人名・国名・団体名など
人数が多くなってしまったので纏めてみました。
あれ、これだれだっけ? と言う時にご覧下さい。
読み飛ばしOK。
*ここまでの話の纏めです。
これ以降のストーリーに関するネタバレはありませんが
『花嫁の騎士』までのネタバレを含みます。ご注意下さい。
*これ以降に登場する人物等に関しては初登場時のデータです。
*随時加筆します。
<メインキャラクター>
レオナ
レオナ・ファル・テート(ファルは貴族の称号) 21歳
イーカル国軍第二連隊 連隊長/騎士/貴族
枯葉色の髪と目。
女性としては高めの身長。若干垂れ目。
イーカル西部にあるラディオラ地方の農家出身。
サザニア帝国との戦で婚約者を奪われたため
サザニアに深い恨みを抱いている。
ファズ
ファズ・クレーブナー。もうすぐ25歳。現国王の側近。
焦げ茶色の髪に楡の葉色の目。少し掠れた声、丁寧な口調。
甘いマスクと優雅な所作で、いかにも貴族然とした雰囲気。
暇な時に手元にあるものを弄ぶ、お茶に砂糖を必ずいれるなど
どこか子供っぽい癖を持つ。
体術と短剣の扱いが巧い。
女癖が悪い。
ダール
ダール・ウィゾア・ゼタ・サングオム。19歳。
半年ほど前に王位を継いでから
国政の改革を推し進めているイーカル国王。
黒髪黒眼。釣り目の三白眼。
ヨシュアから嫁いできた1つ年下の王妃とは
政略結婚とは思えないほどの睦まじさ。
アレフ
年齢不明。三十代前半に見える。
ファズの叔父(父の弟)なので
本名は「アレフ・クレーブナー」だと思われるが
勘当されている為、姓を名乗る事ができない(本人談)。
黒髪に楡の葉色の目。
顔の造りはファズとそっくりなのに
行儀が悪いのでまったくそうは見えない。
人に取り入るのが上手く、女性関係も手が早い。
レオナは出会い頭に当身という最悪の出会いをしている事もあり
当初はかなり嫌っていた。
今は、命を救われた事で多少マシな関係になりつつも、
やっぱり好きではない。
ファズの使いっ走りをしているがダウィとも何か別の繋がりがある。
鎖国中にも外国を回っていた経験があり、
今回旅に同行する事になった。
ダウィ
本名不明。年齢不明。傭兵。
ダウィという名は目の色に由来し、意味は古代の言葉で「石」。
その名について「親父がつけた」と語っている。
黄金色の髪に、光が当ると金にも見える琥珀色の目。
背が高い。中性的容姿。
いつも笑顔を貼り付けているため感情がうかがえない。
本を常に読んでいて博識。大陸共通語の読み書きが可能。
戸籍を持たないが他国に居住。
小さい頃にイーカル王国に住んでいた。兄弟とは死別。
既婚者で奥さんは魔術師のコーディネーターだと話している。
子供も複数いるらしい。
レオナの戸籍をこっそり書き換えた他、テート家先代との関係を匂わせたり
ヨシュア王女と面識があったりする謎の人。
タイという名のやたら賢い犬を飼っている。
酒好きだが酔わない体質。
<サブキャラクター/イーカル人>
先代
ジアード・ボルディアー・ファル・テート。故人。
前将軍。前セイダ領主。騎士。レオナを養子にした人物。
ダウィの過去を知っているらしい。
若い頃には大陸を歴訪していて他国とも多少の繋がりがある。
シー・セアル
王兄(次兄)。フルネームは出てきていない。32歳。
アルビノで長い白髪に赤眼。肌も真っ白。
シー・セアルとは「神に捧げられた子」の意味で
国内には神の使いのように崇め奉る者がいる。
日光に対する過敏症を持つため昼夜逆転生活をしている。
アレフに対しては砕けた口調で話す。
リン
シー・セアルの離宮に住むシーの幼馴染。
ダールが暗殺者に命を狙われていた時
なんらかの方法でそれを止めた。
「荒地の娘」では名前のみ登場。
アイ
シー・セアルの離宮で侍女をする少女。
茶色の髪に緑の目。ふわふわとしたドレスを着ている事が多い。
見た目はとても愛らしいのに、アレフを「野蛮人」「野良犬」など罵倒する。
ティト
レオナの部下。16歳。
第二連隊最年少にして期待の星。下戸。
黒髪黒眼。身長はレオナと同じくらいだがまだ成長期。
王妃が襲撃された際に顔の右こめかみから口の辺りまでに大きな傷を負った。
イーカル北東部の、侵略戦争を経て奪い取った土地に生まれたので
占領教育を受けている。
その為学校に通った経験があり、大陸共通語とイーカル語を
両方使いこなせる。
(本編には出てこないが、レオナが共通語を習っていたという裏話)
シグマ
レオナの部下(副連隊長)。穀物酒派。
「鬼」と称されるほどの巨躯・怪力・髭・厳つい顔に低い声。
いつも怒ったような顔をしているが生まれつきのもの。
黒髪黒眼。南部出身。
ヴェラ
レオナ行き着けのバーの女主人。年齢不詳。黒髪藍目。美女。
料理をする事と酒とセクハラトークが大好物。
<サブキャラクター/ウォーゼル在住>
カタリナ・アランバルリ
王姉。公爵夫人。
テート家の先代当主と交流のあった人物。
レオナがウォーゼル王国に来たのはこの人に会うため。
アランバルリ公爵
カタリナの夫。
軍人でウォーゼル王国軍の司令官の一人。
エルネスト
公爵家の前で出会った軍服のような服を着た男。
騎士か高位の軍人に見える。
公爵家には伯父からの伝言を伯母に届けるために来たようだ。
ヴィオラ・ルビー
レオナより年上。癖のある栗色の髪・黒眼。
毒とチャクラムを使う一見娼婦のような姿をしたお姉さん。
左手に大きなルビー色の石のついた腕輪をしている。
ルノー
30才手前。レオナより色の濃い茶髪・黒眼。
特に特徴の無い顔だが優しそうな印象。
道に迷ったレオナを辺境騎士団本部まで送ってくれた。
イネス
魔術師。二十歳過ぎ。
緑の目。長い睫。細い眉。
長い赤毛を後で一つに束ねている。
紺色のローブ。年寄りくさい喋り方。
魔術師連盟でトリカが親しげに話しかけた相手。
だが、なぜか嫌そうな顔で応じていた。
ユード
壮年を過ぎたくらいの年。
厚めの瞼。黒眼。黒髪(白髪が交じる)。
特別な美男子ではないが好感の持てる顔。
役者のような存在感のある声。
ある程度鍛えられた体。
ゼア・クローヴィル
辺境騎士団長。二十九代目?
五十代半ば。
深い藍色の瞳。色素の薄い唇。
誠実・律儀・聞き上手。
テート家の先代を恩人と慕う。
<サブキャラクター/他国(アスリア=ソメイク国等)在住>
トリカ
トリカ・プフロップ。
経営者でウォーゼルには商談で来たと話す男。
四十歳以上だと思われるが、東国の人間は若く見えるので実際の年齢は不明。
顔のパーツ全てが大きい。
目は真っ黒で丸く、濃い睫に囲まれている。
髪も黒く、癖のある太い毛。肌の色はよく日に焼けた色。
大陸共通語の他に、流暢なイーカル語、サザニア語なども話せる。
毎日遅めの朝食をレオナの泊まるホテルで取っている。
やや強引な性格のようだ。
リズ
肩先で揃えられた銀髪。十八、九歳?
仕事の制服らしい服を着ている。
内気なのか人見知りなのか少々控えめだが聞き取りやすい声。
「水の街」で観光船を操る。
ナディア
黒く長い髪を二本の三つ編みにしている。十八、九歳?
身長も耳や鼻も全て控えめ。黒眼がちなアーモンド型の目。
仕事の制服らしい服を着ている。
快活な印象。何かとリズのフォローをしている。
「水の街」で観光船を操る。その腕はリズよりも上らしい。
ギィ
十代前半?
落ち窪んだ眼窩、秀でた前頭骨、発達した顎など
大陸中央部の民族の特徴を持つ少年。
ダウィの経営する孤児院に住む。
イーカル人を敵視している。
ラクトゥリィ
ダウィの嫁。魔術師連盟のコーディネーター。
茶色の髪に紅茶色の目。名前の意味は古代語の「嵐」。
レオナがダウィと知り合った頃にはすでに子供がいたのだから
レオナと同世代かそれより上のはずだが、
顔立ちや仕草からかなり若く見える。
ダウィの話では「美人で明るくて聡明な人」との事だったが
アレフは「会いたくない」とまでいう程印象が良くないらしい。
ゼロ
孤児院を取り仕切るレオナより少し年下の少女。
暗い色の髪に青と緑の混じった瞳。白い肌。
魔術師か何からしい。
<国名>
イーカル王国
大陸中央部に位置するレオナの母国。
国土面積はとても広いが、その殆どが生産性の低い荒地で
国民を養うために戦争と略奪を続けて来た戦いの国。
サザニア帝国
北部から西部にかけて国境を接する巨大帝国。
イーカルと同様豊かな土地を持たないため
国境を接する殆どの国と侵略戦争を重ねている。
ウォーゼル王国
イーカル東部と国境を接する小国。
交通の要所で商業の国。
レオナの旅の最初の目的地。
アスリア=ソメイク国
ダールが「アスリア=ソメイク聖王国」と呼ぶなど
人によって呼び方が多少異なる。
独特な政治形態や軍編成を持ち、ダールが目指す『憧れの国』。
神話や御伽噺の多くがこの国を舞台にする。
魔術師を多く輩出している。
<その他団体>
辺境騎士団
大陸東岸地方の安定を図るために設立された国際機関。
国境を越えた犯罪の検挙を主な役割としているために、
政治的中立を条件に加盟する国の中では様々な特権が認められ、
時に超法規的活動すら許される。
加盟する国は現在大陸東岸を中心に十四カ国。
その全ての国に支部を置く。
本部はウォーゼル王国にある。
魔術師連盟
魔術師達の同職ギルド? その実態は未登場。
「荒地の娘」にはダウィの嫁がコーディネーターをしている
という一文のみ。
三国学問所
ウォーゼル王国をはじめとした大陸東岸の三つの大国が
共同出資して設立した大陸最高峰の学校の名前。
死の刃
前王暗殺の容疑がかかっている暗殺者集団。
ウォーゼル王国に本拠地を置くと言う噂があるが
規模も全体像も不明。
その活動は大陸東岸部の広い範囲に及ぶ。
構成員は左手首に片羽の翼の烙印を入れると言われている。
ファズ曰く「正義の暗殺集団」。
<キーワード>
聖王 ラズ・ゲットル
300年程前のウォーゼル国王。
イーカル王国による侵略を退けた事で英雄として祭られている。
レオナがウォーゼルについた数日後に記念式典がある。
魔剣を捧げ持つ石像が公園に設置され、観光地になっている。
魔剣
定義は『魔力を帯びた剣』。
その魔力によって刃が極端に硬く鋭くなったり
魔術の炎を刀身に纏わせることができるといった付加価値を持つ。
萌花
ラズ・ゲットルが持っていた剣の名前。
神の創りたもうた聖剣【千草】の刀身の欠片と
破魔石と呼ばれる魔力を帯びた石を練成して作られた。
その為、聖剣としての力と魔力とが複雑に絡み合う魔剣。
【萌花】の魔剣としての特性は鋭い切れ味と
持ち主の筋力を限界まで上げる力を持つ事。
風圧だけで敵を切り殺す事ができたと伝えられている。
ただし【萌花】は含有する魔力が膨大すぎる為に、持ち主を蝕む。
持ち主の魔力を吸い尽くすか、そこにある全ての生命を
吸い尽くすまで、剣が満足しないと言われている。
歴史上ラズ・ゲットル以外にそれを制御できた人間がいないので
現在はウォーゼル王国の秘宝として王城深くに封印されている。
萌花の欠片
ウォーゼル王国の国宝。
イーカル王国との戦いの中で欠けた【萌花】の切っ先。
小指ほどの大きさもない小さなものだが、
それでも素手では触れないほどの魔力を有している。
素手で触れば、良くて即死。
最悪で、魔力が暴走して周囲の全てを破壊すると言われる。
大変危険なものであるが、【萌花】の力を人々に知らしめる事で
人民に安心を与え、他国を牽制するという目的のため、
聖王ラズ・ゲットルの式典で毎年披露されている。
水の街
アスリア=ソメイク国最西端の町。
正式名称はウルス=フィリアだが、町中に巡らされた水路から
「水の街」と呼ばれている。
上流(ウォーゼル王国のある方。サザニア帝国との国境側)から
「水の上」「水の中」「水の下」と三つのエリアに別れている。
水の上/廃れきった旧市街。
水の中/商業が盛んでインフラも充実した現在の中心地。
水の下/ごちゃごちゃとした下町。