表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の心霊的な日常  作者: なかむらこむぎ
17/23

孤独

深夜、(ダチ)の下宿先で麻雀をして帰るときの事だった。

古い一軒家の屋根から淡い光の玉がスーっと出てきた。


ああ、あの家で誰か死んだのか。


見覚えのある光景だったから、俺は慌てることも警戒することもなく、ぼんやりそれを眺めていた。


光の玉は屋根の上を二、三回周回すると、踊るようにくるくると回りながら、夜空に昇っていった。


ずいぶん楽しそうだ。

さぞかし充実した人生だったのだろう。


俺はちょっと羨ましく思いながら、月に向かって昇る魂を見ていた。


それから一ヶ月ほどして、例の家から孤独死した老婆の遺体が発見された。

家の中は酷い状態だったらしい。


2020年1月一部改稿

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ