132 出陣の相談
どうぞよろしくお願いします。
モルドバへ向かう者以外に残る者も重要だ。
特に王都の方面から、これからもギルドを通して冒険者パーティや他の貴族の騎士団、王家からも応援が来るはず。
それをうまく応援としてこちらに回してもらう必要もあるが、準備や仕度などが大変である。それをジョナサンとケリーと副ギルド長が回すことになった。
まずモルドバの街の近くに簡単な拠点を作り、そこから街を取り戻しつつ、魔王城へと近づく。
そのためには戦って取り戻した地を守る者達が必要となる。
そこが滞っては、死者が出てしまう。
ゴードンはギルド長と共に集まってくれた者達に礼を伝え、アルベルト元王子、今は第一神官とジョルジュ第3王子が王家から来てくださり、一緒に戦ってくれると話をした。
辺境伯爵家以外に王家にも働きを認められるチャンスということで、冒険者達のやる気が目に見えて上がった気がする。
まず、二日後に木材を運搬しながら大工などの人員も含めて、大規模な陣を出立させることになる。
もう木材の用意はできていて、本当なら石材などで補強もしたいところだが……、そこから街を奪還して、さらに拠点をということなので、簡易的な物で行くことになる。
「モルドバの様子も気になりますし、偵察を兼ねて野営の準備をして、拠点の場所の安全を確保しておきたい」
ギルド長の言葉にカイエンが答える。
「それなら、俺達が出ます。
後、野営ができるように設営してくれて、魔物とある程度戦える人数がいれば、行けると思います」
ジョルジュが顔を一瞬しかめたが、仕方なさそうに頷いた。
カイエン、ジョルジュ、コーラス、ミレーヌ、マリアのパーティと、パテマのギルドから来たクルトとザッシュがコボーを連れて一緒に来てくれることになる。
そして、前辺境伯爵とその騎士団、と言っても半分はいつもいる領地の方に残してきたとのことで5人だが。
それにレーニアのギルドから職員2人とAクラスパーティが一緒に来てくれることになった。
偵察&準備隊は明日の朝一に出立ということになり、前辺境伯爵が馬車や馬など使わせてくれるということになった。
先に木材もできるだけ運んでおくことに。
ミレーヌやカイエンは収納魔法ができる。
特にカイエンはかなりの量を入れることができる。
パテマのクルトも収納魔法ができると申し出ると、Aランクパーティーのひとりもできると申し出てくれた。
「収納魔法ができる者が4人もいれば、荷を少なく身軽に行動できそうだな」
カイエンはほっとしたように言った。
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