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生まれつきの婚約者がいるなんて聞いてない!?  作者: 月迎 百
第2章 パーティ『暁の勇者』
28/171

28 初仕事終了!

どうぞよろしくお願いします。

 カイエンがミレーヌを連れて宿へ戻って来た。


「ミレーヌ!! 心配したんだからね!」


 シーラはミレーヌに抱きつく。


「ごめんなさい、シーラ……」


 ミレーヌが謝る。

 シーラやコーラスには、その『ごめんなさい』にひとりで宿を出て行ったこと以上のごめんなさいを含んでいることがわかった。


「本当にミレーヌは……。

 私達、ミレーヌが大好きなのよ!

 こんなにかわいくて、素直で、ちょぅっと頑固だけど、とにかくあなたが大好き!!

 なんでそう……。

 ん、カイエンと話し合えたんだもんね。

 私からはもう言わない。

 ……でも、後であったことは聞かせてよ!」


 シーラの言葉にミレーヌが「ははは……」とちょっと困ったように笑った。


 コーラスがカイエンに話し掛ける。


「誤解は解けたのか?」


「ああ。

 婚約のことを聞く前から、俺はミレーヌが好きだったことを伝えることができた。

 ミレーヌも、俺のことを好きだと言ってくれたよ」


 カイエンの言葉にミレーヌが恥ずかしそうにしている。


「そうか……、まあ、良かったよ。

 ミレーヌが元気ないと……、困る。

 そう、いつものように揶揄からかえないからな」


 コーラスの返事を聞いたカイエンがちょっと複雑そうな表情をした。


「ありがとう。

 俺もミレーヌも自分の気持ちをもっと伝えあうことにしたから。 

 これからもよろしく頼む」


「ああ、ふたりのお目付け役としてせいぜい頑張らせてもらうよ」


 コーラスの言葉にシーラが笑い声をあげ、コーラスが「笑うんじゃない!」と苦笑した。


 



 その後、野営2泊、村の宿1泊を経てパーティ『暁の勇者』は初仕事を無事に終えることができた。


 パテマの街に到着し、商人達も一緒にギルドに報告に来てくれた。

『安心して護衛を任せられた良いパーティだ』と推薦の言葉も付け加えてくれた。


「これからも頑張れよ! 『暁の勇者』!」


 イリマさんが大きな声で言って、ギルド内の注目を集めてしまう。


「もし、また縁があったら護衛を頼むよ。

 若者と一緒の旅は楽しかったよ、ありがとう」


 リーダー格の商人がカイエンとコーラスと握手して言ってくれた。


 ギルド内で商人達と別れ、とりあえず宿を探すことにする。

 ギルドに相談してみるといくつかお勧めの宿を教えてくれた。

 パテマでは温泉に長期療養で留まる客が多いことから、部屋貸しと宿の間のような、自炊も可能な形態の宿が多いそうだ。


 ギルドに近い宿に行ってみる。

 部屋は食事なし、清掃なしで一部屋一週間で銀貨1枚。

 食事は一階にあるレストランで取ることもできるし(別料金)、清掃や洗濯も頼める(別料金)。その代わり、共用部分にあるキッチンや洗濯場や掃除用具は自由に使えるそうだ。

 つまり、食材を持ち込んで自炊することもできるし、やりようによっては節約できる。


「とりあえず、初めての街だし、一週間滞在してみよう」


 コーラスの言葉にみんな頷き、共同の財布に銀貨1枚ずつ入れることにした。そこから宿代など払うことにする。

 二部屋なので銀貨2枚だ。


「何か仕事をしないとな。後でまたギルドに行こう」


 コーラスが言って、男女の部屋に分かれて休憩することにした。


読んで下さり、ありがとうございます。

これで第2章は終わりです。

パテマでの温泉楽しみ♪

さて懐事情ですが、それぞれ旅に出る前に少しはお金を貯めてますし余裕はあります。

旅を初めての収支だけで考えれば、1週間の滞在で初仕事で稼いだお金はほぼ使っちゃうかな~という感じ。ギルドで魔物を買取してもらったコーラスとカイエンとミレーヌはその分あるけど、シーラは±0ですね。


今日はこれから一日仕事です。

明日から第3章を始めます。これからもどうぞよろしくお願いします。

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