表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

珈琲ドルチェ

甘いミルクティーゼリー(冷)+無糖の引き立て珈琲(熱)

(付き合っていた頃の彼)+(会ってない間の彼)

ゼリーはゼラチンを使っているので時間が経つにつれて溶けてくる。

デザート感覚飲み物

『過去+今=』

君との"出来事“はもう増えないから固めてしまった。君がよく飲んでいた甘い甘いミルクティーの味にして。

久々に会った君は無糖の珈琲を飲んでいてようやく"出来事”が"思い出"だったことに気づいた。ただ苦い珈琲が飲めるようになってただけなのに別人のような気がしてしまった。家に帰って固めた"思い出"に新しい"出来事"を熱い珈琲に見立てて注いでみた。

最初はゼリーと珈琲が別々にグラスの中にいたが、次第にゼリーが溶けて温度も甘さもちょうど良い飲み物になっていた。

君は時間が経っても君なのだと思った。

y.k様

同窓会で元カレと再開。昔と何も変わってなくてなんだか嬉しかったが、帰り道の自販機でブラックコーヒーのボタンを迷いもなく押すところを見て、昔は珈琲なんて飲めなかったのに。と少しもやっとしたとのこと。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ