う昇を見る。


「自分を嫌っている人間てさ。

ぼく、好感が持てるんだよね?

だって、

自分が嫌いで、相手や他人を心配する人だったらさ、

やっぱり好感、持つでしょ?

ぼくだったら安心するな。

安心して逆に心配になる。


だから、自分肯定するヤツらってさ、付き合いたくないんだよね?

まあ、向こうからもお断りだろうけどさ、だったら願ったりかなったりだよッ!

自分を肯定する奴らだけで、つるんでればいい!!!

でもさ、

だいたいそれやってると仲間割れするんだよね?

結局、自分可愛さだからね?


自分たちの仲間から「敵」を作りだすんだよッッッ!!!!!

やってられないなッ!!


それが「世界の常識」なんだからさッ!!!


お断りだなッ!

そんな国際常識ッ!!


でも、ぼくは自分も嫌い(・・・・・・)だから、

日本の常識も……あまり世界の常識にはしたくないッ!!!


だから、

それぞれのいい所だけを選び取って……、

世界の常識にはしたいよね?


外国にも日本にも、いい所と悪い所ってあるからね?


日本常識の中で、「世界の常識」にしたいのは、

「終身雇用」と「第九条」かな?

でも「年功序列」と「大量消費社会」、「経済成長」は絶対に要らないなぁ。

少なくとも僕はその「日本の常識」を「世界の常識」にはしたくないッ!


ま、それらの話は今はいいやっ!


ここからはさっさと、全ての世界を敵に回して語って行こうっ!」


 叫んで勇んで宣平を布告する昇が、

 我々に向くッ!


「まず、韓国ッッ!

アンタだッ!


ちょとこれから、ただの国連加盟国も名指ししていきますッ!


その韓国さん。

あなた、最近、キツそうですね?

日本との合意が?

いいですよ?

破棄したいならご勝手にどうぞ?

ただし、合意を破棄をしたと言う『国際犯罪・・・・』の事実は受けてもらうッ!!

破棄をしたら韓国アンタらは全員、加害者だッッッ!!


もうアンタら、被害者じゃねぇよ?

加害者だよッ!!

タダじゃおかないよ?


あまり日本、怒らせるなよ?

そんでね?

もう、合意、アンタらが破棄したら?

もう次の合意はしませんからね?


韓国とはもう合意はしませんよ?

だって、またせっかく合意しても、どうせ、次の政権が反故にするんでしょ?

やってられねぇよ!そんな文化っ!

付き合いきれないねッ!


でもまあ、それに文句を言うことは韓国さんに対しての内政干渉だ。

アンタ、そういう国だもんね?

加害をされても?

それが戦勝国だったら加害者じゃなくって?

敗戦国なら加害者だって言う国だッ!

それ、加害者とか被害者とかの話じゃないですよね?


『犯罪者』でしょ?

加害者の中でも、

戦勝国の加害者は犯罪者じゃないッ!

でも!

敗戦国の加害者は犯罪者だッ!

アンタら韓国はそう言っているッ!

まあ、別にいいですよ?


そうやって言って?

自分ところの国民も「喰い物」にしてるんでしょ?

分かりますよ?

日本(ウチ)も「同じ事」をやってますからね?

それに対しては、何も言いませんよ?


でも、

『徴用工』と『従軍慰安婦』で日本とせっかく結んだ合意……、

アンタら、韓国政府が泥を被って「国際犯罪者」になってくれて、

合意を「破棄」をしてくれたのなら、

話は別ですよ?


ぼく言いましたね?

今年の沖縄の日に?


もうお金は払いませんって?


だから、

せっかくの合意が破られて、

日本に賠償を求めて、なだれ込んできた韓国の「徴用工」と「従軍慰安婦」の人たちには、

お金を払う代わりにこう言う(・・・・)んですよ?


『あなたの国って、住みにくくないですか?』って?」


 下卑た笑いを浮かべて、

 昇はさらに続ける。


「で、

賠償を求めてきた人たちが「自分の国は住みにくくない」と断言してきて答えたら、

今度はこう言うワケですよ?


『あなたの国民って、扱いにくくないですか?』って?」


 やはり昇は悪巧みに笑っている。


「……たぶんどっちか(・・・・)でしょうねぇ?

あハハハッ!

国が住みやすいんだったら、その国の国民を絶対に犠牲にしている証拠ですものねッ!!

逆に、

国が住みにくいんだったら、その国に犠牲にさせられているッッ!!


その二つに一つですよッ!国民なんてのはッ!


そんで、

そんな状況で「賠償」なんてしたって無意味ですよッッッ!!!


あの人たちの「心」と「体」を癒すにはッ!

まず母国での安定が必要だッッッ!」


 言って昇は、その当事国である韓国を睨むッッ!


「つーわけで、韓国さん。

まずあなたから安定して貰いましょうか?

そんなフラフラして貰ってちゃ困るんですよ?

その現在いまのフラフラしてる状態、

あの戦前(・・・・)のかつてのあなたの状態と一緒ですよッ?

また、されちゃいます(・・・・・・・)よ?


恨んでいる事を?


まあ、もう日本はしません(・・・・・・・)けどね?

いやですよ。もう。

あんな、あなたにしてしまうのはもうゴメンですッ!

日本ぼく、反省してるんですよ?

でも謝るのは、まだ先です。

それは、韓国アンタらが一人で立ってからだッ!

他の国に頼らずッ!

アンタが独りで立ってからだッ!!!!


だから立てっ!

シャキッとしろッ!


統一……するんでしょ?半島?

大丈夫ですよ?

日本は何もしませんよ?

何も(・・)、ね?


知ってますか?韓国さん。

今のその仲良くしたい北朝鮮って国……。


今の韓国アナタのことを、

こう思ってますよ?


『なんで、南朝鮮(・・・)には日本の「第九条」がないんだろう?』

ってねェッッッ!!!!!」


 そして昇はカハ、と吹き出す。


「あはっ、あははははっはっ!


受けますよねェッ。


北朝鮮の人ッ!

韓国の人に『日本国憲法第九条』を持っていて欲しいんですってッ!

ねえ?

そうですよね?

北朝鮮の人?


韓国が、

あの日本の第九条を持ってたら、

どれだけアメリカとの会談が「楽だったことか」とか、そういうこと考えてるでしょッ?


笑わせるなぁ。凄く笑わせて貰ってますよッ!


兵器の威力を語るだけが「能」じゃないですよね?


ほら?

韓国さん?

北朝鮮の人の思い、受け止めて上げないと?

どうすんです?


二回目の米朝首脳会談あるんでしょ?

じゃあ、先に、それが成功する秘訣を言っときましょうか?


次の第二次米朝首脳会談、「中国」の席も用意しておいてください。

中国さんの席を用意することです。


中国さん、引きずり出さないと米朝首脳会談、成功しませんよ?

ああ、引きずるという言葉はよくないですね?

ご招待をしましょう?

中国さんのメンツが保ったまま「ご招待」をしないとね?


頑張ってやってください。


あと、北朝鮮さん。

苦しそうですね。

ぼく、あなたに対してのアメリカの制裁の事とか言わずじまいでしたもんね?

でもまあ、制裁は受けといてください。

どうせ中国が陰で支援してるんでしょ?

中国さんも陰でこそこそ支援なんてしてんなよッ!!!!

支援するなら堂々としろよッ!

で!

支援されてても(・・・・・・・)、核の査察は受け入れるって姿勢を示さないとッ!

あんたらさぁ、支援されたら、他国の核査察とかを打ち切るからダメなんだよッ!

支援されてても、ほら核は公開しますよッ?って姿勢を見せないとッ!


支援されながら核放棄したいなら、それぐらいしないとダメですよ?

え?

外貨という経済が欲しい?

そんなの、まず自分とこの内需を自分で埋めるとこから始めないとッ!

いいですか?

自分とこの国の資源!回復させて循環させる(・・・・・)ってこと覚えないとだめですよッ!

海産物でも、農産物でもねっ!

養殖と植林ッ!!!

この技術を身に付けないと!

日本それやってるから困ってんですよッ!

奪うだけじゃダメですよッ!どうせってるだけなんでしょ?

山からも、海からも!

けっこう流れ着いてるみたいですからね、飛龍海(日本海)にッ!


あれめて欲しいんですけど?

その為にはあなたに、養殖技術は、覚えてもらわないとね?


エネルギー関連だって、最近は『脱炭素社会』ですよ?

ちょうど石油エネルギー関連施設ないんでしょ?

だったら都合いいでしょう?

最初から「0」なら、一気に再生可能エネルギーに手を出しましょうよ?

いいですか?北朝鮮の人?

短所は、長所ですよッッッ!!


ほら韓国ッ!!!

これ、あんたが言わなくちゃいけないセリフですよッッ!!!!

なんで部外者の日本に言わせてんだよッ!!!!!


まったくっッ!

世話の焼ける人たちだッ!!!


いい加減面倒見きれないなッッ!!!」


 そして昇は、

 とうとう我々日本人を見る。


「って言うような事を、北朝鮮に言わなくちゃダメですよっ!

アンタら日本人もッ!!!

ぼくたち日本人が北朝鮮に出来ることはね?


言葉だけ(・・・・)で、北朝鮮に実利が与えられるか、どうか』だッッッ!!!


それができなくちゃ、北朝鮮の人の心……動きませんよ?


で、

話し急に変えてケンカを売りますけど……。


日本で「虚構の物語」を作って書いている有名なプロの作家や小説家さんたちもさぁ?

現実で「平和を!」とか叫ぶんだったらッ!

自分の作品で「平和」になった(・・・・)世界、描かなくちゃダメですよッッ!!!

それもしないで、現実にだけ、虚構でもできもしない平和なんかを求めてたって、

できるわけないでしょッッ!

どうせあれでしょ?

アンタらって?

『人が死ななくちゃ、物語には厚みが出せない』とか言っちゃう人たちでしょ?

漫画家や小説家や劇作家なんかの虚構を創作する人たちって?

そう言っちゃうクチですよね?


あのですね?

虚構で出来ないことは、現実でも出来ませんよッ!

見せてくれませんか?あなたの平和を?

あなたの作品でねぇッ?


あと、

ネット小説大賞さんにも伝えたいことがあります。

この長編と短編作品で、そちらに応募してるんで、

短編の方には感想の方よろしくお願いしますね?

でないと、また北朝鮮、ミサイル飛ばすかもしれませんよ?

あ、強迫じゃないですよ?これ。

ぼくが止めてるわけじゃないですからね?あれ勝手に独りでに止まってしまっているだけですからね?ラッキー♪

ぼく、関係ないですよ?

でも、

あなたの意見だけは欲しいッ!

感想欄に下さいっ!

本編の方にはいりませんからッ!

本編のタグには「感想」ってことばはついてない筈ですからね?」


 そう言って、昇は勝手に著者ワタシの言葉を述べていく。


「じゃあ、核の話になったついでに、

国際社会の人たちにも宣平布告をしときましょうか?


ICANッ!

核兵器廃絶キャンペーンさんッ!


あなたが取りまとめている現在の核兵器禁止条約、

あれ、

ぼくの賛同が欲しかったら、

『太陽も核兵器に入れてください』ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


絶対に入れてくださいッ!!!!!!!!!!!!!!

そうすれば、ぼくはあなたに諸手を挙げて賛同します。


太陽は核兵器ですッ!!


アンタらのやってることは、まだ手ぬるいんだッッ!

太陽も廃絶させましょうよ?

ぼく、許しませんよッ?

ぼくは、太陽も許しませんからねッ!!!

アイツは廃絶させますッ!


おい太陽ッ!!!

お前いま沈んでんじゃねえッ!

今すぐここで死ねっぇッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 魔動マキス


 昇が、

 地平線に沈み行く夕陽に向けて伸ばした手がッ、

 強力な魔法陣を展開させて、砲口となって光粒子を集める。


「エ、琿无エクサムッッ!!」


「却下……」


 昇の突発的な言動と行動に反応して、

 慌てた章子が出現させた「第九条」の剣を、

 昇が躊躇いなく自分で出現させた同じく「日本国憲法第九条」という剣、

 天琿无剣、《アマノエクサムノツルギ》『戦薙ノ剣』で斬り払い、

 章子の手から弾き飛ばすッッ!


「……あ……」


 章子は……自分の剣が弾かれた手の手首を押さえて、……崩れ落ちた。


 負けた……。


 と思った。

 それを道の地面に両膝をついて、

 章子は呆然と、昇を見て悟る。


「それは、ぼくの平和じゃないなッ!

同じ日本人の、

咲川章子さんッッ!!!」


 言って昇は、

 やはり我々(・・)に見る。


「……平成と言う時代が……終わるそうですね?

実に下らない時代でしたよッッ!。

本当にくだらない時代でした!!!

「平成」って時代はッ!

そして、「昭和」という時代は『最悪』だった……ッ!


平成って時代の『半分』を生きてきた、ぼくはそう思っていますッ!!!


でもそれはどうでもいい話です。


で、

あ、そうそう、中国さんにはもう一つ、言い忘れてた事がありましたよ?

『台湾』……ッ。

あそこ、仮にも元常任理事国(・・・・・・)らしいですからね?

対立するの、

止めて貰えません?

中国さんは集団的自衛権、使えるんでしょ?

あなた、現常任理事国なんですからね?

だったら武力を台湾に向けるんじゃなくて、逆に武力で「守って」あげないとっ!

兵器の使い方……間違えてますよッ?

頼みますよ?ホントにッ。


日本はね?

沖縄が琉球として独立したら、琉球に対して集団的自衛権は使えないんですよッ!!

日本ぼくは琉球を守れないッ!

アメリカにも使えない集団的自衛権はっ!

当然日本から独立した琉球にも使えませんよッ!


いいなぁ、中国さんは……、

同じ心を持つ独立した台湾の人たちが守れて……。


それから、

マレーシアさんも残ってたな。

マレーシアさん?

日本国憲法第九条、これが欲しいなら勝手に作ってくださいッ!

日本が使えなきゃ持てないなんて、そんなくそったれなこと言わないでくださいよ?

日本が改憲しても、アンタが持って使えばいいッ!

追随する?甘えんなよッ!

あんたがパイオニアになればいいんだッ!

平和の第一人者になれる大チャンスだッ!

日本は敗戦国ですよ?そんな敗戦国家の戦犯国家に頼ってどうすんだよッッ!!

いい加減にしとけよ?


勝手に進め!そして勝手に取れッ!

アンタのやる気次第だッ!


あとミャンマーの人、

ロヒンギャ……。

あの問題って、ロヒンギャの人たちを虐げているのってミャンマーの国民全員ですよね?

つまり国民による国家の総意なんだッ!

だから、ミャンマーの国の最高指導者は動けないッ!

国民の為に立った念願の指導者がッ!

その国民の「敵」になったらお話にならないですもんねッ!


その国民とロヒンギャを「同じ国民」として繋げなくちゃいけないとしたら、

どうしたらいいと思います?

まあ、自分で考えてくださいよ?

ぼくだったら当然、コイツを使いますけどねぇ?


そして今年のノーベル平和賞の委員会の人たち、いいことを言ってましたね?


現場の戦場で直に対応にあたっている人間こそが!

栄誉を受けるに相応しい、とッ!


まったくその通りですよッ!!!!


ぼくみたいな、

こんな「安全な場所から偉ぶって言いたい事だけを吠えている人間」なんてのは、非難されて当然だッ!

無視されて当たり前ですッ!!!あ、だからって暴力は止めてくださいね?当たり前でしょう?


……でも、なんでですかねぇ?


そんな無視されるべきである、

この虚構ぼくが喋ると、

現実そっち」って急に動きだすんですよね?

みんなが希望している方に?


でも、

ぼくが喋らなくなると、途端に動かなくなる……。

なんだこれ?

なんだそれ?

そんなことやってると……、

勘違い(・・・)しちゃうじゃないですか?


まるで、

虚構ぼく現実そっちを動かしているみたいだってッッ!!!!」


 バタフライ効果……という言葉がある。


 一頭の蝶の羽ばたきが、

 遠く離れたところで「嵐」になるという効果の事だ。


 その効果ちからが、この少年にも働いているのだろうか?


 しかし、それであなた(・・・)方の「現実」はいいのか?


 なぜならこの少年は「蝶」などでは無くッ!


「……ぼくは……、『蛾』ですよ?」


 昇は、自分で自分をそう断言するッ!


「いいんですか?

そんな『蛾』の言葉に乗っていて?


ああ、

蛾って言ったのはですね?

ぼくが自分で言ったんじゃないんですよ?

ぼくが昔、言われたんです……。


目の前のこの子に……ッ!」


 言って昇は、自分をかつて「蛾」だと言った章子を睨む。


「でもこの子……。

もう現実そっちの地球には戻りたくないそうですよ?

虚構ここで、

このまま夢みたいな所で暮らしていきたいそうです。

なんか、

あなた方の事なんかも忘れて……」


 言葉で責め続ける昇が、

 章子に迫る。


「……で?いいの?

咲川さん?

ぼく、埋める(・・・)よ?


辺野古の海を埋める人間だよ?


そんな人間の甘言ことばに乗っていて、本当にいいのッ?」


 読者の……、

 あなた方は、なにか勘違いをしていないか?

 この物語の主人公は「半野木昇」などではない(・・・・)ッ!


 この暴言を吐き続ける半野木昇は、

 この虚構の中で、

 決して語られることのない一番最後に「残虐な最期」が予定されている「脇役」に過ぎない。


 あなた方は一体、

 今まで。

 いったい、

 この虚構の中にある『誰』の言葉に共感してきたのか……?

 それは紛れもなく……、


「させないッ!」


 その声で叫んで立ち上がった!

 この咲川章子の筈だろうッ!!!!


「……交渉は成立だッ!!

咲川さんッ!」


「……っえ?……」


 勢い立ってから、

 突然かけられた少年の言葉に驚いた章子は、

 確かに頷く昇を見る。


「交渉は成立だよ!咲川章子さんッ!

それ(・・)は確かにッ!

ぼくの平和だッ!」


 言って昇は、

 自分が持つ『平和の剣』を、毅然と茫然で立つ章子と我々に見せる。


「そうだ。

きみには立ち向かってもらわなくちゃいけない」


 ……この少年は、大海を統べる……。

 大海を統べる井の中の蛙だ……。


 大海とはあなたの住む、

 そちらのその『現実』。


 井とは、

 まさに著者わたしだけが描くこの『虚構』。


「ぼくは、

きみのように(・・・・・・)はなれない(・・・・・)


ぼくは、

きみがボクに言った言葉を覚えている。


〝わたしは地球(こっち)転星(あっち)を結ぶ、

『架け橋』になりたいんだっ!〟


っていうあの言葉をね……。


信じてる(・・・・)よ?

ちゃんとやってくれよ?


ぼくは、この転星とあの地球の交流は絶対にさせない側の人間だからねッッ!」


 転星の大地と、

 黄昏の空に浮かびだした、

 地球のあの青い星の姿を見て、


 昇は章子に宣戦を布告する。


 ……ならば著者(わたし)も布告をしようッ!


 この虚構の、後を追うなっ!

 この虚構は「あなたの答え」ではないッ!!!

 この虚構は「著者ワタシだけの答え」なのだッッ!!


 その虚構を著する者が造り上げた、


 こんな只の気の触れた少年を、

 井の中で大海を統べる蛙、になどしてくれるな。


 この虚構の中から、

 あなたの住む「現実」という世界を操る、

 真理の少年にはしてくれるなッッッッ!!!!


 それだけが、この著者ワタシの唯一の願いであるのだからッ!


 その為の……、一つのヒントを教えてあげよう。


「……どうやら、

現実そちらあなた方(・・・・)は、警戒しているみたいですね?


この剣。

日本国憲法第九条、

天琿无剣。アマノエクサムノツルギ

『戦薙ノ剣』を、


いつかぼくが転星ここで、必ず破るッ!


と発言した、

ぼくのあの言葉を?


では、ちょうどいいので、

その時の、

その破ってしまう時の条件を教えてさしあげますよ?


ぼくが平和の剣(コイツ)を破る時はですね……、


人が死ななくても(・・・・・・・・)戦争をしなくちゃいけない時』です……」


「……え?……」


「人が死ななくても戦争をしなくちゃいけない時だよ。

ぼくが『第九条コイツ』を破るときはね?


当たり前でしょ?


コイツ、いつも最後にはこう言ってるからね?


『人が死ななければ戦争はしてもいいのか?』って」


 それはよくする、子供の問答。


「……そんなの、

ダメでしょ?

人が死ななくでも戦争はしちゃダメだよ!

戦争は悲惨だからやめよう?

じゃあ、悲惨じゃなかったら戦争はやってもいいの?


ダメだよッ!!!!!!!!


これの理由は簡単だ。

スポーツの国際試合で勝った人やチームに贈られる景品やなんかを、何処かの国の領土にすればいいッ!

それで勝手に「人の死なない戦争」が始まるよ?

ダメでしょ?そんなことしちゃ?


スポーツをそんな道具にしちゃダメだよっ!

だから、政治的な行動や発言はスポーツには持ち込んじゃいけないんでしょ?

それをやっちゃいけないってことはッ!


やっぱり、

『人が死ななくても戦争はしていけない』んだよッッ!!


でもっ!

これからの、ぼくに用意(・・)された人生にはきっと!

『人が死ななくても戦争をしなくちゃいけない』時が絶対にくるッ!


必ず来るッ!!


その時だよ!」


「……え?……」


 驚く章子に、

 昇は断言するッ!


「その時にこそ……、

ぼくは、

この『戦薙ノ剣(コイツ)』を破り(・・)捨てるんだッッッ!……」


 ……夜は、まだ始まったばかり……。







 あらすじにもあります通り、再度、申し上げますが、

 この短編作品は、同著者のとある本編作品「―地球転星― 神の創りし新世界より」におきまして同日に更新した話と同じ内容のものを、

 開戦の日を機会とし、短編作としても投稿した作品です。


※この短編作の内容、問題に対する皆さまから寄せられた貴重なご感想、ご意見等につきましては、それらの解答として発せられるべき著者からのメッセージの全ては全て、


 本編作品「―地球転星― 神の創りし新世界より」のこれ以降の物語の展開、および登場人物たちの顛末でもって、すべてその答えと換えさせていただきますこと。


 平に、予めご了承ください。


 また、この虚構作品内における半野木昇の発言はすべて虚構であり、かつ無責任であり無知であり、実際においての現実の事実、史実とは著しく異なっております。しかし、彼の「無知」と妄想癖の酷さを表現する為、ここでは敢えてそのままの描写とさせていただいております。あしからずご了承ください。

 また彼の発言によって誘発された感想欄への書き込みへの対応も、上記と同じ対応となりますこと。

 平にご了承ください。


 その処置にともない、この作品の登場人物たちによる、実在し当該する数知れない被害者の方々も含めた全ての方々への事実に基づかない、非礼な発言の数々につきましては、この登場人物たちに換わりまして、著者から絶対的な謝罪の言葉を、ここに厳重に重く述べさせていただきますこと、お赦しください。


 特に今回は更に目に余る酷さの為、更に更に陳謝したします。


 誠に、

 非常に申し訳ありませんでした。


                                 挫刹



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