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48 実験は成功!?

どうぞよろしくお願いします。

 黒い甲虫、紫の甲虫は幹に飛びついていたが、緑色の羽根のない甲虫が3匹、木の下から幹に登って来た。


「もういいだろう」


 エドも剣を手に立ち上がり、バルドと共に黒い甲虫と紫の甲虫の頭を潰した。

 ミレーヌは羽根のない甲虫の1匹の頭を潰し、急いでもう1匹を叩き、最後の3匹目は逃げようとしたところを身体の真ん中を串刺しのようにした。

 3匹目の頭はカイエンが潰してくれた。

 

 バルドとエドは甲虫の頭を切断していたが、それでも足が動いていてカイトが気味悪そうにしている。


「冷たい風を当てるといい」


 カイエンの言葉にカイトは手のひらを虫の方に当てていたが「本当だ、動きが止まった」と言って収納した。

 カイエンも同じように風を当ててから緑の甲虫を収納。

 ほっとしてみんな剣を鞘に戻した。


「なかなか効率いい方法だな」


 エドがニコニコしている。


 そこへまた羽音がして青い甲虫が飛んで来た。


「あ、まだ……」


 エドが言いかけた時、思いもかけない声が聞こえてきてエド達は振り返った。


「こんなところにいらしたのですね。

 王子自ら剣を振るうとは勇ましい!

 ぜひ、私とシャルルも狩りのお仲間に加えて頂きたい!」


「エイルズワース……」


 カインが思わず呟き、公爵がキッとカインを見た。


「そちらはエドワード王子の侍従ではなく、マリオン侯爵の侍従であろう! 

 失礼な!」


「申し訳ありません!

 公爵とまで呟いたのですが、声が小さすぎてしまいました」


 カイトが正直に謝った。エドが取りなすように声を掛ける。


「エイルズワース公爵と、令息シャルル殿だったな。

 ここの狩りはかなり特殊でな」


「ええ、虫が高値で取引されるとか。

 さすがです。

 その甲虫もシャルルに手伝わせて下さい!

 シャルル!」


 シャルルは青い顔をしている。


「大丈夫!?」


 ミレーヌが心配する。


 その時、銀色に輝く甲虫が飛んできて、木の幹に止まった。

 その瞬間、カイエンがミレーヌを抱き寄せた。


「どうしたの!? ああっ!」


「黙って!」


 木の幹の甲虫に襲い掛かったのは1頭のコボーだった。

 みんな無言でしゃがみこみ、そろそろと木から遠ざかる。はずだった。


「行け、シャルル!」


 公爵が剣を抜いたシャルルをコボーの方へ突き飛ばすようにけしかける。


「ダメだ! コボーには手を出すな!」


 エドが叫ぶが、コボーはシャルルをじろりと見た。


 シャルルはその場にへたり込んだ。

 公爵は慌てて逃げている。


 ミレーヌとカイエンがシャルルの両脇について、手を取り、後ろへ下がらせようとする。


 コボーがシャルルを突こうとした時、直前でコボーの嘴が止まった。


「防御!?」


 カイエンが小さく叫び、その隙にシャルルを連れて、コボーから離れることができた。

 コボーは頭を振ってから、嘴で突いて落としていた甲虫2匹に向かうと、足で器用にひっくり返し、腹の方から、内臓というか腹の部分だけきれいに食べた。

 2匹とも食べてしまうと、満足気に立ち去った……。

読んで下さり、ありがとうございます。

コボー、全員で掛かればやれそうなんですが、素材としてはあまり使えなくて……。

生け捕りしないと元が取れないというか。

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