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one.
日本から遠い遠い異国にある山頂に20歳の若い男がいる。
彼は幼き頃から、世界征服を目指して活動していた。
それは、自我が目覚めた時からの夢であり神からの天啓だと確信していた。
彼は幼き頃、神童と呼ばれるほどに頭が良く人々を驚かせた。
神童は天才へと天才は神をも凌駕した男と謳われた。
迷いの森と迷信で伝えられている山は誰も入ってこない。
だからこそ、その山は男にとってとても居心地のいい場所であった。
16歳の頃から、誰が何の目的で建てたか分からない小さな掘っ建て小屋の地下で人型の兵器の研究をしていた。
「力こそ全て、力があれば全てが言うことを聞く」
「頭脳だけでは全ての人類が従うことはない」
「恐怖と絶望、僅かな希望で僕の思う世界は創れる」
そう信じ男は人造人間の作製に取り掛かる。
初めての作製はすんなり、とは言い難い。なかなか進まない設計図、足りない材料、減るお腹。
試行錯誤、紆余曲折……そんな言葉がピッタリの20年を男は過ごした。
そして男が40歳になった時、第一号が完成した。




