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月下の一群

おぞん

作者: 濱野乱

ありがとう。これからも。


君が背を向けてくれたおかげで、僕らは元気にやっている。ルノワールの日差しの中で偽りのある踊りを踊らせてもらっている。


敬礼。


満月が欠けるのも、君のおかげ。道長は悔しがってたな。

今日もネットが炎上するけど、気にしないで。マシュマロみたいな言葉の雨に晒されてみたいだけ。


君と僕とが、接吻するから世界の平和が保たれる。


おぞん。


アノマロカリスもそれを知っていたんだよ。

ホッキョクグマは知らなかったみたいだね。君に敬礼しなかったから。


ありがとう、おぞん。

僕は君をわすれない。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 何だろう。不思議。 リズミカルで、独特で、 なんだかよく分からないけど、 雰囲気が素敵です。 [一言] ルノワールや道長が出たところが好きです。
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