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聖戦

 

「剣技“ココノツ”のイチ…。」


 ジーは魔刀“カミゴロシ”をゆるりと鞘に納める。瞑想からの静寂。

 瞬きの刹那。居合抜き、一閃。


 火の女神を真一文字に切断した。

 だが、

「この程度でわらわを殺せると思うてか。」


 火の女神は蒼き炎をまといて、

「これで終わりにしようかの。」


 火の女神は空にバラバラの青い炎のピースを浮かべる。

「炎舞、立体蒼炎パズル、20,000、隻眼蒼龍の咆哮。」


 ジーは困惑の表情を浮かべ、

「くっ、20,000を一瞬で、剣技“ココノツ”のハチ…。」


 瞬時に八方の陣を展開、隻眼蒼龍の咆哮を迎える。

 咆哮は四陣を瞬時に破壊、五、六、七、と迫る。


「剣技“ココノツ”のナナ…。」

 八陣が破られる瞬間、ジーは七星で咆哮を相殺しようとするが、


「手癖が悪いのぉ、平面蒼炎パズル 2,000×2 蒼炎雷。」


 二の蒼い雷が左右から迫る、はずが、一。


 右から迫る雷を“カミゴロシ”で吸収。


 そのままの勢いで回転を加え「七星×蒼炎雷。」

 八陣を突き破り迫る咆哮に放つ。


 けたたましい轟音とともに咆哮爆散。


 火の女神は表情を変えることなく、

「うむ、このわらわがピースを掛け違えるとは、最初の一閃か?」


 左足を真っ黒な炭にし、刀を支えに立ち上がるジー。

「やっとかよ。こいつは“カミゴロシ”だぞ。」


「そうならぬように最初の一閃は蒼炎で回避したはずじゃが。」

 火の女神の蒼炎が仄かにズレる。


「一閃は切ることに特化した剣技じゃない、崩すことに重きを置いているんだ。

 お前は立体神パズル“火の女神”、ワンピース、確かに崩させてもらった。」


 ジーは一息吐くと、次の剣技の構えとうつる。


「何と、わらわのピースを崩すとは。恐るべきじゃな、その魔刀は。

 じゃが、わらわは解体からの再構築にて、再び復活するぞよ。」


 火の女神は口角を釣り上げて、表情を崩す。


「わかってるよ、俺は時間稼ぎをしに来ただけだ。

 後のことは後のやつに任せるさ。」


 ジーは最後の気力を振り絞り、

「剣技“ココノツ”のニ、サン、シ…。」


 火の女神に向けて、二条、三界、四列。


「うむ、二条にて空間を破断、三界で別界へ、四列において封じ込めとは、

 恐れ入る。これでさぞ時間稼ぎになるじゃろうなぁ。」


 火の女神はどこか楽し気にジーの剣技を真正面から受け、

 この世界から薄れていく。


「再びこの世界に顕現するときは、お前はおぬか…。」


 大地は静かにたたずみ、空は雲一つなく、蒼く澄み切っている。


 ジーは大の字で大地に寝そべり、空を見上げてつぶやく。

「疲れたぁ…。

 帰って、酒でも飲んで、明日の準備して寝よう。あぁ、明日は休みだっけ?」


 ジーは目を閉じ、瞑想する。


 終幕


とりあえず、書いてみました?

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