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プロローグ

この作品はリメイク作品です。

にも関わらず成長していない文章力、テンプレおk!って人は生暖かい目でみてやってください。


作者が末期の自キャラ可愛い病患者(イーリス可愛い)なので、イーリスの容姿をとにかく褒めまくってます。俺TUEEEEというより私KAWAIIIIです。そういうのに嫌悪感を感じる人は今すぐブラウザバックすることを推奨します。

 都内某所…そこに夜も更けて多くの住人が床に就く為明かりを消す中、一つのアパートの部屋は未だに光り輝いていた

 

「ふぁ…あぁぁ~~~~…やっと終わった…今何時だ?ってもう4時じゃねえか。今から寝ても3時間しか寝れないしこのまま起きてるか。」

 

 完全に堕落しきった発言をした男の名前は黒川彰人。

 

 中肉中背、友達が特別多くもなければ居ないわけでもない。そして、並みの顔に頭も並みで一浪はしたが中堅大学に通う、量産型文系大学生の二年生だ。

 周りと違う点をしいてあげるとすれば、量産型文系大学2年にもなれば、彼女の一人や二人といった女性経験は、これまでに居てもおかしくはないのだが、性格的にインドア系大学生なので、女友達はそれなりに居ても、友達以上恋人未満に以上に進んだことがないので彼女居ない歴=年齢(21)といったところくらいだろう。


 趣味は、ゲーム、アニメ、漫画、web小説、ライトノベルなど所謂ヲタク文化を主に好み、自室の棚には長らく買い込んだ大量の漫画やゲームのパッケージがぎっしりと詰まっている。

 …なお、その奥には人には見せれないピンク色の漫画やゲームのパッケージなども詰まってたりする。

 家は一人暮らしのアパートなので止める人が居ないために、そのまま徹夜を決めたようだ。ちなみに2年も独り暮らしをしていると独り言も自然と増えてしまったらしい。


「はぁ~~まさかレアボスのPOPに出くわすとは思わなかったな。しかも時間がもう夜遅くだったせいで人全然集まらなくて狩るのに滅茶苦茶時間かかっちまった。おかげでいい素材は独占できたんだが、必修が1限にあるせいで徹夜するハメになっちまったな…あのクソ教授も何も1限にしなくたっていいのに」


 どうみても必修を落としかけている彰人が悪いのだが、そんな事に自覚する訳もなくグチグチと文句を言いながら狩場から街へ帰還したところでなにやらSEが鳴る。


「この素材で何作ろうかな~…ん?新規メール…?しかも運営から?」


 彼がやっているゲームの運営からは定期的に様々なキャンペーン情報がメールに送られてくるが、基本的にログイン時1度しか送信されない。

 しかし、今プレイ中にこうして運営メールが来るというのは今まで一度もなかったので、不審に思いながらもその内容を確認する。すると…

 

「何々…新作のテスタープレイヤーに選ばれました…?……んえぇえっ!!??」


 徹夜明けの眠気はすっかり吹き飛び、慌てて椅子にもたれた体を起こしてディスプレイを間近で確認する。その内容は、限定時間にのみPOPするレアボスを討伐した中の更に、ごく一部の抽選に選ばれたプレイヤー2000人を対象とした、新作のテスタープレイヤーを募集していて、その中に黒川彰人が選ばれたという内容だった。

 

「新作…すげえ!なんていう剛運だ!!!アディの新作をテスターとしてプレイできるなんて…!勿論参加するに決まってるじゃないか!!参加手続きをするには…このURLだな!!」


 すぐさまクリックをすると、ブラウザが立ち上がりパスコード入力画面が表示される。その中に先ほど送られてきたメールのパスコードを入力すると、なにやら真っ黒い背景と共に様々な規約が書かれた文面が現れる。

 

 開発段階のテスタープレイヤーというのは、こういったゲーム内の情報を漏らしてはいけない規約を結ばされるというのを聞いた事がある彼は、特に疑問を思うこともなく、軽く読み飛ばした後に、すぐさま同意のチェックボックスを押して、参加決定を押す。すると…

 

「んん…?何々…?おめでとうございます!貴方は2000人の中のたった一人の新機能テストプレイヤーに選ばれました!この機能は新作の舞台であるシュース大陸に前作のプレイデータを使用して、現実のアディ世界として生活することができる代わりに、こちらの世界には戻ってこれなくなる機能です。この機能を試して見ますか?なお、これは一度拒否をしますと参加権限は剥奪され、二度と選ばれることはありません。ご注意ください…?なんだこりゃ?要するに2000人の中から選ばれたってことかな。勿論試して見るに決まってる!」


 突然の意味不能な説明により少々混乱するが、徹夜明けで判断力が鈍っていた彼は特に深く考えもせずに決定ボタンを押す。すると更に警告文のような物が突然表示され、そこにはこう書いてあった


{これを使用すると二度とこの世界には戻って来れません!それでもいいですか?}


 すぐさまOKを押す。すると更にもう一度…

 

{最後の確認画面になります!本当によろしいですか?承認すればこの世界から存在は抹消されてあなたはシュース大陸の住人として生きていくことになるでしょう。それでもよろしいですか?}


「なんだ?随分と念入りな確認だな。それだけ最近は色々とうるさいんだろうな。勿論…OKだ!なんでもいいから早くシュース大陸を探索させろ!」


 そして、特にためらうこともなく最後の警告と思われる文を読み流しつつ【OK】を押す。


{承認しました。それでは新しい人生と新しいアディの世界の暮らしをお楽しみください}


 そこまで表示され、なにやら不審に感じた彼はふと先ほどまでの文章を思い返す

 

「ん…?あれ?なんかもしかして結構重要な選択だっ…」


 そこまで考えたところで突如ディスプレイのモニターが光り輝き、思わず目を閉じるのと同時に意識を失うのだった。

 

 

◆◇●◇◆



 …うぅん?なんだ?なんか眩しいな。全く、徹夜明けなんだからゆっくり寝かせてくれよ。


 …あぁもう!ったく仕方ないな、起きるとするか…って…な、なんだ?どこだここ?湖の畔か?こんな大きな湖と木に囲まれた地形なんて近所にはなかったぞ?

 …そうか、わかったぞ!これは夢だな?こんなにはっきりと夢と認識できるなんて初めての経験だけど明晰夢って奴だな?話に聞いた通りなら思った事が……ん?なんだか頭に少し重みを感じるような…


「んっ?…えっ??ええっ???」


 驚きが3回。まず頭に重みを感じて手を回したらサラサラした最高の手触りを感じるのだが、それが触るたびに引っ張られる感覚が伝わるので俺の髪の毛で間違いない事。

 

 次に視界を下に向けると素人目でもわかるほどの細部にまで施された意匠の凝らした刺繍の装飾や胸元についた小さな青いリボン、先ほどの髪の毛に負けぬほどの手触りを感じる生地でできた高そうな服を着ていること。

 

 そして最後に…声だ。…声?今の声って他の人の声だよね??俺はこんな透き通るような声してないはずだぞ??い、いや、気のせいだろう。…もう一度だけ声を出してみよう。


「ハ、ハローワールド……」


 ………はっ!

 ま、まてまて。俺、声に聞き惚れてる場合じゃない。というか、この声どっかで聴いたことのある声だぞ?

 そう、それこそつい先ほどまでやっていたゲームキャラであり俺の嫁であり愛娘……まさか!?!?


 すぐさま俺は、自分の今の格好を見るために湖面へと駆け寄ると、そこには見慣れているはずだが、実際には目にしたことが無いほどの美女が自分を驚愕した顔で、見つめていた。


 瞳の左目はエメラルドのような翠眼、右目はアメジストのような目で所謂オッドアイと呼ばれる眼をしているだ。

 鼻筋の通った高めの鼻、グロスを塗ったかのようなピンク色の瑞々しい唇、そして目の形からは優しげな印象を感じる。

 

 髪型は編みこみハーフアップと呼ばれる髪型で腰まで伸びた絹糸のような美しい銀色の髪は光に照らされてキラキラと輝いている。

 着ている服は白ワンピースに袖が分離した状態で付いていて、露出した肩から白く透き通った陶器のような肌が露出している。

 イメージとしては腋巫女やカタコトで喋る戦艦娘のように肩や腋が露出している服のような形といえば分かりやすいだろうか? 

 背も女性としては高めなようで、胸も身長にあわせた大きさなのか足元が見えないくらいにはある。まさに全てにおいて俺のストライクゾーンど真ん中な女性と言える。


 最後の極め付きは大きく露出した背中から伸びる白く大きな翼で広げれば横幅は2m半近くにもなりそうだ。頭に輪っかこそないが、その見た目はまさしく天使そのものといえるだろう。


 そしてそんな女性を何故いきなり褒めまくったのか?それは俺にとってはまさに愛娘のような存在であり、同時に最高の相棒と嫁である「イーリス」というゲームキャラがそのまま出てきたような人物が湖面に映ったからだ。

 

 いや、というかこれはもうどうみてもイーリスそのものだろう。背中に翼があるし、ここまで完成された人間というのは俺は見たことがない。まぁ正確には人間ではないのだが…

 しかしまさかイーリスが液晶が出てくるなんて思いもしなかったな。重度の自キャラ可愛い病患者である俺にとっては非常に喜ぶべきこと…なのだが、俺は諸手を挙げて喜ぶことができない…

 何せさっきから一挙手一投足俺の動作と完全に一致している…つまり目の前の愛娘が俺であるということだからだ。


「ま、まじか…いや、確かにまず最初にイーリスに夢でもいいから会ってみたいとは思ったけど俺がイーリスになるのか…本人に会ってみたいのに変に不便な明晰夢だな……本当に夢だよな?ちょ、ちょっと水を触ってみよう」

 

 指先を少し水に漬けてみる。すると指先に水に触った感触とひんやりと冷たい感覚が明確に伝わってきた。

 

「ず、ずいぶんとリアルな夢だな……コレ夢だよな?ちょっと頬をつねってみよう…い、いてて!!痛いぞ!?」

 

 起きるために少し強めにひねったせいでジンジンとした痛みを感じる…これでも起きないのか?

 

「よ、よし今度は顔を洗ってみよう。ここまですれば流石に!」

 

 朝の日課で洗顔をする要領で顔に水を叩きつけるが…

 

「んんっ!つ、つめたっ!」

  

 お、おぉ?感覚まで凄くリアルだな…い、いや、でもいくら明晰夢にしたってリアルすぎないか?…まさかこれは現実なのか?

 

 けどイーリスになるなんてそんなこと…こんなのまるで俺がよく読む異世界小説物そのものじゃないか!そんなのは本当に起こるわけがない。夢に決まっている…のだが、風が頬を撫でる感覚。長い髪の毛が風になびいて引っ張られる感覚。濃密な草の匂い、そして先ほどから起きるためにしているアレコレのリアルな感覚を突きつけられてもなお夢だと思える程俺は鈍感ではないつもりだ。

 

 つまり今、俺は本当にイーリスになってしまったということになるのだが、もう何がなにやらさっぱりだ、どうしてこうなってしまったんだ…確かに俺はついさっきまで自分の部屋でアディを……アディ…を…

 

「ああああーーーーーッッ!!!」


 そう!思い出した!新作のテスタープレイヤー2000人の一人に選ばれてしかも更にその中の一人だけにできる新機能を使用できるとかで…その機能が新作の世界に入れるが二度と戻って来れないとかなんとか……あ、アレってマジだったのかよ…

 

「そ、そんな…マ、マジで…?ここってマジでゲームの世界…アディなのか…?」 

次話も5時に投稿します。

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