~ハーブの香りと髪結い達人~
なにげない、ヴァンパイア家族の日常。
日常に潜む非日常を初心者が綴りました。
2:2:0の声劇台本です。
初心者の2作目の作品ですが、よろしければ使用してみてください。
よりよいものにする為、日々頑張ります。
BGMをつけるのはOK
キャス画はこれじゃないとだめ!というものはありません。
所要時間は10~15分ほどです。
自作発言禁止。
録画が残っておりましたら、聴きに行くかもしれません。
月夜の晩に会いましょう~ハーブの香りと髪結い達人~/作者:香乃木雪兎
2:2:0の声劇台本です
学(17):♂
ヴァンパイアハーフ
渚の兄で面倒見のよいツッコミ役
勇登(40):♂
学と渚の父で人間。
自然の植物を育てて薬効高いものにして販売する仕事をしている。
渚(14):♀
力の強いヴァンパイアハーフ
学の妹でお嬢様口調
瑠璃(670):♀
見た目年齢は若い
純粋なヴァンパイア
勇登の妻であり、学と渚の母。
配役表
学♂:
勇登♂:
渚♀:
瑠璃♀:
ーーーーーーーーーー
渚:━━お兄様は優しい、優しさ故に気苦労は耐えないのよね━━
学:━━妹はかけがえのない家族。両親ももちろんのこと━━
渚:━━私達、ヴァンパイア家族の日常が始まりますわよ━━
(間)
学:「ふぁ~...おはよー、父さん。あれ?母さんや渚は寝てるのか」
勇登:「おぅ、おはようさん
母さんも渚も昨晩楽しそうに喋っていたからな、寝るのが遅くなったんだろうな。
第一、力が強いと、月光を浴びる事によって力はより強まるからな。能力向上にいい」
学:「早寝早起きするから力が弱い方なのか...徹夜してみるか」
勇登:「はっはっはっ!背が伸びなくなるぞー。俺の遺伝もあるだろうから、無理はするなよ」
学:「うぐっ、背が低いのは嫌だな」
勇登:「170cmはあるだろう?まだ平均だから気にする事はないさ」
学:「それでも満足できないつーか...」
勇登:「そうかー。牛乳とビタミンDを日光浴で取り入れてな、知ってるか?
日光浴びるとビタミンDが体内で作られるんだ。
あと筋トレも大事だな。たんぱく質摂取した上でな」
学:「く、詳しいな」
勇登:「栄養価、植物の専門家を甘く見るんじゃないぞ。はっはっはっ」
渚:「んー...なにやら楽しげな笑い声が聞こえるわ」
学:「お、渚ーおはよう!よく眠れたか?」
渚:「おはようございます、今日もいい朝ですわね。
ええ、しっかりと。お兄様、髪を結ってくださるかしら」
勇登:「学は髪を結うの上手だからなー...甘えてこい!渚」
学:「俺か、まぁ...いいが。どういう感じにしたい?希望あれば言ってくれよ」
渚:「では、編み込みしてお団子にしてくださいます?」
学:「承知!」
(学のノリのいい鼻歌が5秒ほど)
瑠璃:「あら、おはよう。勇...っと学と渚はいつも仲良しねぇ♪」
勇登:「おはよう、瑠璃。しっかり眠れたか?」
瑠璃:「ええ、しっかりと」
学:「おはようー。母さん」
渚:「おはようございます。お母様」
勇登:「瑠璃。後で血ぃ飲むか?赤い薔薇で足りるならそれでいいんだが」
瑠璃:「そうねー...大丈夫よ。足りてるわ。
さて、朝の栄養補給~っと♪今朝も赤い薔薇がとても元気ね」
渚:「お母様の薔薇からエネルギー吸い取るのはいつみても神々しいわ...」
学:「あ!編み込みがずれた...じっとして。渚」
渚:「わかりましたわ」
勇登:「あ、そろそろ庭見てこないと。水あげないとな」
学:「おぅ、いってらっしゃい」
渚:「いってらっしゃいまし」
瑠璃:「私は家事でも。学も渚も朝食は食べてなかったわよね?
簡単なものならすぐ作れるから、待ってて頂戴」
学:「はーい」
渚:「わかりましたわ、お母様...蒸し鶏のサラダ作ってくださいます?」
瑠璃:「渚ー。たまには口調砕けてもいいのよ?癖なのね...ふふふ(笑)」
(間)
瑠璃:「さぁ、できたわよー。召し上がれ」
学:「いただきます!」
渚:「いただきます!」
瑠璃:「学は手先器用ね、お父さんに似たのかしら」
渚:「お兄様、とてもすごい(ボソッという)」
学:「ん?何か言ったか?渚」
渚:「いえ、何も言っていませんわ」
瑠璃:「ふふふ(ほほえましく笑う)」
勇登:「ふぅ...戻ったぞー」
瑠璃:「おかえりなさい勇、ご飯できているわよ」
勇登:「えのきの梅肉和え、豆腐ハンバーグ、豆腐とわかめの味噌汁、五穀米、トマトジュース
あとは、渚の大好物の蒸し鶏のサラダか。美味しそうだな」
(間)
学:「美味しかったー!ごちそうさまでした♪」
渚:「ごちそうさまでした...」
勇登:「今日もありがとうな」
瑠璃:「あらぁ♪┃勇ったら、褒め上手ね」
勇登:「瑠璃...」
瑠璃:「勇登...」
学:「これは...二人だけの世界にした方がいいかな」
渚:「そうね...仲良しはいいことだわ」
学:「庭を散歩でもするか」
渚:「ハーブの香りがとてもいいですわよね」
(間)
渚:「製剤でなにか作ってみたいですわ」
学:「いいな。何が必要なんだろう...父さんに聞いてみるかな」
渚:「お父様なら色々もっていそうですわね」
学:「昔さ、同じように庭を散歩していた記憶が」
渚:「お父様とお母様が大喧嘩した時の気がしますわ」
学:「あはは、あれは長引いたよなー。母さんが、父さんにプリン食べられた!とか騒いでさ」
渚:「そうでしたわ。結局はお母様が食べたの忘れていての結果でしたものね。ふふ(笑)」
学:「あれから、ラブラブ度増したもんな」
渚:「あら、あのお花窓辺に飾ろうかしら...♪」
学:「その案、いいな!」
~回想~
瑠璃:「勇っ!私のプリン食べたでしょう!!」
勇登:「え!何を...食べてないぞ?!」
瑠璃:「数量限定の、北海道牛乳濃厚プリン...(怒)」
勇登:「だから食べてないって」
瑠璃:「買ってきて」
勇登:「えっ!」
瑠璃:「今すぐ買ってきてよ!」
勇登:「もう22時だぞ...お店閉まっているし、さっきから食べてないって言ってるだろう」
瑠璃:「ぷーりーんー!!(半分泣き。半分怒りつつ)」
(間)
学:「渚が珍しく、涙目になってとめていたものな」
渚:「ええ...悲しかったのです」
学:「(渚の真似)私の手作りプリンでいいならいくらでも作るからぁ~~~!」
渚:「やめて...///真似しなくってもよろしくてよ」
学:「照れてもいいんだぞ(ニヤニヤ)」
渚:「いつの間にか、頭ぽんぽんまで...髪型崩れますわ。せっかくお兄様が結って下さったのに」
学:「また結ってやるさ。」
渚:「お父様の育てているハーブの香りが髪についてる・・・嬉しくなりますわ」
学:「これは...ラベンダーの香りかな」
渚:「何でしょう...薔薇な気もしますわ。甘い香り」
学:「そろそろ、戻るかー」
渚:「そういえば、お母様とお父様のなれそめ。どんな感じだったのでしょう。気になりますわ」
学:「それ...俺も気になっていた。帰ったら聞いてみるか」
(間)
瑠璃:「はっ、二人は?」
勇登:「庭を散歩しに行ったみたいだな」
渚:「戻りましたー!」
学:「ただいまー」
瑠璃:「おかえりなさい~。渚、学。お散歩は楽しかった?」
渚:「お母様!お話がありますの」
瑠璃:「なぁに?突然」
渚:「お父様とのなれそめってどういう感じでしたの?」
勇登:「それはだな...」
瑠璃:「ふふふ、興味あるのね♪話しますわ~」
(間)
勇登:「今夜は月が綺麗だな...帰宅遅くなるかな。月見酒してみたいな」
瑠璃:「...ぅう」
勇登:「おや...あれは!」
瑠璃:「お腹空いたぁ...」
勇登:「お嬢さん、どうされたのですか?」
瑠璃:「はっ...いえ...私は」
勇登:「立てますか?お困りなのですか」
瑠璃:「はいっ!大丈夫です(いけない...しっかりするのよ、瑠璃)」
勇登:「えっ。翼が...?!」
瑠璃:「ち...血を」
勇登:「っ...ぅう!」
(二秒間を置く)
瑠璃:「はっ、私はいつのまに」
勇登:「落ち着いたかい?」
瑠璃:「ええ...。わ、私の事怖くないの?」
勇登:「怖くないさ。甘い薔薇の香りがしたから、悪い人じゃない」
瑠璃:「貴方は...優しいのね。いつもなら私は退治される側だもの」
勇登:「こんなに素敵なお嬢さんを?」
瑠璃:「素敵...そんなわけない!!ヴァンパイアなのよ人間じゃない。血を吸わないと生きていけないの」
勇登:「だからなんだい。」
瑠璃:「え...」
勇登:「僕は君にひと目惚れした。好きになったんだ」
瑠璃:「急に言われても...」
勇登:「では、こうしよう。月が綺麗な晩にまたココへ来よう。約束するよ」
瑠璃:「それでどうするの?仲良く...なれるの?」
勇登:「なれるさ。大丈夫」
瑠璃:「約束するわ...また来る」
(間)
勇登:「という感じだな」
瑠璃:「えへへ、照れるなぁ~」
勇登:「この経緯があって、瑠璃と両思いになれたんだ。月夜の晩に感謝だな」
瑠璃:「勇ったら情熱的でね、ふふふ」
渚&学:「二人とも顔真っ赤」(タイミングがずれても可能)
渚:「教えてくださってありがとう!(くすくすと笑う)」
学:「過去の出会い聞けてよかった(くすくすと笑う)」
渚:━━思い出話に花が咲き━━
学:━━あっという間に時間は過ぎ去る━━
渚:━━私達の物語はまだ続く━━
学:━━ささやかな日常を見失わないように進んでゆく━━
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