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177 辺境の奥地

どうぞよろしくお願いします。

 クルトからギルドや教会に外へ情報が漏れないようにしながら、通達が回っていることを聞いてミレーヌが笑う。


「なんか、配慮されてる!?」


「そうだな、それから……」


 クルトはギルドやカイエンとも関係なさそうな役人風な男達からミレーヌのことを聞かれたことを話した。


「私がギルド職員だと知ると、ごまかして去って行ったが、何か違う貴族が動いているのかもしれないな。

 こんな辺境の者まで動かせるとなると……」


「ここの領地にしていえる貴族は誰?

 こっちは辺境だけど、魔王とは関係ない地だから、侯爵? 公爵かな?」


「ここはファルク公爵家だな」


「昔からの名門だね。王家とも縁が深い。……王家の方かも?」


「アルベルト神官とか?

 それなら教会……。違う気がするな。

 それならギルドに知られないようには、しないだろう」


「そうか……。うーん。

 違う目的があるってことだよね」


「ああ、レイオス辺境伯爵領には向かわないと判断して、地方の方が身を隠しやすいのではというところか?」


「うん、気をつける。

 ク、兄さんはもっと辺境の地を回ってから王都に帰るんだよね」


「ああ、でも……」


「大丈夫だよ。今まで旅してきて……、どこかの店の住み込みとかどうだろう?

 冒険者としてひとりでやるのは、無理そうだし」


「店、か……。うーん、どうだろう?」


 クルトはミレーヌが働いているところをイメージできずに唸った。


 次の日の朝一に出発。どんどん山の方へ入って行く。



「この村の先に、まだ村があるそうだ」


 カラコムからひとつ目の村は農村といった感じで、店などほとんどなく、クルトが話を聞くとさらに奥の村の情報を教えてくれた。

 採取や狩りで得た材料を使って加工した物を作ったり売ったりしている村なのだそう。


「職人が多いってことかな?

 それに、その場で加工するなら、ギルドを通さなくても売れる可能性があるよね?」


「そうだな……!」


 さらに森の奥へ、その村があると言われた方向へ進んで行く。

 ミレーヌが周囲を見回しながら言った。


「カラコムは乾燥している土地だったけれど、奥へ来るほど緑が濃くなって……。

 高い山脈に近づいたのが関係しているのかな?」


「そうだな。山から水が流れてくるんだろう」


 途中、小さな湖などを通り過ぎた。

 環境としては奥地の方が自然豊かだ。


「森に近いほうが魔物の種類は多いかもね。

 ブラウンボア、ディアホーンはカラコムの方でも狩ったけど、ここにはシルバーフォックスもいたね」


「ああ、ギルドを通さずに狩りで生計を立てる者もいそうだな」


 ミレーヌ……、もう()()と呼ぼう。

 レンがにっこり笑った。


 クルトと別れて生きていくことを考えている。

 クルトは寂しい気持ちになった。が、寂しいからといって、自分の仕事を放棄することはできない。

 レンをひとり残して行くことに心配や不安はある。しかし、自分は再び、王都、そしてパテマに戻る身だ。

 レンが安心と思える場所に隠れたのを見届けて、王都に戻らなくては。

 そして、カイエンに会って、今の状況を確認し……、どうするか。

読んで下さり、ありがとうございます。


先週からメニエール蝸牛症とやらになりました。

前に突発性難聴になって一週間緊急入院したことがあります。

片耳の聴力が落ちたのは同じなんですが、今回は耳鳴りがほとんどなくて。

耳鼻科に行ったら、めまいや耳鳴りがないならメニエール蝸牛症の方かな? と、投薬治療になりました。入院せずに済んで本当に良かった……。

片耳の聴力、だいぶ戻ってきて、良いほうの耳との聞こえの違和感もだいぶなくなりました。

イソバイトとやらの液体のお薬を毎食後飲んでいます。

うーん、イソジンの弱めの奴を一気飲みという感じで、最初は『ぐえーっ』という感じでしたが、もう約一週間、慣れました。これでだめなら副腎皮質ホルモン系の薬を使うと言われて心配になっていたので、使わないで済みそう!?

突発性難聴の時はこの強い薬を一週間点滴し続けで、耳は治ったのですが、その後、体力や免疫力がめちゃ落ちてる……、となったので、できれば、このまま良くなるといいな。

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