表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
駆け出しラノベ作家の俺は冒険しながらラノベを書きたい  作者: なんてことない普通のバカ
異世界転移。
2/3

【第1話】俺、ついに異世界転移する!?

(まずは書くためのパソコンが必要だよな? 母さんにお願いしたら買ってくれるかな…)

俺は勇気を振り絞り、母にお願いする。

「パソコン欲しいんだけど」

母さんは顔色を変えて言う。

「なんのために?」

俺は答える。

「本を書くため」

母さんは俺の痛いところをつくように言う。

「バカか!お前が本を書けるわけがない。どうせそのパソコンでゲームするんだろ!」

「しないよぉ〜(泣)」

ということで、俺は親には頼ることができなかった・・・あの人に頼るか!

そこでだ、神田光輝にパソコンを欲しいと言ってみるとオンボロだかなんとか作業できそうなパソコンをくれた。

パソコンをもらったその日から、俺は小説を書き始めた。


(うーん、まずはどんな話の内容にするか考えるところからだなー。「戦闘系」カッコ良さそうだしそれにするか。

タイトルは「白夜猫物語」とかにするかー。まずは主人公設定っと!それで物語の筋を決めるんだったな!ラノベ作るのってすげぇ大変なんだな。)


その日寝たのは3時であった。

俺は次の朝学校に行って、神田に自分の作ったラノベを読ませてみた(途中だけど)

神田は面白いと言ってくれた。

それから少しずつ物語をwebを通して投稿することにした。

ある日俺が朝起きて、顔を洗い鏡の前でいつもの、ラノベのキャラの真似をしていた時だ。

(たまに俺は自分の小説に出てくる厨二病のような技の名前を声に出して言うことがあった。)

今日は少し格好をつけて、鏡の前でイケてる俺の顔を見ながら厨二病のような言葉を大声で言っていた時だ、なんと口に出してみた技が使えてしまえたのだ…。※顔がイケてることは大きな勘違いである。

やべぇこの力!!!

(自分の力に興奮していた俺であった。)

興奮しすぎて覚えていないが何か大切なことを忘れている気がする。この時は「まぁいいか」と俺は何も考えないことにして技を使い続けた。


そして、大切なことにようやく気づいたのはお母さんに呼ばれた時であった。


「レンタ、学校に遅刻するわよ。」


俺は「今行く」と弾んだ気持ちで答えた。そして、一歩踏み出した時・・・俺の足に激痛が走る。


「イッテーーーー!」


俺の部屋がとんでもないくらいに荒れていたのだ。その異様な光景は今までに見たことがないものであった。


「何これ・・・・」


窓ガラスは割れて床に散乱し、棚は倒れて中のものが全て出ており、天井には大きな穴が空いていた。確かに俺は途中からやけに暗かった部屋が明るくなったなと思っていた。その時は魔法の仕業だと思っていたが、現実ではかなり悲惨なことになっていたらしい。そうこうしている内にお母さんの階段を登ってくる足音が聞こえてきた。俺は動揺して部屋を片付けることすらできず、ただお母さんがくるのを穴が空いた天井を見ながら待っていた。


「レンタ、入るわよ」


この後、母さんは俺が5分前に言っていた言葉を言う。


「何これ・・・・」


母さんは散乱した部屋と天井の穴をみた。

そう、この後高野家には怪獣のような大声が響いた。


ということで、俺は家の修理費用を払うために当分お小遣い無しになり、病院の精神科に連れて行かれて厨二病と診断されるなど散々な目にあった。


「あー転生したいなぁ」


その時俺はふと思った。

(今の俺は魔法で何でもできるではないか!)

(でも、それをするための技名とどういうところに転生するかを考えないとな…)※まずは家の天井を魔法で治せ!と思ったが、このことには触れないでおこう。

(技名は「レインカーネーション メギストーン」とかにするか…。

どういう場所かは、俺が活躍できる場所がいいかなぁ。

あとは、転生したきりこの世界に戻れないっていうのもやだな・・・。

もう1度同じ転生魔術を使うとこの世界に戻れるようにしよう。)

俺はメモを取りながら転生魔術について考えていた。


そして俺は次の朝この転生魔術を試すことになった。

俺は転生魔術を使うために朝早くに起きて、いつも通り鏡の前で転生魔術を唱えた。


「レインカーネーション メギストーン」


「!!!!!」


俺はその瞬間意識を失った。


俺が目覚めたのはそれからどれくらいの時間が経った頃だろうか…


目の前には話す言語は日本と同じだが、獣族のようなふさふさの耳や尻尾が生えた人々がいた。また、空には大きなドラゴンが飛んでいた。


「まさか、俺本当に転生できたのか!?」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ