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生まれつきの婚約者がいるなんて聞いてない!?  作者: 月迎 百
第4章 これからと『過去』
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89 討伐依頼

どうぞよろしくお願いします。

 カイエン、ミレーヌ、コーラスは資料室でグレイウルフの討伐について詳しいことを調べることにした。

 辺境伯爵家の騎士ふたりは他の依頼にも興味があるそうで掲示板のあたりにいるそうだ。


「騎士のいいお小遣い稼ぎになるか?

 うちの騎士団は冒険者登録を禁止にしてないしね」


 ミレーヌが騎士達を見送りながら言った。

 3人で今回の討伐以来の詳しいことを聞く。2週間前に商会の馬車が襲われる事件が起き、それから、少人数のパーティが襲われることが続いているとのこと。

 

「最初の事件は大規模な群れってことで……、20頭以上か……。かなり大きいな。

 前に討伐したことあるな! ミレーヌ!」


 コーラスの言葉にミレーヌが頷く。


「うん、騎士団と一緒にね。あの時は17頭くらいの群れだったよね。

 でも私、後方支援しかしてなくて。リーダーを見極めるのが重要なんだっけ?

 それはどんなことに気をつければいい?」


 職員がさらにほかの襲撃事件の報告文書を見せてくれる。


 コーラス、カイエン、ミレーヌと回して読む。


「なるほど……、中規模の群れがふたつと考えた方が良さそうだな」とカイエン。


「これは……、ちょっと厄介かもしれないな」とコーラスも呟く。


「こちらも2グループに分かれて対応した方が良さそうだね。

 兄様とシーラにジョルジュ王子達と、騎士ひとり付ける?

 私とコーラスとカイエンに残りの騎士ひとりって感じ?」


 ミレーヌの言葉に頷きながらコーラスが指摘した。


「確かにジョルジュ王子達を分けない方がいいか……。

 ジョナサンはそちらについてもらうしかないと、ヒーラーはシーラとマリア?」


「マリア、大丈夫かな?

 今回はカレンとギルドで待っていてもらってもいいけど」


「ミレーヌ、コーラス、このふたつの群れは徒歩のパーティには連携して時間差で襲ってきて、被害を甚大にしている。

 ジョナサンとジョルジュ王子のグループを、まあ大人数だし目立つから道を行ってもらって……。

 同時期に小さめのグループが森に入ると、そっちに来るかもな。

 グレイウルフは目も鼻も耳もいい。待ち伏せやおとりは難しいだろう。

 いくつかのグループやパーティが同時に行動して、お互い連携が取れるようにしておくしかないだろう」


 カイエンの説明に職員も頷く。


「ええ、小規模のグループと戦闘になってしばらくするともうひとつの群れが合流するというパターンですね。

 もし大規模のグループを襲撃するとなると、最初から合流して襲うか……、それとも、別行動をしていた群れが集合するのか。

 狙いは絞れませんね」


「……できればもうひとつパーティがいると安心ですね。

 合流前に邪魔できたり、こっちも襲撃を受けたグループの増援にすぐ駆け付けることができるように」


 ミレーヌの言葉に職員が「確認してきます」と立ち上がり、カウンターの奥へ消えた。

 コーラスが「人数を増やす?」と聞く。


「うん、ジョルジュ王子もマリアもいるから、できるだけ万全の態勢で!」

読んで下さり、ありがとうございます。

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