/ prorogue :
はじめまして。
部屋の整理をしていたら、自分が中学2年生の時に書いて、某コンクールで落選した短編小説が出てきました。
このまま捨てるのもつまらないので、ここに投稿することにしました。
イキリ中学生がノリで書いた雰囲気を残したかったので、あえて原文のままです。
中二病全開の時期に拙い文で書いたので、お見苦しいところなど多々あるかと思われます。すみません。
ですが、もし興味を持って頂けましたら、
さくっ、と。
気軽に読んでいってください。
黒歴史を黒歴史のまま終わらせるのって、すごくつまらないなと思います。
ネタとしてでも、ほんの数日の間でも誰かの記憶に残れば、いいんじゃないかなって思って、投稿しました。
宜しくお願い致します。
沢山の悲鳴や泣き声、それに銃声。
そいつらが頭の中で入り混じり、これでもかといわんばかりの勢いで駆け巡る。
悲鳴は怒声へ、泣き声は嘔吐するようなうめき声へと変わり、銃声をかき消した。
また、思い出してしまった。
やっとのことでここまで漕ぎ着けたにも関わらず、未だに躊躇している自分がいる。そんな自分に憤りを感じつつ、顔をあげる。
眼前には白い壁に茶色い屋根の一戸建ての住宅。『林』の表札。目標に間違いないことをもう一度確かめ、インターホンを押す。
決めたのはお前だ、と自分に言い聞かせるのも、勿論忘れずに。
俺は今、復讐の為にここに立っている。
俺から光を奪った相手への、復讐。