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コトの年代記  作者: 綿雪 ミル
七幕
32/36

収穫祭Ⅰ

夏休みが終わり秋が来た…街は収穫祭の準備の真っ最中だ!

この国【ミルフィーユ王国】には年に一度、秋の季節にその一年で収穫できた食物に感謝するためのお祭りがある。また、現在では収穫祭は食物だけでなく家族、友人、恋人と言った様々な人に感謝をするためのお祭りにもなっている。

そして、ここ王都ミルでは国内で最大の規模を誇る収穫祭が開かれるのだ!


収穫祭にはもちろん学園も参加するため初等部、中等部、高等部の生徒会と教員は大忙しである…


✕✕✕✕✕✕

ミルフィーユ魔法学園・中等部生徒会室


「コトさんとナターシャはこの仕事をお願いします! ソニアとソフィアさんはこの仕事を…」


長い茶髪を一つにまとめ真剣な表情で書類整理をしながら指示を出す中等部生徒会会長イリア・クロードの姿があった。

コトたちが渡された書類には街の住人からの依頼が書いてあった。学園の生徒達は主に収穫祭前日までの準備を住人たちと協力し行うので依頼が殺到するのだ…危険なモンスター退治や採取作業はコトの師であるシャルルなどが所属するそれぞれのギルドに回されるのだが、街中での作業は基本学園に回ってくる。


✕✕✕✕✕✕


「えっと…中央広場設営手伝い、北側の飾りつけの手伝い、食材運搬の手伝い…と」


街道を歩きながら書類に目を通していた金髪の少女ナターシャが隣で歩く銀髪の少女に語りかけるように呟いた。


「広場の設営と北側の飾り付けが一番時間かかりそうだね…とりあえずはここから一番近い中央広場かな?」


銀髪の少女コトはそう言うと苦笑しながらナターシャの顔を覗き込んだ。ナターシャは少し顔を赤く染めると「そうね!」と言って早歩きで中央広場に向かおうとした。


「あれ?お姉ちゃん今顔赤かったよ、熱でもあるんじゃ?」


「大丈夫大丈夫なんでもないから!」


「それならいいんだけど…」とコトは安心したように呟きナターシャの後を追った。


-上目遣いのコトが可愛かったなんて言えない…-とナターシャは思っていた。


中央広場に着くと2人はそこの担当をしていた人に話を聞きテーブルやイスを運び設置していった。人手が多かったのか広場の設営は思ったよりも早く終わり2人は次の目的地である街北部を目指したのだ。


✕✕✕✕✕✕


その頃ソニアとソフィアは街の南側にいた。


「一先ずはこれで終わりかな?」


街灯の飾り付けを終えたソニアがソフィアに尋ねた。


「そうね、次は……東側の飾り付け…」


「え!? また…飾り付け…?」


「そう…みたい…」


ソフィアもソニアも苦笑せずにはいられなかった…


「仕方ない! 行きますか!」


ソニアはそう言うと歩き始めた…ソフィアもそれを追うように歩き始めたのだった。


✕✕✕✕✕✕


数時間後、北側の飾り付けを終えたコトとナターシャは収穫祭の出店で使う食材の運搬を手伝っていた。


「すっごい量だね〜!」


馬車の荷台に積まれた食材の量を見たコトは驚きの声を上げた。

コトとナターシャの仕事はこの食材を荷台から街で一番大きなレストランに運ぶことだ…


食材を全て運び終わる頃には夕刻になっていた。


「そろそろ学園に帰ろっか。」


「そだねお姉ちゃん!」


コトがそう返すと2人は並んで歩くのだった。


-余談だが夏休みが開けた時人前でコトに「お姉ちゃん」と呼ばれたナターシャはコトにお姉ちゃん呼びは恥ずかしいからやめてと頼んだのだが、何故かコトはこの呼び方に関しては一切譲らなかった…-

ホントは夏休みの大武闘会について書こうと思っていたのですが…話まとまらなくて省きましたm(*_ _)m

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