いい加減離乳!
びっしりと生え揃った髪。
すでに歯も揃った。
身体はででんと重く、乳を飲みながらも動く手は明らかに娯楽の為に私の肌の上を滑り揉む。反対側に手を伸ばして摘まむ事もある。
この神子は男の子だ。
計画開始から六日目。
授乳三日目。
普通の赤ん坊ならまだまだだが、見た感じ二才児。いやもっと?それとも栄養良すぎ?
休憩無しに左から右に移動した。このとどまることの無い食欲は流石は神子。
お陰でこちらもヒールを頻繁にかけられながら食事をし続ける。食べ続けないとこちらが干からびてしまう。
そろそろこちらも限界だ。
そんな事を考えてもいた頃、神子が舌を転がす。
『くっ!なんだ』
『ちょっと出掛けてくる。1日くらいかな』
その直後、すっぽん神子が乳から離れた。目を閉じる神子。
「寝てる」
「寝てる」
「寝てるわね」
ラララとサクラ姫と神子を上から覗きこむがどうみても寝てる。生まれてから三日間眠ることがなかった神子が寝ている。
実質計画開始から六日間休み無しだった。(一回逃げたけど)
三人で交代でチビチビ睡眠をとっていたけれど、限界だった。
すっぽん神子を子供布団に寝かせる。用意したは良いけれど殆んど使わなかった子供布団。なにせ、三日間は常に誰かが抱いていたから。もう本当に休み無し。
「寝ましょう」
神子の言うことが本当なら今から一日間休息日。
私は積み上げたタオルの合間に身を沈めた。もう動きたくない。
サクラ姫は洗濯物終わらせてから寝ると言っていた。彼女も領主業をしながらの育児。ある程度仕事を他の人に割り振ってたが、どうしてもやらなければならない仕事はある。疲れている筈だ。
神子の横に陣取り添い寝するラララ。
眠そうだが眠らず神子の寝顔を見ている。
大人しく寝ている神子はただの子供。毎日こんなだったら可愛かったのに。なにせお腹の中に居るときから愚痴と要求と指示を出しまくっていたから可愛さなんて何処にもなかった。
『神からの恵みを与えよう』
初日、神はユキオの身体を最大限使って、神の性技を振る舞った。五回戦もだ。相手の頭の中を覗きながら一番効果がある方法をする。
『君は幸運だ。これを味わったなら普通の人間相手ではつまらなくなるだろう。感謝の印だ』
そして五回戦終わった後のラララは殆んど廃人だった。未経験者相手にあれはやりすぎだ!
一回戦毎にヒールを掛けられ母体を整えられ次戦突入という荒行。
既にその時から栄養補給で私とサクラ姫はスタンバっていたが、見せつけられたあの光景は忘れようにも忘れられない。
私は、
「あれは無理!」
と言ったけれど、サクラ姫は、
「私がしたかった」
と、私と真反対のことを言っていた。
初体験から二日後に出産というラララ。寝る間もなく食べ続けたラララ。
出産は神の力で楽かと思ったら普通に超痛かったらしい。何故そこにサービスをしない糞ガキ!
一応、ラララからは『糞ガキ』と言うなとは言われてる。糞ガキなんだけどなあ。
『折角三人居るんだから全部使えばいいじゃない』
そういって私とサクラ姫に肉体改造ヒールを勝手に掛けて母乳を出させたのは糞ガキだ! そのせいで三人で交代しながら授乳。まあ、ラララ一人に負担を掛けるのは申し訳なかったし、六つの乳をヒールを掛けながらフル活用してなんとか足りたのは事実だ。
子供の成長は栄養を物凄く消費する。しかも高速成長。
一番出がいいのは私だった。サクラ姫の方がサイズがデカいのにね。よく考えたらサクラ姫は出産経験してないのに乳母とか変なことになっている。
あ、ラララが寝落ちした。
一度起きてラララに布団を掛ける。一番疲れているのはラララだ。
あの時、誰が神子を産むかの話し合いは決着しなかった。誰もユキオを愛していない。だが、三人とも立候補した。それは皆自分を犠牲にするつもりだったから。
ラララを母体とする決定は神がした。
理由は簡単で、ラララを勇者の危険から外す為。
実にシンプル。
ラララは幸せなんだろうか?
もっと普通の幸せも有った筈。
愛してない男の子供を産み、普通の出産子育ての幸せも味わえない。ラララが普通の子供らしい顔を見れたのはさっきだけ。
子供を育てるときの『初めて』の喜びはない。初めての言葉、初めての歯、初めての立っち。見た目は子供でも中身は成人で、状態を冷静に捉えているし、解説までしてくるから、こっちは感動なんて無い。
さて。
そろそろ乳離れの時期の筈。
そう言えば神子は何処に行ったんだ?
身体を残して・・・・
三人とも神子と頭の中で通信が出来ます。
ですが、それは神子との間だけで、女同士では通信出来ません。
女同士の通信は一旦神子の検閲が入ります。




