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PLAY20 非道な戦いと救う力⑤

 それからすぐ、オグトとオーヴェンを縄でぐるぐる巻きにした私達。


 私はぐるぐる巻きにされている二人を見ながら、大丈夫かなぁ。と思って見ていると……。


「ハンナ、そいつ等に近付いたら駄目だ。また何かひどいことをされるかもしれないよ」


 アキにぃが私の肩を掴んで、注意してきた。


 私はアキにぃを見るために振り返って……。


「この人達気絶しているから……」

「ふりの可能性もある」


 そう言われて私はオグトとオーヴェンを見る。


 この二人は自分なりにこの世界を変えようとしている……、革命軍『六芒星』


 でも……、やり方は非道だった。


 仲間を、人を……、傷つけるということしかしていない。選択しかしていない……。それを思うだけでじくじくと私の胸の奥が痛くなる。


 そう思っていると……アキにぃは私に聞いてきた……。


「そう言えばハンナ」

「?」


 アキにぃは振り向いた私の肩を掴んで……、ずいっと顔を近付けたと思うと、そのままアキにぃは焦った顔をして、青ざめながら私に向けてこう聞いてきた――


「あのしょーちゃんって……誰?」

「え? さっきも言ったけど、高校の友達」

「の、なに……っ!? どういった関係……っ!? どういった雰囲気のそれなんだい……っ!?」

「??」


 なんだろう……緊迫というか、切羽詰まったその表情を見て、私は驚きながらそれを見ていると……。


「おーいシスコーン。そんなところでハンナに詰め寄るなー」


 と、キョウヤさんが頭に腕を組んで、呆れながら私達を見ていた。


 私はあっと声を漏らして申し訳なく思っていると、アキにぃはぎんっとキョウヤさんの方を向いて……。


「妹の未来がかかっている一大事なんだぞっ!」

「そんなこと俺は知りませーん。というかお前はハンナのオカンかオトンか」

「兄です!」

「それは真面目に答えなくてもいいぞ」


 アキにぃとキョウヤさんの話を聞いて、私はキョウヤさんの後ろの光景を見る。そこにあったのは……。


「いやー。何ともすごい戦いだったすねぇ……、てかみなさん、俺の素足を見てもなんの得もありませんって、そんなものサービスシーンでもないし、そう言うものは女の人の方が、あ、ちょっと、足触らないでください。マジでくすぐったい。うひひ。ふぉっふぉぅふ! や、やめちぇっ!」


 ……しょーちゃんの喰われてしまったけど、すぐに生えた足を凝視しながらエレンさん達が触ったり、あとはとんとんっとつついたりして確認していた。


 それが本当の足かどうか、確かめているみたいだ。本物だと後から分かったみたいだけど……。


 それを見ていた私は近付いて……。


「しょーちゃん」

「っは! はなっぺヘルプぶほほっ! 今俺絶賛大ピンチのミーヘルプです! うひひ! ミーヘエエエルプゥウウウッ!」


 と言いながら、しょーちゃんは笑いながら私に助けを求めていた。私はそんな変わらないしょーちゃんを見て、控えめに微笑みながらしょーちゃんに近付く。


「ねぇはなっぺぶはは! なんで俺を助けないの!? くすぐったくて俺死にそう! もう無理! あはは! はなっぺタスケテ!」


 私はしょーちゃんの前に立って、こう言った。


「しょーちゃん。無事でよかった」


「ぐふ」


 しょーちゃんは驚いた顔をしてぽかんっとしていたけど、エレンさん達はそれを見て手を止めていたのに、ダンさんが触ったせいで笑いを吹いてしまったしょーちゃん。それを見て私はくすっと微笑んでしまう。


 すると、それを見ていたヘルナイトさんは、しょーちゃんを見てこう言った。大剣を戻しながら……。


「しかし、あの時は驚いたな。まさか木箱の中にお前が入っていたとは」

「お前じゃなくてショーマっていうんす。でも俺が木箱の入ったのは………、あ」


 と言ったところで、しょーちゃんはまるで時が止まったかのようにカチンッと固まって……、そしてざぁっと青ざめてしまった。


 だらだらと流れる脂汗が、しょーちゃんの心境を物語っている。


 それは……、焦りとやばいという感情だ。


 それを見た私は、しょーちゃんの顔を覗きこんでみると……、しょーちゃんは小さい声で……。


「やっべ……。()()()()を置いてった……」


 と言った。


 それを聞いたエレンさん達とアキにぃ達はぎょっと驚いて、ダンさんとヘルナイトさん以外のみんなが『うぉい! 薄情者っ!』と大きな声で突っ込みを入れた。私はそれを聞いて、しょーちゃんに慌てて詰め寄った。


「もしかして……、つーちゃんと一緒だったのっ?」


 その言葉にしょーちゃんははっとして私の方を向いた後――こくこくと頷きながら「そうそうそう!」と言って。


「俺実はアクアロイアにいたんだけど、とある事情で追い出されそうになって追われていたんだけど」

「何があった? そこで何をしていた?」

「その時に木箱の中に入って、そのままアルテットミアに輸出されちまったんだよ。たはは。これは思い出になるな」

「そんな経験、誰もしたことないと思うで。あと人を輸出するとか聞いたことあらへん」


 しょーちゃんの発言にキョウヤさんとララティラさんが突っ込んでいるけど、それを無視するかのようにしょーちゃんは『あははっ』とあっけからんと笑いながら言っていた。


 ん? ちょっとまって……。


 さっきしょーちゃんはなんて言っていた? ツグミ達って、言っていた?


 ほかにも人がいる……というか、メグちゃんも一緒なら……。


 ()()()()()()と、言うはずなのに……。


 そう思った瞬間だった。


「っ! 離れろ!」


 ヘルナイトさんの声。その声は慌てた様子にそれで、私達はすぐにどこかへ走って離れようとした。


 刹那。



「ううううううぐうがあああああああああああああっっっっ!!」



 後ろからぶちぶちぃと言う音と、咆哮が聞こえた。


 私は後ろを振り向く。そしてその光景を見て小さく……「そんな……」と言葉を零してしまった。


 絶望の言葉を……。


 そこにいたのは……、気絶していたオグト。オグトは口元にべったりとつけた血を拭わずにフーッフーッと息を荒くして立っている。それを見た私は、その口元に一日を見て、まさかと思い……、すっと下を見た。オグトの足元を見て……、絶句して、叫ばないように口元に手を添えた……。


 隣で縛られていたオーヴェンが倒れてて、()()()()()()()()()……、()()()()()()


 その下がないのと同時に赤い血が出ていることも確認できた。


 それが指すこと、それは……オグトは、オーヴェンの足を……っ!


「オデ、は! 強い! 強いから……! 敗北なんて、ない!」


 ズンッと前に出るオグト。それは鬼気迫るもの……、まさに、鬼のそれだった。


 オグトは荒い息使いで私達に向かって歩みだし、ぶつぶつと言いながら私達に近付いて来た。


「オデは……、どの種族よりも強い! 弱いやつなんて食事! 弱肉強食! それがこの世の摂理! オデは生きる! 成す術もなく死んでいった同胞のためにも……っ! オデは、オデはオデは! オオオオオデェェェエエエはぁああああああっっっ!」


 と叫んで、ぐっと足に力を入れて駆け出そうとした時、私は即座に手をかざして『囲強固盾(エリア・シェルガ)』を出そうとした。モナさんも手をかざして盾スキルを出そうとしたとき……、ふっと、私達の目の前に現れた……、スーツの人。


 その人を見上げた瞬間、私やエレンさん、アキにぃやキョウヤさんが驚いて『あ!』と、叫んでしまった。


 しょーちゃんは首を傾げていただけだけど、その人は私達の方を振り向いて、にこやかな笑みでこう言った。


「なるほど。『六芒星』の人食鬼ですか。これは意外な」

『マースさんッ!?』


 そう、私達の目の前にはマースさんがいて、右手を腰に回して、左手には小さな剣の形をしたワッペンを手にしていた。マースさんはにこやかに私達を見た後……、こう言った。


「皆様、アズールの問題ですのに、まさか『12鬼士』のお二人の手を煩わせてしまうことになって、申し訳ございません」と言って、マースさんは頭を垂らして言うと、次にしょーちゃんを見て……。


「あなた様……、あとでお時間をいただけますかな……?」

「え?」


 しょーちゃんはその笑みを見て、ぎょっと驚きながら後ろに後退しようとしていた。あの笑みを見て、何か感じたのかな……? そう思っていると、オグトはマースさんを見て、驚きながら「お、お前は……っ!」と言うと、ビクンッと体を震わせながら「うがぁ!?」と叫んで、そのまま膝をついて、震えだした。


 それを見た私達は、得体のしれない何かを見たように、言葉を発することができずにいた。でも……。


「「あ」」


 ヘルナイトさんとトリッキーマジシャンさんは、はっと何かを思い出したかのように声を上げた。


 私はそれを聞いて、ヘルナイトさんを見上げると、ヘルナイトさんはマースさんに向かって……。


「すまない……、詰めが甘かった」

「ええ。これは最初から私達の仕事です。煩わせてしまい、申し訳ございませんでした」


 マースさんは紳士的に微笑んで……、左手に持っていた剣のワッペンを握る力を入れた瞬間……。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。手の鍔のところにパラのマークが付けられているそれで、私やみんなは、それを見て驚いていると……、マースさんはお城の方向の坂道を見て、少し大きめにこう言った。


「マティリーナ。的確だな」


「当然だよ」と言って、かつかつと降りてきたのは、煙管を持ってフゥッと息を吐いているマティリーナさん。マティリーナさんはマースさんを見て鼻で笑いながら……。って。


 なんだろう……。


「あれ? なにあれ……」

「あれ、小さい何かがいくつも浮いている……?」

「動いている……?」


 アキにぃ、ララティラさん、モナさんが言うと、私ももう一度凝視してみると、確かに、マティリーナさんの周りを黒い何かが飛んでいる……?


「あ、あれ……」と、キョウヤさんが震えながらそれを見て、指を指して、キョウヤさんは言った。マティリーナさんを驚きながら指さして――



()ぃっっっ!?」



 私はそれを聞いて、再度見ると、マティリーナさんの周りを飛んでいるのは、蜂だった。しかも……。


「あれ、スズメバチ!」

「ひぃ!」


 シャイナさんが驚いて言うと、モナさんは頭を抱えてしゃがんでしまった。


 でもそれを見て、「大丈夫ですよ」と、トリッキーマジシャンさんは呆れながら私達に向かって言った。ヘルナイトさんも頷いていた。そしてそれを見て、トリッキーマジシャンさんはマティリーナさん達を見て、思い出したことを言った。


「あの人達なら大丈夫です。そもそもギルド長は、普通の人とは違うんです」

「え……?」


 そう私が呆けた声を出すと……。



「――『石英(ダイヤモンド・)(ウォール)』ッ!」



 遠くからダンゲルさんの声。と同時に……、遠くからゴゴゴゴッと言う音が聞こえて、音がした方向を見ると……、その光景を見て言葉を失った。ううん。出た。


『はぁ?』


 と、出た。


 それは当り前だ。


 なぜかと言うと、アルテットミアのお城を取り囲むように、ダイヤモンドの壁が地面から出てきて、お城を守るように覆ったのだから……。


 私達が『はぁ?』と言った後……、開いた口が塞がらなかった。


 それを見て呆れた声を出したのは――マティリーナさん。


「あんた達、なんて情けない顔をしてんだい。あんた達だって使っているだろう?」


 そう言って、蜂が飛び交っているのに一匹も刺さることなく普通にしているマティリーナさんは私達に向かって、「でも、これは違うか……」と言って、にっと笑みを浮かべてこう言った。


 それは……。


「ここは()()()()()()()()()、任せな」


 私達を労っての優しさを含んでいた。


 それを聞いて、マースさんはすっと手に持っていたレイピアの剣を前に構えて……、狼狽しているオグトに向かって、冷たく、低い音色でこう言い放った。


「一撃で仕留めましょう」


 と言った瞬間……、マースさんはぐんっと前に走り込んで、そのまま右手を後ろに組んだ後、レイピアを使って目にも止まらない速さでオグトの体に無数の傷を作る。


 パシュシュシュシュシュ! と、まるでそれは、剣型のダーツのようだ。


「――『ヴェール・リアー』ッ!」


 その剣は、刀身の周りにうす水色のそれを纏わせて、そのまま刺突で突き刺しながらオグトを苦しめていく。その最中……、マティリーナさんもふっと手を振り上げて、気怠く振り降ろすと……。


「――『飛び交う(ランブラー・)軍団蜂(ビィト)』」


 その手の合図を見て、マティリーナさんの周りを飛んでいた蜂が、一斉にオグトに向かって飛んでいく。


 オグトは驚きながら、目を隠しながら大きな手で蜂を振り払おうとぶんぶん手を振るっていた。


 マティリーナさんはそれを見て、「よく動けるよ。毒針が入ったやつを、あんたの腰布に忍ばせていたのに」と、驚いたように言う。


 それを聞いて、私は察した。というかわかってしまった。


 あの時、オグトが膝をついて震えていたのは……、マティリーナさんが忍ばせていた蜂が、オグトの体にその蜂の針を突き刺したんだ。


 それを聞いて、私はぞっと青ざめる……。


 蜂は二回さされると……、たしか、アナフィラキシーショックになるって聞いたから、これが一回目でよかったと、心から安心した……。


 でも、マースさんとマティリーナさんは、どんどんオグトを追い詰めるように、蜂の追撃と、剣の攻撃を仕掛ける。それを見ていたエレンさんが、トリッキーマジシャンさんに向かって、呆然とした顔をしてこう聞いた。


「もしかして……ギルド長って……」


「ええ」と、トリッキーマジシャンは頷いて、更にこう言う。



()()です」



 それを聞いて、私はマースさんたちを見た。マースさん達は私達を見ないで戦っていたけど……、魔女=魔力を持っている人ということになる。ギルド長が三人とも魔女と言うことは、何となくだけど……、私はもしかしてと思いながら見る。


 すると……、オグトの背後が突然黒くなる。


 ううん。オグトの背後に黒い穴が出たんだ。


 それを見たマースさん達ははっとして攻撃をやめた。それを見てオグトは背後のそれに気付いていないみたいで、っは! と笑いながら私達に向かって見下すように笑いながらこう言った。


「もしや、魔力が尽きたか! 好都合! オデはオーヴェンの足を食って魔力が回復している!」

「っ」

「オデの方が有利だ! オデは食べるだけ回復はおろか、強化や魔力の強化もできる! つまり! オデの方が使い勝手がいい!」


 それを聞いて、私はぐっと唇を噤んでしまった。


 それは、ネクロマンサーやカイルを目の前にしても、これほどのムカムカは感じなかった……。オグトは仲間の足を食べても、仲間を食事としか思っていないのだ。こんな時でも、この人は……。


 人を、人として見ていない……。


 そう思った時……、突然オグトはピタッと興奮していた感情を沈下させ、言葉を繋げることをやめた。


 その理由は……。


「――そのように考えるとはな。やはり人食いの鬼は人の言葉など理解しようとしない」


 この場にはない。別の声が、オグトの背後に出てきた黒い穴から聞こえたからだ。その声を聞いて、オグトは背後を見た瞬間……。


 背後を見ようとしたオグトの肩を深く抉るように――長い槍が黒い穴から出てきたのだ。


「あがああああああっっ!?」


 オグトは肩を掴んで叫んだと同時に――


術式召喚(サモナーバインド・)魔法(スペル)――『召喚:パンプキッド』」


 と、聞き覚えのある声……。


 しょーちゃんも「あ!」と驚いた声を出して、前のめりになってその黒い穴を見ている。


 アキにぃたちはそれを聞いて、え? と首を傾げていた。


 でも、ヘルナイトさんとトリッキーマジシャンさんは召喚魔法を言ったその声とは違う声に反応して、その穴を凝視した。


 すると、その穴から出てきたのは……、首がない、人馬の鎧の男だった。手には黒い槍を持って、ずんっと馬の蹄を打ち付けるように地面を踏みつけてその人は言った。


「『12鬼士』が一人――『死の誘い人』デュラン! 不意打ちごめん!」

「と」


 と言って、その首なしの人――デュランさんの背中から出てきたというか、馬の体だからその体に乗っていたのだろう、その背中からひょこっと顔を出したのは――


「…………っ!」


 私は、思わず口元を押さえて、嬉しさを噛み締めながら、その人を見て、私は、小さい声で……、しょーちゃんの声にかき消されるように、その人の名前を呼んだ……。


「つーちゃん……っ!」

「ツグミィイイイイイ! そしてデュランの兄貴ぃいいいいいい!」

『兄貴っ!?』


 しょーちゃんの言葉に、アキにぃ達はぎょっとして驚くけど、しょーちゃんはぶんぶん手を振りながら「わりぃ! てか何でここに!?」と聞くけど、つーちゃんは苛立った顔で「今は後にしてくれない?」と、声色まで怒っているそれで言うと、しょーちゃんはしょんぼりしながら「あ、はい……」と縮こまってしまった。


 それを見てヘルナイトさんは「デュラン……、お前も来てくれたんだな」と安心した音色で言うと、デュランさんは怒りながら指を指して……。


「ここに来たのはそこにいる頭が悪い悪魔族の小僧を探してここに来ただけだっ! そこにいる小心者の道化とは違うっ!」


 と言った。


 それを聞いてムカッと苛立ったトリッキーマジシャンさんは拳銃を構えたけど、ヘルナイトさんはずんっと前に出てマースさんの隣に立つ。それを見て、マースさんは「おや。助かります」と軽く会釈してお礼を述べた。


 それを見てトリッキーマジシャンさんはハァッと溜息を吐いて、拳銃をつーちゃんが出したパンプキッドの蔓の拘束に驚きながら見ているオグトに向けて構える。


 デュランさんも槍を構えて、呆れながらオグトを見た。


 オグトはそれを見て、青ざめながら「う、お」と狼狽(うろた)える。


 それを見た誰もが、これはオグトの負けだと確信した。


『12鬼士』三人に、魔女二人。


 これは……、完全なる負け戦。


 それを見てヘルナイトさんは手を上げて、指を鳴らす形にした時……。


「――その辺にしてくださいませんかね?」


 またまたここにはいない人の声が聞こえた。


 誰もが思っただろう。そして誰もが予想だにしていなかっただろう。


 今日は色んな人が来ると。そして――


 ()()()()()()()()()()()()()()()()。だと……。

~補足~


※魔女


 魔女と言ってもよく聞く呪いを作るおばあさんではない。魔力がない人にとってすれば魔力がある人のことをさす。その人達は自然の力と言われている八大魔祖とは違った特殊な魔祖を使って攻撃、防御などに魔法を使うことができる。その魔女がギルド長を務めることができる。例外もいる。


 中には結界を作ったりする魔女もいるとか……?


『六芒星』は幹部が魔女であり、モルグのレベルも普通なら魔力0が普通だが、魔女だけには魔力と言うものが存在する。


 因みに……、ハンナのあのMPのカンストは異常です。しかしバグではありません。よくあるチートです。

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