15/100 無言
『こちらこそありがとうございます。』
それ以降のメッセージのやり取りはなかった。普通の会話の流れであるし、最後に送ったのは昨日の昼だ。既読がつかないのは気になるがそう言うこともあるだろうと普通なら割り切れる。普通ならそうだ。
しかし昨日まではすぐに返信があって熱心にやりとりをしていた、何より私は彼が昨日死んでいるはずだと思っている。
馬鹿馬鹿しい計画ではいまだにあると思う、友人2人をくっつける事を最後にしたいと言うのはお人好しというかなんと言うか。
一種の呪い的にそのことを企てたのかとも思ったがそんな雰囲気は一切なかった。ただ最後に恩返しをしたいと言うことだけだった。
今考えると昨日の行動も何か気の迷いだった気がする。私の貴重な時間を使って何をしたったのかと自問自答ばかりしている。
それでもなぜかもう一度例のサイトで何か手助けできる事はないかと見てばかりいた。
何をしたいのか何をしたくないのか簡単なことさえわからなくなっていた。
しかし、考えてみればこの15日間そんな簡単なことにずっと振り回されている。
残り時間はそんなに長くないと理屈ではわかっているが相変わらず無為に時間ばかりを浪費している。
携帯が振動したのですぐに確認すると恋人から連絡が入っていた。私は携帯を見えないように裏返した。これくらい簡単に私も世界との関係を断ち切ってやりたいと思い悩み時間ばかりが過ぎていった。




